終了プロトコル

I/O 出口は、レコード・レベルのサポートを提供しています。File Manager は I/O 機能をすべて実行し、 出口はレコードが読み込まれた後、または書き込まれる前に、そのレコードを処理することができます。出口は以下のプロトコルをサポートしています。
初期化
出口が、指定されたデータが出口によってこれから処理されることを示し、サポートされる機能に関する情報を戻します (データ・セットにつき 1 回)。
開く
File Manager がデータ・セットをオープンし、データに関する重要な情報を提供します (データ・セットにつき複数回が可能)。
一連のレコード・アクセス呼び出しは以下の機能をインプリメントしています。
  • レコード読み取り
  • レコード書き込み

処理されるレコードは、入力バッファーに用意されています。出口はデータを処理し、出力 (レコード) 長を設定しながら出力バッファーに戻します。長さ 0 の出力レコードは、処理がレコードを変更せずに入力レコードを「そのまま」使用できることを示します。

読み取り/書き込み処理中の任意の時点で、 出口が、現行データ・セットをこれ以上処理しないほうがよいことを示す場合があります。File Manager は 読み取り/書き込み処理の出口呼び出しを停止し、出口に関与せずに処理を継続します。この場合も、クローズおよび終了の呼び出しが行われます。

注: 読み取りおよび書き込み要求は、ランダムなレコード順で発生することがあります。このような順序に基づいてデータ処理を想定してはいけません。このことは、順次データ・ストリームを必要とする一部の暗号化テクノロジーには重要です。

エラー・コードが設定され、出口によって戻されたメッセージがユーザーに対して表示/印刷される場合があります。コードには、現行機能を即時に終了するものもあれば、処理続行を許可するものもあります。出口によって非ブランク・メッセージが戻されるたびに、戻りコードにかかわらずメッセージは表示されます。出口によって戻されるメッセージについては、I/O 出口から File Manager に常に戻す必要がある情報 も参照してください。

閉じる
出口から戻った後、File Manager がデータ・セットをクローズします。
終了
出口は必要な「クリーンアップ」処理を実行します。