FM/Db2 監査機能のカスタマイズ

FM/Db2 は監査ログ・レコードを SMF または監査ログ・データ・セットに作成できます。

監査が不要な場合は、以下のようにします。

  • FMN2SSDM モジュールの FMN2POPT マクロ指定で AUDIT=NONE を設定します。FMN2SSDM によってアクセスされる Db2® システムごとに 1 つの FM/Db2 が指定されます。監査が不要な FMN2SSDM 指定ごとに AUDIT=NONE を指定します。

    詳しくは、監査を参照してください。

  • FMN モジュールの FMN2POPT0POPI マクロ指定で SMFNO=0 を設定します。詳しくは、SMFNOを参照してください。

この章でこれ以降に説明されているカスタマイズはスキップして構いません。

File Manager には、FMN2POPT について監査レコードを作成するかどうかを制御するために異なる 2 つの方式 (FM/Db2 で制御される監査、および SAF で制御される監査) が用意されています。これらは、FM/Db2 監査を制御するための代替手段で詳細に説明しています。

File Manager Db2® 監査機能に必要となるカスタマイズを判別するには、以下のチェックリストを使用します。

1. FM/Db2 監査のカスタマイズのためのチェックリスト。この表は選択項目と決定事項をリストにするものです。

選択項目とユーザーの決定事項が示される 2 列の表。

監査カスタマイズ選択項目 決定事項 (はい|いいえ|適用外)
1.FMN2POPT オプション・モジュールを使用して監査を制御する
2.SAF 規則および SYS1.PARMLIB メンバーを使用して監査を制御する
3.SAF 規則を使用して (SYS1.PARMLIB に対する変更なしで) 監査を制御する
4.監査レコードはデータ・セットに作成される
5.監査レコードは SMF に作成される

選択項目 1 から 3 までは、いずれか 1 つの選択項目に対してのみ「はい」と記入します。他の 2 つの選択項目に関しては、「適用外」と記入します。

選択項目 1 に対して「はい」と記入した場合は、選択項目 4 と 5 のいずれかに対して「はい」と記入します。「はい」と記入しなかったもう一方の選択項目に関しては、「適用外」と記入します。

選択項目 2 または 3 に対して「はい」と記入した場合は、選択項目 4 と 5 の一方または両方に対して「はい」と記入します。両方の選択項目に対して「はい」と記入した場合は、重複ロギングを実行することになります。重複ロギングは、SAF で制御される監査でのみ使用できます。

チェックリストを完成させたら、以下の表を使用して、カスタマイズ選択項目ごとに必要となるカスタマイズを確認します。チェックリストにおいて決定した事項が はい だった場合にのみカスタマイズを行います。

2. 監査カスタマイズ選択項目のカスタマイズ手順。この表は選択項目と関連アクションをリストにしたものです。

選択項目と関連アクションが示される 2 列の表。

カスタマイズ選択項目 実行すべきセクション
1.FMN2POPT オプション・モジュールを使用して監査を制御する
2.SAF 規則および SYS1.PARMLIB メンバーを使用して監査を制御する
3.SAF 規則を使用して (SYS1.PARMLIB に対する変更なしで) 監査を制御する
4.監査レコードはデータ・セットに作成される
5.監査レコードは SMF に作成される