DROP
文字ストリング DROP は、現行レコードを基本出力データ・セットに書き込まないよう、File Manager に指示します。RETURN 命令に DROP を指定することによる効果は、以下のように、使用する File Manager 機能またはパネルによって異なります。
- DSC または「Copy Utility (コピー・ユーティリティー)」(オプション 3.3) の場合には、現行レコードはターゲット・データ・セットにコピーされません。
- DSP または「Print Utility (印刷ユーティリティー)」(オプション 3.2) の場合には、現行レコードは印刷されません。
- DSU の場合、変数 OUTREC の中のデータに変更が加えられていたとしても、現行レコードは更新されません。
- DSEB の場合、現行レコードに対して UPDATE 関数が既に呼び出されていない限り、現行レコードは更新されません。
このストリングが、DSC 関数またはデータ・コピー・ユーティリティーと一緒に実行される REXX プロシージャーにより戻され、REXX メンバー選択が指定されている場合、これは引数ストリングなしの RETURN として扱われ、警告メッセージが出されます。後続のレコードは、メンバーの DROP または PROCESS のどちらを行うかが決定されるまで、REXX プロシージャーに渡され続けます。
いくつかの例を示します。
RETURN 'DROP'
Return 'Drop'
Return drop /* assumes no variable named 'drop' has been assigned */