Java ダンプ・データ・セットの選択

分析対象の Java ダンプ・データ・セットの指定は、最初に Fault Entry List 画面からFile > Analyze MVS Dump Data Setを選択することによって行われます。

このオプションにより、Analyze MVS Dump Data Set 画面が表示され、この画面で MVS ダンプ・データ・セット名を入力できます。CICS ダンプ・データ・セットの選択 に、この画面の例が表示されています。

分析中のダンプで Java アクティビティーが検出された場合、非同期 DTFJ 処理が実行されている間に、ヒストリー・ファイルの障害項目を早期に作成する必要があります。そのため、Create Java Fault Entry 画面の例 に示すような Create Java Fault Entry 画面が表示されます。

1. Create Java Fault Entry 画面の例
┌─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Create Java Fault Entry                                    Line 1 Col 1 76  │
│ Command ===>                                              Scroll ===> CSR   │
│                                                                             │
│ To create a fault entry for this Java dump, specify a history file data     │
│ set name and press Enter, or press PF3/PF12 to cancel the fault entry       │
│ creation and continue the analysis with incomplete Java information.        │
│                                                                             │
│ History file DSN. . . . . : 'NWILKES.HIST'                                  │
│                                                                             │
│ *** Bottom of data.                                                         │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
│                                                                             │
└─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

IDIS サブシステムによって管理されており、かつ UPDATE アクセス権限以上の権限が自分にあるヒストリー・ファイルを指定します。Enter キーを押して障害項目を作成し、Fault Entry List 画面に戻ります。MATCH が自動的に実行され、作成されたばかりの障害項目のみが表示されます。

注: Fault Analyzer Java DTFJ 処理は、MVS ポスト・ダンプ出口 IDIXTSEL がインストールされ (詳細についてはMVS ポスト・ダンプ出口のインストール IDIXTSELを参照)、IDIS サブシステムが始動されている (詳細についてはFault Analyzer IDIS サブシステムの使用を参照) ことを必要とします。

DTFJ_Status 列が表示されるように Fault Entry List で選択している場合は、Enter キーを押し続けることによって値を更新し、DTFJ_Status にFinishedと表示されるのを待つことができます。この時点までに、非同期 DTFJ 処理によって障害項目に情報が追加されます。このため、I 行コマンドを使用する後続の再分析では、使用可能な Java 情報をすべて含む分析レポート一式が表示されるようになります。

Create Java Fault Entry 画面で PF3 または PF12 を押すと、早期障害項目作成がスキップされますが、分析は続行されます。この場合、ダンプ分析は Java アクティビティーが検出されなかったかのようにして実行され、分析が終了した時点で、代わりに、ユーザーに障害項目を作成するように要求するプロンプトが出されます。