ユーザー定義の異常終了コードの説明

IDIHUSRM 内の異常終了コード説明ヘッダー・レコードのフォーマットは以下のとおりです。
1. 構文

1 :abend.abend_code
それぞれの意味は以下のとおりです。
abend_code
3 文字の接頭部と、その後に 4 桁のユーザー異常終了コードが付いたもの。大文字小文字の区別はありません。例:
XYZ0001
prd1234
zzz0999
これらはすべて有効な異常終了コード指定です。

3 文字の異常終了コード接頭部は、ユーザー異常終了が発行されたロード・モジュール名を識別するために使用されます。つまり、異常終了が発生したロード・モジュール名の最初の 3 文字は、指定された異常終了コード接頭部と一致しなければなりません。この一致により、異なるロード・モジュールから同じユーザー異常終了コードを発行でき、それぞれに固有の説明を付けることができます。

:abend. は 1 桁目から開始する必要があることに注意してください。
以下の例では、2 つのユーザー異常終了が定義されています。U1888 異常終了は、名前が MD1 という 3 文字で始まるロード・モジュール (例: MD100P) によって発行される可能性があります。U0016 異常終了は、名前が EXT という 3 文字で始まるロード・モジュール (例: EXTMAIN) によって発行される可能性があります。IDIHUSRM は以下のように指定されます。
:abend.MD1888
An error occurred when attempting to write the invoice
to DDname SYSPRINT.
:abend.EXT0016
Incorrect EXTRACT option specified.
The problem might be one of the following:
  - Invalid range
  - Typo
Respecify and try again.

LOOKUP コマンドを使用すると、ユーザー定義の異常終了コード説明が「Abend Codes」メイン・カテゴリーのサブカテゴリー「Other Abend Codes」の下で、3 文字のロード・モジュール名接頭部に従ってさらに複数のカテゴリーに分類されて表示されます。