エクスポートされるデータの形式
- Db2® (File Manager 内部) 形式
- Db2® 外部 (またはアンロード) 形式
- Db2® DSNTIAUL アンロード形式
- コンマ区切り形式 (CSV 出力)
- ユーザー定義形式
- コピーブック・レイアウト形式
出力形式は、「Export Options - (2 of 3) (エクスポート・オプション - (3 の 2))」パネルで選択した「Data format (データ形式)」オプションによって変わります。
データを Db2® (File Manager 内部) 形式でエクスポートするには、オプション 1 (「FM/Db2 (SQLDA) format ((SQLDA) 形式)」) を指定します。
データを Db2® 外部 (またはアンロード) 形式でエクスポートするには、オプション 2 (「Db2® unload format (Db2 アンロード形式)」) を指定します。
データを Db2® DSNTIAUL アンロード形式でエクスポートするには、オプション 3 (「DSNTIAUL format (DSNTIAUL 形式)」) を指定します。
データをユーザー定義形式でエクスポートするには、 オプション 4 (「User defined (ユーザー定義)」) を指定します。
データをコンマ区切り形式 (CSV 出力) でエクスポートするには、オプション 5 (「Delimited Variables (CSV) (区切り文字で区切られている変数 (CSV))」) を指定します。
出力形式は、どの「Template usage (テンプレートの使用法)」処理オプションを選択するかによって異なります。
データを Db2® (File Manager 内部) 形式でエクスポートするには、「Template usage (テンプレートの使用法)」のオプション 3 (「Generate from input (入力からの生成)」) またはオプション 4 (「Generate and save (生成して保管)」) およびエクスポート・オプション 1 FM/Db2 (SQLDA) format ((SQLDA) 形式) を指定します。このオプションを指定すると、FM/Db2 は入力テンプレートから出力テンプレートをコピーして、結果表にアクセスするために SQLDA が使用されたときに、Db2® から戻された形式でデータをエクスポートします。この形式では、ヌル可能列の前に、ヌル標識が入った 2 バイトの 2 進数フィールドが置かれます。元
列がヌル値を持っていると、対応する 宛先
フィールドのヌル標識フィールドに -1 が入り、そうでない場合には 0 が入ります。出力データ・セットのそれぞれの 10 進数フィールドは 16 バイトを占め、データは左寄せされて後に末尾の 2 進数のゼロが続きます。グラフィックまたは可変長グラフィック・フィールドの後には、2 進数のゼロが入った 2 バイトが続きます。このオプションは、「Import (インポート)」(オプション 3.6) を使用して別の Db2® 表にエクスポートしたデータをインポートしようとしている場合に使用します。
データを Db2® アンロード形式でエクスポートするには、「Template usage (テンプレートの使用法)」のオプション 3 (「Generate from input (入力からの生成)」) またはオプション 4 (「Generate and save (生成して保管)」) を指定して、エクスポート・オプション 2 Db2® unload format (Db2 アンロード形式) を選択します。エクスポートされるデータは、NOPAD オプションが指定されていなければ Db2® UNLOAD ユーティリティーで戻されるものと同じ形式になります。この形式では、ヌル可能列の前に、ヌル標識が入った 1 バイトの 2 進数フィールドが置かれます。「元」列がヌル値を持っていると、対応する「宛先」フィールドのヌル標識フィールドに X'FF' が入り、そうでない場合には 0 が入ります。10 進数フィールドは、パック 10 進数フィールドのようにデータを表示するのに必要な最小バイト数を占有します。アンロードされたレコードの可変長列は、最大長に埋め込まれ、 埋め込みなしの場合の実データのサイズを示す長さフィールドが、 埋め込まれたデータ・フィールドの前に置かれます。CCSID 変換はサポートされません。エクスポートされたデータは、FM/Db2 プランをバインドするために CCSID 形式になります。
データを DSNTIAUL 形式でエクスポートするには、「Template usage (テンプレートの使用法)」のオプション 3 (「Generate from input (入力からの生成)」) またはオプション 4 (「Generate and save (生成して保管)」) を指定して、エクスポート・オプション 3.DSNTIAUL format (3. DSNTIAUL 形式) を選択します。この形式では、ヌル可能列の後に、ヌル標識が入った 1 バイトの 2 進数フィールドが置かれます。「元」列がヌル値を持っていると、対応する「宛先」フィールドのヌル標識フィールドに「?」が入り、そうでない場合には 0 が入ります。10 進数フィールドは、パック 10 進数フィールドのようにデータを表示するのに必要な最小バイト数を占有します。
データをコンマ区切り形式 (CSV 出力) でエクスポートするには、「Template usage (テンプレートの使用法)」のオプション 5 (「None.CSV output (なし。CSV 出力)」) を使用します。このオプションを指定すると、FM/Db2 は出力テンプレートを生成せずに、エクスポートされたデータを区切り文字で区切った可変長レコードとして書き込みます。区切り文字で区切られている形式の場合には、FM/Db2 は「Null column display indicator (ヌル列入力標識)」を使用して、ヌル可能列のデータがヌル値であることを示します。
- ヌルを使用するかしないか。後者の場合、エクスポートされたデータ内に、ヌル標識に対応するフィールドはありません。「Export Options (エクスポート・オプション)」画面で「Null Indicators (ヌル標識)」の「Usage (使用法)」を 2.None (なし) に設定します。
- ヌル標識を適用する列のデータの前または後のいずれかにヌル標識を置く。「Export Options (エクスポート・オプション)」画面で「Null Indicators (ヌル標識)」の「Placement (配置)」を 1.Before (前) または 2.After (後) に設定します。
- ヌル標識に 1 バイト (文字形式) または 2 バイト (符号付き整数書式) のいずれかを使用するには、 「Export Options (エクスポート・オプション)」画面で、「Null Indicators (ヌル標識)」の「Type (タイプ)」を 1.One byte (1 バイト) または 2.Two byte (2 バイト) に設定します。標識 Char または Integer で使用される値を設定します。
他の形式でデータをエクスポートするには、ユーザー定義のテンプレートを使用する必要があります。「Template usage (テンプレートの使用法)」オプション 1 (「Above (上の指定)」) を指定してパネルの「To Copybook or Template (宛先コピーブックまたはテンプレート)」セクションで指定したテンプレートを使用するか、または「Template usage (テンプレートの使用法)」オプション 2 (「Previous (直前の指定)」) を指定してデータのエクスポート元の表で最後に使用したテンプレートを使用します。ヌル値可能の列をエクスポートする場合には、FM/Db2 はそれらの列を次のように処理します。ヌル可能列に対応するフィールドの後にマップされていない 2 バイトの 2 進数フィールドが続いている場合には、FM/Db2 はその列のヌル標識をこの 2 バイトの 2 進数フィールドにマップします。その他のすべての状況では、FM/Db2 はヌル標識を出力テンプレートのどのフィールドにもマップしません。
関連した参照