APF 許可での問題のトラブルシューティング

File Manager が APF 許可でバッチ・モードで実行中であると予想していて、そうではないようである場合、これは次の制御ステートメントで File Manager バッチ・ジョブを実行依頼することにより検査できます。
$$FILEM VER

VER 関数で File Manager が APF 許可されていないことを示している場合、FMN.SFMNMOD1 が APF 許可されていないことを意味します。IEAAPFxx が正しくセットアップされていて、IEASYSxx で選択されていることを調べてください。IEAAPFxx をアクティブにするには、再 IPL が必要となります。別の方法としては、PROGxx (ユーザーのシステムで使用可能の場合) を使用することができます。

File Manager ロード・ライブラリーを指定するために JOBLIB または STEPLIB ステートメントを使用している場合、File Manager ロード・ライブラリーを、非 APF 許可ライブラリーに連結しないでください。ライブラリー連結に不許可のライブラリーが含まれている場合 (例えば、COBOL コンパイラー・ライブラリーが許可されていない場合)、その連結内のどのライブラリーも許可されません。

File Manager を ISPF 選択パネルから始動した場合、ISPF のもとでは File Manager が APF 許可で実行できないので、VER コマンドは、常に File Manager が APF 許可でないことを示します。APF 許可を必要とする File Manager 機能は ISPF のもとではサポートされません。

監査ロギングのために SMF を使用する場合は、モジュール FMNSMF が APF 許可されるようにする必要があります。また、該当するオプションのモジュールまたは parmlib メンバーのいずれかに、SMF 番号を指定する必要があります。監査レコードを SMF に作成するように File Manager をカスタマイズ を参照してください。

SMF の監査が失敗すると、現行の File Manager 機能が終了します。

「Unable to link to FMNSMF.TSOLNK RC=20 (Dec) REASON CODE=56 (Dec)」というメッセージは APF 許可の失敗の診断です。最もよくある原因は、次のとおりです。

  • FMNSMF を含んでいるライブラリーが APF 許可されていない。
  • FMNSMF を含んでいるライブラリーが割り振られている DDNAME には他のライブラリーが含まれ、それらのライブラリーの少なくとも 1 つが APF 許可されていない。