ライブラリー管理システム・ライブラリーを使用するための File Manager のカスタマイズ

File Manager は、ライブラリー管理 (LM) システムまたはソース・コード管理 (SCM) システムに格納されているソース・コードにアクセスできる機能を提供します。

ライブラリー管理システムとソース・コード管理システムとの違いは明確には定義されていませんが、一般的には、SCM システムは、標準 LM 機能に加えて、ソフトウェアのパッケージ化、パッケージのバージョン管理、およびビルド管理を提供しています。LM システムは、より単純であり、効率的なライブラリー内のデータ (ファイル) の格納、および個々のファイルのバージョンまたはレベルの管理に重点を置いているのが一般的です。ライブラリー管理システムの 1 つの例として、CA-Panvalet があります。ソース・コード管理システムの 1 つの例としては、SCLM があります。

本章では、LM および SCM は、どちらもライブラリー管理システムまたは LMS と呼んでいます。

LMS 内のソース・コードにアクセスするシナリオとして、次の 2 つがあります。
  • LMS が CA-Panvalet である。
  • LMS (CA-Panvalet 以外) が SUBSYS インターフェースを備えている。

File Manager を使用して、LMS ライブラリー内に格納されている COBOL コピーブック、PL/I INCLUDE ブック、または HLASM コピーブックにアクセスしたい場合、使用する LMS に上記のシナリオのどれが当てはまるのかによって、実行しなければならないカスタマイズ・タスクが異なります。実行が必要になる可能性があるカスタマイズ・タスクの一覧をLMS ライブラリーを使用するために File Manager をカスタマイズするためのステップのサマリー に示します。

1. LMS ライブラリーを使用するために File Manager をカスタマイズするためのステップのサマリー
ステップ 説明
__ 1 LMS が SUBSYS インターフェースを備えているかどうかを判別する。
__ 2 LMS オプションおよび LMSUBSYS オプションを必要に応じて設定する。LMS を参照してください。
__ 3 Language Environment® の正しいリリースが、File Manager で使用可能であることを確認する。SUBSYS インターフェースのある LMS 内のソース・コードのアクセスの 3 番目の箇条書きを参照してください。