PROD_EDIT


1! PROD_EDIT=N
1 PROD_EDIT=Y
PROD_EDIT
さまざまな制約事項をいずれかの FM/Db2 エディター・セッションに適用するかどうかを指定します。これらの制約事項は、Db2® データへのアクセス時に、ロックおよびリソース競合の可能性を軽減するためのものです。これらの制約事項は、総称して「PROD_EDIT」(実動編集) 動作と呼ばれます。

PROD_EDIT 制約を無効にするには、PROD_EDIT=N を指定します。これは、デフォルトです。

PROD_EDIT 制約を有効にするには、PROD_EDIT=Y を指定します。PROD_EDIT=Y を指定すると、次のように複数の効果があります。

  • 非アクティブ・タイムアウトは、すべての FM/Db2 エディター・セッションに適用されます。同じ FMN2SSDM マクロ呼び出しで EDITOR_TIMEOUT=0 も指定されている場合は、EDITOR_TIMEOUT=60 に置き換えられます。EDIT_TIMEOUT を 0 以外の値に指定でき、その値は指定変更されません。
  • 「大規模」エディター・モードは、すべてのユーザーに対して無効になります。同じ FMN2SSDM マクロ呼び出しで EDIT_MAX_ROWS=0 も指定されている場合は、EDIT_MAX_ROWS=1000 に置き換えられます。EDIT_MAX_ROWS を 0 以外の値に指定でき、その値は指定変更されません。
  • 表ロックは、すべてのユーザーに対して無効になります。同じ FMN2SSDM マクロ呼び出しで TABLE_LOCKING=YES も指定されている場合は、TABLE_LOCKING=NO に置き換えられます。
  • エディター・オプション Commit after data fetch (データ・フェッチ後にコミット) は固定され、すべての FM/Db2 ユーザーに対して選択されます。
  • エディター・オプション Commit when save issued (保管の実行時にコミット) は固定され、すべての FM/Db2 ユーザーに対して選択されます。
  • エディター・オプションの Commit when no save errors (保管エラーがない場合にコミット) オプションは固定され、すべての FM/Db2 ユーザーに対して選択されません。

PROD_EDIT 動作はローカル接続の Db2® システムに適用されます。

例えば、FMN2POPT が以下の項目を持っているとします。


FMN2SSDM    SSID=DSNA,
            PROD_EDIT=N
FMN2SSDM    SSID=DSNB,
            PROD_EDIT=Y

DSNA にローカル接続された FM/Db2 ユーザーは、PROD_EDIT 動作の影響を受けません。FM/Db2 ユーザーが DSNB の Db2® オブジェクトにアクセスするためのロケーション値を指定した場合、生成されるエディター・セッションは PROD_EDIT 動作の対象になりません

DSNB にローカル接続された FM/Db2 ユーザーは、PROD_EDIT 動作の影響を受けます。FM/Db2 ユーザーが DSNA の Db2® オブジェクトにアクセスするためのロケーション値を指定した場合、生成されるエディター・セッションは PROD_EDIT 動作の対象になります。