FM/CICS での監査ロギングと CICS® ロギング
FM/CICS は、標準の CICS® API を使用して CICS® リソースを処理します。したがって、CICS® の実行時に、従来の FM/CICS ロギングもすべて実行されます。ただし、FM/CICS 監査ロギングは、CICS® ロギングからは完全に独立しています。したがって、CICS® ロギング (CICS® 監査ロギングを含む) は、FM/CICS とともに使用できます。必要であれば、CICS® 監査ロギングを FM/CICS 監査ロギングの代替として使用することもできます。
File Manager には、File Manager CICS® コンポーネントについて監査レコードを作成するかどうかを制御するために異なる 2 つの方式が用意されています。これらは、File Manager CICS 監査を制御するための代替手段で詳細に説明しています。
これら 2 つの方式のどちらが、ご使用のサイトの要件に適しているかを判別する必要があります。
File Manager CICS® 監査機能に必要となるカスタマイズを判別するには、以下のチェックリストを使用します。
監査カスタマイズ選択項目 | 決定事項 (はい|いいえ|適用外) |
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1.FMN3POPT オプション・モジュールを使用して監査を制御する | |
2.SAF 規則および SYS1.PARMLIB メンバーを使用して監査を制御する | |
3.SAF 規則を使用して (SYS1.PARMLIB に対する変更なしで) 監査を制御する | |
4.監査レコードはデータ・セットに作成される | |
5.監査レコードは SMF に作成される |
選択項目 1 から 3 までは、いずれか 1 つの選択項目に対してのみ「はい」と記入します。他の 2 つの選択項目に関しては、「適用外」と記入します。
選択項目 1 に対して「はい」と記入した場合は、選択項目 4 と 5 のいずれかに対して「はい」と記入します。「はい」と記入しなかったもう一方の選択項目に関しては、「適用外」と記入します。
選択項目 2 または 3 に対して「はい」と記入した場合は、選択項目 4 と 5 の一方または両方に対して「はい」と記入します。両方の選択項目に対して「はい」と記入した場合は、重複ロギングを実行することになります。重複ロギングは、SAF で制御される監査でのみ使用できます。
チェックリストを完成させたら、以下の表を使用して、カスタマイズ選択項目ごとに必要となるカスタマイズを確認します。チェックリストにおいて決定した事項が はい
だった場合にのみカスタマイズを行います。
カスタマイズ選択項目 | 実行すべきセクション |
---|---|
1.FMN3POPT オプション・モジュールを使用して監査を制御する | |
2.SAF 規則および SYS1.PARMLIB メンバーを使用して監査を制御する | |
3.SAF 規則を使用して (SYS1.PARMLIB に対する変更なしで) 監査を制御する | |
4.監査レコードはデータ・セットに作成される | |
5.監査レコードは SMF に作成される |