File Manager を使用可能にするための代替手段

ユーザーが File Manager を利用できるようにするには、次の 4 つの方法があります。
  • FMN.SFMNMOD1 を LINKLIST に連結する。
  • FMN.SFMNMOD1 を、TSO ログオン・プロシージャー内の STEPLIB DD ステートメントに追加する。
  • FMN.SFMNMOD1 データ・セットを、TSO コマンド TSOLIB を使用してアクティブにする。
  • FMN.SFMNMOD1 を ISPLLIB DD 連結を追加する。
重要: TSO ユーザー用の File Manager ロード・ライブラリーを割り振るために LIBDEF を実装し、そのユーザーも LIBDEF を発行せずに File Manager ロード・ライブラリーにアクセスできる場合は、File Manager ロード・ライブラリーは同じ (同一のバージョンおよびメンテナンス・レベル) です。

File Manager ライブラリーは、ユーザーの TSO ログオン・プロシージャー内で割り振られます。ISPF メインメニューは、FM/Db2 をオプションとして許可するようにカスタマイズされています。このオプションを選択すると、FMNINIT に基づく exec が実行され、LIBDEF を使用して File Manager ライブラリーが割り振られます。

TSO ログオン・プロシージャー内で割り振られる File Manager ライブラリーは、LIBDEF を使用して exec で割り振られる File Manager ライブラリーと異なります。

この状態では、ユーザーが 1 つの ISPF 論理セッションで FM/Db2 を実行していて、2 番目の ISPF 論理セッションで File Manager Baseまたは FM/IMS を実行している場合に問題が発生します。

説明

ほとんどの File Manager モジュールは再入可能です。ISPF 分割画面環境では、各 File Manager モジュールは、そのモジュールを必要とする最初の ISPF セッションによって 1 回だけロードされます。ユーザーが別の ISPF セッションを開始して File Manager を実行すると、File Manager で必要なモジュールは、モジュールがまだロードされていない場合にのみロードされます。このため、ロードされるモジュールに関して予測不能な結果が生じる可能性があり、結果は File Manager Baseまたは File Manager IMS コンポーネントが File Manager Db2® セッションの前に開始されるか、その逆になるかによって異なります。

File Manager を ISPF から使用可能にするには、File Manager の稼働環境のカスタマイズに説明するように ISPF 環境を構成してください。