FMN4POPT の各種オプションのカスタマイズ

各種処理オプションは、File Manager と一緒に提供され、モジュール FMN4POPT の中に入っています。このオプション・モジュールは、以下のキーワードをサポートします。
REPOS

1 REPOS=template.repostry.dsn
ここで、template.repostry.dsn は File Manager ISPF オプション 7.7.1 を使用して定義されているテンプレート・リポジトリー・ファイルの名前です。
CERTRUST

1 CERTRUST=keystore-pattern

File Manager リモート・サービス証明書検証用のトラスト鍵ストアを指定します。File Manager リモート・サービスは ADFzCC server を使用してリモート・システムに接続します。共通サーバーが SSL/TLS 用に構成されている場合、ローカル File Manager システムは、keystore-pattern で指定された鍵ストアに証明書の認証局 (CA) が信頼済みとして登録されていることを確認して、リモート・ホスト・サーバーの証明書を検証します。その結果、keystore-pattern ではすべてのリモート・サーバーの関連 CA 証明書を含む 1 つ以上の鍵ストアを識別します。

keystore-pattern では、スラッシュ (/) で区切られた鍵ストア所有者および鍵ストア名を識別します。例:
CERTRUST=userid/keyring
keystore-pattern にはワイルドカードとしてアスタリスク (*) を使用できます。CERTRUST キーワードの値に指定できる最大長は 246 バイトです。CERTRUST はオプションです。省略すると、デフォルトのパターン CERTRUST=*SITE*/* が使用されます。

デフォルト・オプションの変更

FMN.FMN(SFMNSAM14POPT) で FMN4POPT マクロ・ステートメントを確認できます。オプションを変更するには、以下のようにします。

  1. メンバー FMN4POPT を FMN.SFMNSAM1 からユーザー所有のソース・ライブラリーにコピーします。
  2. そのコピーした FMN4POPT メンバーで、必要に応じてデフォルト・オプションを変更します。
  3. FMN.SFMNSAM1 にある FMN4UMDP メンバーを、サイトの要件に応じて変更します。行う必要のある変更については、usermod を参照してください。
  4. SMP/E usermod FMN4UMDP をインストールします。
注: SMP/E を使用しない場合は、サンプル・ジョブ FMN4POPH を使用して FMN4POPT をアセンブルすることもできます。