監査証跡報告書の印刷
監査証跡データ・セットの内容を使用して監査証跡報告書を印刷するには、監査証跡ユーティリティー機能 (3.10) を使用します。
監査証跡データ・セットが作成されるのは、以下のものを使用したときに「Create an audit trail (監査証跡の作成)」オプションが選択された場合です。
- 「View (表示)」(オプション 1)
- 「Edit (編集)」(オプション 2)
- 「Copy (コピー)」(オプション 3.3)
注: バッチ・ジョブ FMNSMFX (FM/Db2 とともに提供される) を使用して、自分で監査証跡データ・セットを作成することができます。このジョブは、SMF ログ・ファイルからのデータを使用して監査証跡データ・セットを作成します。詳しくは、File Manager Customization Guideを参照してください。
「Print Audit Trail (監査証跡の印刷)」パネルを表示するには、以下のようにします。
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルから、
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(「Utilities (ユーティリティー)」) を入力して「Utility Functions (ユーティリティー機能)」パネルを表示します。 - 「Utility Functions (ユーティリティー機能)」パネルから、
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(「Audit trail (監査証)」) を入力します。
監査証跡報告書を印刷するには、以下のようにします。
- 印刷する監査証跡データが入っている監査証跡データ・セットの名前 (「データ・セット名」) を指定します。FM/Db2 の表示、編集、またはコピーのアクティビティーの結果として、FM/Db2 によって監査証跡データ・セットが作成された場合、名前の形式は次のようになります。
またはprefix.FMN2AUD.ssid.Dyymmdd.Thhmmss
各部の意味は以下のとおりです。userid.FMN2AUD.ssid.Dyymmdd.Thhmmss
- prefix
- ユーザーの TSO 接頭部 (存在する場合)
- userid
- ISPF 共用プールの変数 ZUSER。通常、ユーザーの TSO ログイン ID と同じです。
- FMN2AUD
- 監査ログ (証跡) としてデータ・セットを識別する定数
- ssid
- Db2® サブシステム ID
- Dyymmdd
- FM/Db2 がこの監査証跡データ・セットを作成した日付
- Thhmmss
- FM/Db2 がこの監査証跡データ・セットを作成した時刻
注: FMN0POPT に AUDITHLQ オプションが設定されている場合 (「File Manager Customization Guide」を参照)、監査証跡データ・セットの名前は audithlq.FMNLOG.Dyymmdd.Thhmmss です。自分で監査証跡データ・セットを作成した場合には、提供されたバッチ・ジョブ FMNSMFX で指定したデータ・セット名を使用してください。詳しくは、File Manager Customization Guideを参照してください。
- 監査証跡報告書を識別しやすくするために、「説明」入力フィールドを使用してください。記述に組み込みスペースが入る場合には、全体を引用符で囲む必要があります。入力した記述は、報告書の「Formatted Audit Event Records (定様式監査イベント・レコード)」セクションに表示されます。
- 必要な処理オプションを選択します。
- Print only changed columns (変更された列のみ印刷)
- 印刷行の量を制限します。
- Keep data set after printing (印刷後にデータ・セットを保持)
- データ・セットの印刷後にデータ・セットを保持するかまたは削除するか。
- Browse report (報告書のブラウズ)
- 「Print Browse (印刷ブラウズ)」(オプション 3.11) を使って監査証跡報告書が表示されます。注: 監査証跡報告書の内容は、「Set Print Processing Options (印刷処理オプションの設定)」パネルの「PRINTOUT」印刷オプションで指定したように SYSOUT クラスに転送されます。監査証跡報告書をブラウズするには、「PRINTOUT」印刷オプションを「SYSOUT=c」に設定してください。
- Batch execution (バッチ実行)
- バッチ・ジョブを使用して、監査証跡報告書を印刷するための JCL を生成します。コマンド構文については、「File Manager User’s Guide and Reference」の
AUD (Print Audit Trail Report) AUD (監査証跡報告書の印刷)
を参照してください。
- Enter キーを押します。