File Manager を APF 許可または APF 不許可で実行するための計画

File Manager は、バッチ・モードでは、APF 許可でも APF 不許可でも実行することができます。ISPF のもとでは、File Manager を APF 許可で実行することはできません。

APF 許可の File Manager をバッチ・モードで実行したい理由はいくつかあります。
  • ユーザーは、ディスクのフルパック処理の使用を許可されます。詳しくは、DASD ボリュームに対するフルパック・アクセスの制御 を参照してください。
  • ユーザーは、そのシステムがラベル迂回処理 (BLP) をサポートしていない場合でも、BLP の使用を許可されます。詳しくは、ラベル迂回処理 (BLP) の制御 を参照してください。
  • ユーザーは、「z/OS DFSMS Access Method Services for Catalogs」に説明されているように、APF 許可を必要とするカタログ操作を実行することができます。

SMF を使用して、File Manager Base function、あるいは Db2® コンポーネントまたは IMS コンポーネントの監査証跡情報を記録する場合は、File Manager (または少なくともモジュール FMNSMF) を APF 許可にする必要があります。詳しくは、監査ロギングのためのシステム管理機能 (SMF) の使用 を参照してください。

バッチ・モードで APF 許可で File Manager を実行して、COBOL コピーブック・テンプレートを使用して File Manager バッチ・ジョブを実行する場合は、COBOL コンパイラー・ライブラリーを許可することも必要になります

SUBSYS インターフェースなしで LMS 内のデータにアクセスする場合、または FMNCRAEX を使用して LMS 内のデータにアクセスする場合は、File Manager を APF 許可で実行することはできません。