COBOL コンパイラーの使用の制御

File Manager 内部 COBOL コンパイラーへのアクセスを制御できるように、FACILITY クラス・プロファイルが提供されています。

FILEM.COBOL.INTERNAL

このプロファイルに対する READ アクセス権限 (またはそれ以上のアクセス権限) が、File Manager を実行しているユーザー ID にある場合は、COBOL コピーブックからのテンプレートのコンパイルには常にFile Manager 内部コンパイラーが使用されます。このプロファイルが存在しない場合や、このプロファイルに対するユーザー ID のアクセス権限が ACCESS NONE になっている場合は、使用されるコンパイラーを決定する通常の規則が適用されます。サポートされる COBOL コンパイラーの使用 および File Manager COBOL コンパイラーの使用 を参照してください。

File Manager は、これを行うために、STATUS=ACCESS を指定して FACILITY プロファイルへの RACROUTE 呼び出しを実行します。

RACF® が使用される場合、STATUS=ACCESS 要求は記述どおりに機能して、プロファイルへのアクセス権限がない場合でもセキュリティー関連のロギングまたは異常終了は生成されません。

ただし、RACF 以外のセキュリティー製品 (ACF2 など) が使用されている場合は、上記の RACROUTE 要求に応答して異常終了 S047 が発行される可能性があります。この場合は、製品のマニュアルを参照し、適宜変更してください。