データベースへの変更内容のコミット

データベースの編集中は、変更内容は、 データのコミットと呼ばれるプロセスでデータベースのデータ・セット・ファイルに書き込まれるまで、IMS バッファーに保持されます。

「Edit (編集)」ダイアログで「Database Positioning (データベース位置決め)」 パネルに初めて入ると、FM/IMS からチェックポイントが発行され、セグメント・データの現在の状態にマーク付けが行われます。データがコミットされるたびに (SAVE または EXIT コマンドを使用したとき、 または FM/IMS によって自動的にデータが保管されるとき)、新規チェックポイントが発行されます。データをコミットするまでは随時、変更内容を元に戻したり取り消したりすることによって、 最後のチェックポイントの位置に戻すことができます。DLI モードでの作業中、「Dynamic Backout (動的バックアウト)」オプションが 選択されているときには、FM/IMS は異常終了時に最後のチェックポイントの 位置へ戻ります。BMP モードでの作業中は、このロールバックは自動的に行われます。

データがデータベースへコミットされるポイントは、AUTOSAVE オプションの設定によって異なります。

  • AUTOSAVE を OFF に設定すると、変更内容は作業中に IMS バッファーに 保管されますが、SAVE コマンドを実行するまで、または「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルを終了するまで、 データベースへコミットされません。変更内容がデータベースへコミットされるまでは、複数のセグメント・オカレンスを一度に変更したり、 複数のセグメント・タイプのオカレンスを変更したりすることができます。
  • AUTOSAVE を ON に設定すると、カウンターに記録される変更回数が、「DLI Mode Options (DLI モード・オプション)」パネル (オプション 0.6.4) または「BMP Mode Options (BMP モード・オプション)」パネル (オプション 0.7.2) の「Edit Checkpoint Frequency (EDIT チェックポイント頻度)」フィールドまたは「Change All Checkpoint Frequency (CHANGE ALL チェックポイント頻度)」フィールドに指定した値に達したときに、変更内容が自動的にデータベースへコミットされます。
注: DLI モードでの作業中に、I/O PCB のない静的 PSB を使用すると、AUTOSAVE が 使用不可になり、SAVE、UNDO、および CANCEL コマンドが非アクティブになります。「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルを終了するときにのみ、変更内容を データベースへコミットすること、または取り消すことができます。変更内容を保管するには、そのパネルで「Exit」機能キー (F3) を押します。 また、変更内容を破棄するには、「Cancel」機能キー (F12) を押します。

本節で説明されている作業は、以下のとおりです。