概説
File Manager の IMS コンポーネント (FM/IMS) は ISPF アプリケーションの 1 つであり、IMS データベース内に保管されたデータを操作することができます。FM/IMS を使用すると、以下が可能となります。
- 1 つ以上の IMS セグメント・オカレンスからのデータを表示し、データベース内での他のセグメント・タイプとの関係を示す。
- IMS セグメント・オカレンス内のデータを編集および更新する。
- セグメント・オカレンスを IMS データベースへ挿入する。
- セグメント・オカレンスを IMS データベースから削除する。
- データベース・データ・セットを削除/定義、および初期化する。
- IMS データのサブセットをフラット・ファイルへ抽出する。
- データを IMS データベースへロードする。
- 選択したデータまたはデータベース全体を印刷する。
多くのタスクで、テンプレートおよびビューと呼ばれる <Test> エレメントを使用して、コピーブックからのフィールド定義に基づいて、データベースの論理ビューを定義することができます。ビューとデータベースを関連付けると、以下のことが可能です。
- コピーブックで定義されているセグメント・レイアウトに従ってデータを形式設定する。
- 表示、編集、または抽出するセグメント・タイプおよびフィールドを選択する。
- フィールドを表示する順序の変更、およびフィールド・ヘッディングの調整を行う。
- 使用するデータを識別および選択するための基準を作成する。
注: File Manager は、PDS(E) または CA-Panvalet ライブラリーに保管されているコピーブックをサポートします。
FM/IMS には、IMS データベースに接続するために柔軟な方法が多数用意されています。例えば、BMP モードでは、オンライン・マルチユーザー・データベースに 接続して、データを操作することができます。DLI モードでは、単一ユーザーとしてオフラインでデータを操作したり、 または他のユーザーとデータを共用したりすることができます。ご使用のシステムで許可されていれば、FM/IMS により DBD から PSB を動的に作成できるため、PSB を作成せずにデータベースにアクセスすることもできます。
さらに、FM/IMS では、いくつかのバッチ関数も使用できます。FM/IMS バッチ編集 (IEB) は、セグメントの挿入、更新、検索、削除、または印刷、およびビューの作成を行うことができる REXX プロシージャーを実行します。FM/IMS 印刷 (IPR) では、ビューに基づいて、使用可能ないくつかの表示形式のいずれか でデータベース全体を印刷したり、データベース内で選択したサブセットを印刷したりできます。