FM/Db2 パフォーマンスの向上
さまざまな Db2® カタログ表に追加の索引を作成することで、FM/Db2 のパフォーマンスを向上できます。これを行うのに役立つサンプル・ジョブ FMN2CIX が FMN.SFMNSAM1 に提供されています。このジョブには、Db2® バージョン 12 以降のシステムに接続しているときにパフォーマンスの向上に役立つ追加の索引が含まれています。
このジョブのコピーを作成し、このジョブで説明されている変更を行ってください。Db2® カタログ表に定義されている現行索引と作成する索引を比較確認する必要があります。定義する索引によっては、他の製品のインストールの一部として、または File Manager Db2® の以前のバージョンのインストール中に作成されて、既に存在している可能性があります。
索引が正常に作成された後に、RUNSTATS ユーティリティーをデータベース DSNDB06 に対して実行してください。これを行う方法の追加情報については、担当の Db2® システム管理者にお問い合わせください。
File Manager Db2® エディターは、「通常」と「大規模」の 2 つのモードで作動できます。作動モードは、FM/Db2 エディターを使用してデータを表示する FM/Db2 機能で「row count (行カウント)」フィールドに入力された値によって決定されます。2 つのエディター・モードの特性については、「File Manager ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス (Db2® データ用)」に記載されています。
「大規模」エディター・モードを使用すると、Db2® パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。FM/Db2 エディターが「大規模」モードで作動する場合、Db2® データにアクセスするために Db2® スクロール可能カーソルを使用します。これにより、FM/Db2 ユーザーの TSO アドレス・スペースのメモリー使用量は最小限に抑えられますが、Db2® が Db2® 一時データベース内に結果テーブル全体の一時コピーを作成することが必要になる場合があります。大きな表の場合には、そのために Db2® 一時データベース内で定義された表スペースで SQLCODE-904 (使用不可のリソース) が起こる可能性があります。このような理由から、大きな Db2® 表がある Db2® 実動環境での FM/Db2 エディターへのアクセス権限付与については慎重に検討する必要があります。
製品インストーラーは、Db2® サブシステムごとに「大規模」エディター・モードの使用を無効にすることができます。そのためには、FMN2SSDM マクロのパラメーター EDIT_MAX_ROWS をゼロ以外の値に設定します。EDIT_MAX_ROWSを参照してください。FMN2SSDM マクロについては、FM/Db2 で Db2 がアクセスするすべての FMN2POPT システムの定義 (必須)で詳しく説明します。