CICS® TCP/IP のカスタマイズ
FM/CICS は、TCP/IP を介して CICS® トランザクションと通信します。従って、別のアプリケーションのために実行済みである場合を除き、CICS® TCP/IP のセットアップと構成を実行する必要があります。これを行うのに必要なステップの概要は次のとおりです。詳しくは、IP CICS Sockets Guide を参照してください。
- CICS® 領域の始動 JCL を変更して、TCP/IP に必要な DD ステートメントを組み込みます。必要な DD ステートメントは、「IP CICS Sockets Guide」の『CICS® 始動の変更』にリストされています。
- 必要な TCP/IP リソースを CICS® に定義します。必要なすべてのリソース定義を網羅したリストについては、SEZAINST TCP/IP ターゲット・ライブラリー内のメンバー EZACICCT を参照するか、「IP CICS Sockets Guide」の『CICS® TCP/IP リソースの定義』にリストされている RDO 定義を参照してください。
- (オプション) CICS® 始動およびシャットダウンの間に CICS® ソケット・インターフェースを自動的に始動またはシャットダウンするよう PLT に IP CICS® エントリーを追加します。IP CICS® PLT エントリーの説明については、「IP CICS Sockets Guide」の『CICS® プログラム・リスト・テーブル (PLT)』を参照してください。注: IP CICS® エントリーが PLT に追加されていない場合は、CICS® 領域が再始動されたら常に、EZAO,START,CICS トランザクションで CICS® ソケット・インターフェースを手動で開始する必要があります。
- TCPIP.DATA データ・セット内に指定された TCPIPJOBNAME パラメーターの値を記録します。これは、TCP/IP サービス・アドレス・スペースを開始するために使用された始動プロシージャーの名前であり、次のステップで必要になります。
- TCP/IP 構成ファイルを作成し、EZACICD マクロを使用して構成します。「IP CICS® ソケット・ガイド」の『CICS® TCP/IP 環境の構成』に、構成ファイルの作成とビルドに関する詳しい説明とサンプル JCL があります。
- CICS® 領域を再始動します。
- IP CICS® エントリーを PLT に追加していなかった場合は、EZAO,START,CICS トランザクションを発行して CICS® ソケット・インターフェースを開始します (使用可能な場合)。