印刷および表示の変換テーブルの変更
デフォルトでは、File Manager は印刷出力中の印刷不能文字をブランクに変換し (オプション PRTTRANS=ON)、表示出力中の表示不能文字をピリオドに変換します。
File Manager には、英語用 (FMNTRTBS)、ドイツ語用 (FMNTRDEU)、および日本語用 (FMNTRJPN) のデフォルトの変換テーブルが用意されています。
その他の言語の場合、ユーザー所有の印刷および表示の変換テーブルを用意して、保守する必要があります。ユーザー言語用の File Manager のカスタマイズについては、各国語用の File Manager のカスタマイズを参照してください。
場合によっては、File Manager セッションで特殊文字を端末に表示させたり、File Manager 出力を小文字の英数字で印刷したいことがあります。これを行うには、英語の変換テーブルのソース・メンバー FMN.SFMNSAM1(FMNTRTBS) を変更します。
使用される変換テーブルは次の通りです。
- TRPRT
- 印刷出力中の印刷不能文字をブランクに変換するために使用します。印刷したい文字をすべて含めるには、このテーブルを変更してください。
- TRBRW
- 表示出力中の表示不能文字をピリオドに変換するために使用します。端末に表示したい文字をすべて含めるには、このテーブルを変更してください。
- TRUPC
- File Manager のコマンド verb およびコマンド・キーワードのみの、小文字から大文字への変換に使用します。このテーブルは一般的には、SBCS 環境ではカスタマイズする必要はありません。
- TRUP
- 小文字を大文字に変換するために使用します。
- TRINV
- 特定ディスプレイ端末によってサポートされていない文字を変換するための第 2 ステップ変換テーブルとして使用します。表示データは、最初は、TRBRW テーブルを使用して変換され、その変換結果がこのテーブルを使用して変換されます。このテーブルを変更する必要はないはずです。