Fault Analyzer メッセージ

Fault Analyzer により、以下のメッセージが発行されます。

IDI0001I

Fault Analyzer version-info invoked by exit-name using config-member

Fault Analyzer がリアルタイム分析で呼び出されました。メッセージ・テキスト内の各項目の意味は以下のとおりです。
  • version-info は、使用する Fault Analyzer のバージョンと現在の保守レベルに関する情報を示します。
  • exit-name は、Fault Analyzer を呼び出した出口を示します。
  • config-member は、parmlib 構成オプションを含むデータ・セットとメンバーの名前です。ただし、構成メンバーが見つからなかった場合は、デフォルト・オプションの使用を示します。

通常の処理は継続されます。

なし

IDI0002I

analysis-summary

障害分析が完了しました。メッセージ・テキスト、analysis-summary に問題の要約が示されます。分析サマリーは通常、以下のフォーマットで表示されます。
[point-of-failure:] symptom
各部の意味は以下のとおりです。
point-of-failure
ユーザー・アプリケーション内のエラーの発生点、またはエラーの発生前のユーザー・アプリケーションの制御点。使用可能であれば、モジュール名、プログラムまたは CSECT 名、オフセット、およびソース行番号またはコンパイラー・リストのステートメント番号が示されます。
symptom
発生したエラーのタイプ (例: 初期異常終了コード)。

通常の処理は継続されます。

なし

IDI0003I

Fault ID faultid assigned in history file history-file-name

Fault Analyzer がリアルタイム分析を完了し、ヒストリー・ファイル faultid 内の障害 ID history-file-name をこの異常終了に割り当てました。

処理が終了しました。

なし

IDI0004S

入力ダンプ・データ・セット data-set-name が、次に示す原因のために、オープンできませんでした。 reason

data-set-name で識別されるダンプ・データ・セットが、reason に示された原因のために、再分析用にオープンできませんでした。

処理は終了します。

データ・セット名を訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0005S

module-name:line-number Storage allocation for dec-count (X'hex-count') bytes failed - processing terminated

ストレージ不足条件が発生しています。

処理は終了します。

より大きな領域サイズを指定して、ジョブを再実行依頼します。詳しくは、推奨されるストレージ を参照してください。TSO を使用している場合は、ログオン・パネルで、より大きい領域サイズを指定します。

Fault Analyzer は、このメッセージを出す前に、使用可能な 31 ビット・ストレージを計画的にすべて使用しないようにします。すべてのストレージが使い果たされると、MVS 領域などの非終端アドレス・スペースの場合に重大な結果を引き起こす可能性のある 24 ビット・ストレージを、CICS® が代わりに使用することがあるためです。

IDI0006E

次に示された理由により、context データ・セット data-set-name のオープンに失敗しました。 reason

data-set-name で識別されるデータ・セットが、reason に示された原因のために、オープンできませんでした。

データ・セットのオープンが試みられたコンテキストは、context で提供されます。このコンテキストは、関連付けられた ddname であるか、またはそれ以外の、関与するデータ・セットのタイプの記述であると考えられます。

reason
DYNALLOC error=error-code info=info-code
というフォームの場合、エラー・コードと情報コードの詳細は「z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」を参照してください。
いくつかのより一般的な DYNALLOC 情報コードの理由は次のとおりです。
情報コード
理由
210
データ・セットは別のジョブに割り当てられています。
1708
データ・セットが見つからない。

このデータ・セットを使用せずに処理の継続が試行されます。

オープンが失敗した原因を判別し、ジョブを再実行依頼します。

IDI0007S

GETMAIN failed resource-name rc=return-code

ストレージ不足条件が発生しています。

処理は終了します。

より大きい領域サイズを指定して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0008E

CSVINFO error, rc=return-code

CSVINFO サービスを使用中にエラーが発生しました。

処理は終了します。

内部エラーである可能性があります。IBM サポートに連絡してください。

IDI0009E

IEWBUFF error

バインドを使用中にエラーが発生しました。

処理は終了します。

内部エラーである可能性があります。IBM サポートに連絡してください。

IDI0010E

IEWBIND error function module-name rc=reason-code

MVS バインド・プログラムの呼び出しが失敗しました。メッセージ・テキストで、function は、要求される関数のタイプを識別します。module-name は、バインドが試行されたモジュールであり、reason-code は、バインドにより戻された理由コードです。
注: reason-code の値は、バインド・プログラム API の理由コードです。バインド・プログラム API の理由コードは、「z/OS®: MVS プログラム管理: 拡張機能」に記載されています。

処理を続行しますが、分析が完全でない可能性があります。

内部エラーである可能性があります。IBM サポートに連絡してください。

IDI0011S

Fault Analyzer 分析で異常終了 abend-codeが発生しました。

Fault Analyzer で異常終了が発生しました。

処理は終了します。

これは内部エラーです。IBM サポートに連絡してください。

IDI0012S

Abend abend-code occurred in abend exit processing,

Fault Analyzer で異常終了が発生しました。このメッセージの後にメッセージ IDI0013S が続きます。

処理は終了します。

これは内部エラーです。IBM サポートに連絡してください。後で分析するため、Fault Analyzer により書き込まれた SVC ダンプを保持しておいてください。

IDI0013S

R15=r15-value PSW=program-status-word DCAPSUB=base-reg-value

このメッセージはメッセージ IDI0012S の後に続きます。

メッセージ IDI0012S を参照してください。

メッセージ IDI0012S を参照してください。

IDI0014E

MTRACE error calling IEEMB879 for buffer accumulation, rc=rc.

MTRACE 処理中にエラーが発生しました。

MTRACE の処理が終了し、障害ヒストリー・ファイル内で、コンソール・メッセージに関する情報が欠落している可能性があります。

内部エラーである可能性があります。IBM サポートに連絡してください。

IDI0015W

表示するメッセージ message-number は見つかりませんでした

message-number で示されたメッセージの発行を試行しましたが、失敗しました。

処理を続行します。

これは内部エラーです。IBM サポートに連絡してください。

IDI0016E

Abend abend-code during fault history file OPEN/READ processing

リアルタイム処理中に、ヒストリー・ファイルをオープンまたは読み取ろうとした際に異常終了しました。

処理は継続されますが、障害項目は作成されませんし、重複カウントは更新されません。

異常終了の理由を判別してください。

IDI0018W

Parmlib member read error: reason

IDICNFxx parmlib 構成メンバーのオープンまたは読み取り試行中に問題が発生しました。エラーの原因が reason に示されます。

IDICNFxx parmlib メンバーを使用せずに処理を継続します。

IDICNFxx メンバーが論理 parmlib 連結、または IDIOPTLM 構成オプションのモジュール CNFDSN 設定を介して指定された別の parmlib データ・セットに存在していることを確認してください。詳しくは、Fault Analyzer 構成オプション・モジュールを使用した IDIOPTLM のカスタマイズを参照してください。

IDI0019W

options-source syntax error on line line-number column column-number: reason

options-source に指定されたオプションの処理中に構文エラーが検出されました。ここで、options-source は以下のいずれかです。
Analysis Control user exit
このオプションは分析制御ユーザー出口により提供されました。
環境変数 _IDI_OPTS
このオプションは _IDI_OPTS 環境変数を介して提供されました。
Options line for interactive reanalysis
このオプションは、アクション・バーの「オプション」プルダウン・メニューから「対話式再分析オプション...」を選択すると表示される「対話式再分析オプション」画面の「対話式再分析のオプション行」フィールドに指定されました。
PARM フィールド
このオプションは、以下のどちらかの場所に指定されました。
  • バッチ再分析ジョブにおける PGM=IDIDA のための EXEC カードの PARM フィールド。
  • Batch Reanalysis Options 画面のOptions line for batch reanalysisフィールド。このフィールドは、アクション・バーの「オプション」プルダウン・メニューからBatch Reanalysis Options...を選択すると表示されます。
Parmlib config member
このオプションは、IDICNFxx parmlib メンバーに指定されたか、または IDICNFUM ユーザー・オプション・モジュールによって識別されるデータ・セットおよびメンバーに指定されました。
User options file
このオプションは IDIOPTS DDname を通して指定されました。

処理を続行します。

エラーを訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0020W

options-source contained invalid option option

options-source に指定されたオプションの処理中に無効なオプションが検出されました。options-source の可能な値については、メッセージ IDI0019W を参照してください。

オプション option が無視され、処理を続行します。

エラーを訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0021W

割り振りが失敗しました: DD=ddname DSN=data-set-name RC=return-code Error=error-code Info=info-code

動的データ・セット割り振りが失敗しました。

data-set-name に示されるデータ・セットを使用せずに処理を続行します。

z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」で、戻りコード、エラー・コード、および情報コードについて参照してください。

IDI0022W

Suboption(s) missing for options-source option option

options-source に指定されたオプションの処理中に、必須サブオプションが欠落したオプションが検出されました。options-source の可能な値については、メッセージ IDI0019W を参照してください。

オプション option のデフォルト値を使用して処理を続行します。

エラーを訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0023W

Suboption(s) ignored for options-source option option

サブオプションが許可されないときに、options-source のオプションで 1 つまたは複数のサブオプションを指定しました。options-source の可能な値については、メッセージ IDI0019W を参照してください。

オプション option のデフォルト値を使用して処理を続行します。

エラーを訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0024W

Concatenation failed for DSN=data-set-name to DD=ddname RC=return-code Error=error-codeInfo=info-code

動的データ・セット連結が失敗しました。

data-set-name に示されるデータ・セットを使用せずに処理を続行します。

z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」で、戻りコード、エラー・コード、および情報コードについて参照してください。

IDI0025W

Suboption sub-opt invalid for options-source option option

options-source のオプションが、1 つまたは複数の無効なサブオプションを指定しました。options-source の可能な値については、メッセージ IDI0019W を参照してください。

オプション option のデフォルト値を使用して処理を続行します。

エラーを訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0026W

Information retrieval failed for DD=ddname RC=return-code Error=error-code Info=info-code

動的割り振り情報の検索が失敗しました。

data-set-name に示されるデータ・セットを使用せずに処理を続行します。

z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」で、戻りコード、エラー・コード、および情報コードについて参照してください。

IDI0027E

Fetch/load failed for module module-name

モジュール module-name の取り出しまたはロードを試行しましたが、失敗しました。

module-name が IPVLANGX または IPVLANGP (あるいはそれらの別名 IDILANGX または IDILANGP) である場合、これらのモジュールは ADFz Common Components によって提供され、LINKLIST または LPA を介して使用できるようにする必要があります。詳細については、Fault Analyzer モジュールの有効化を参照してください。

module-name が IPVLANGX または IPVLANGP (あるいはそれらの別名 IDILANGX または IDILANGP) ではない場合、もしくは IBM Fault Analyzer プラグイン (Eclipse 用) の使用中にこのメッセージが発せられていなかった場合、モジュール module-name を使用せずに処理を続行します。ただし、サブジェクト・ロード・モジュールの機能によっては、処理が完了しない場合があります。

module-name が IPVLANGX または IPVLANGP (あるいはそれらの別名 IDILANGX または IDILANGP) であり、IBM Fault Analyzer プラグイン (Eclipse 用) の使用中にこのメッセージが発せられた場合、ADFz サーバーの Fault Analyzer プロセスが終了し、最終的に IBM Fault Analyzer プラグイン (Eclipse 用) を使用できなくなります。

システム・プログラマーに連絡してください。

IDI0028W

Error reading user options file

DDname IDIOPTS によりユーザー・オプション・ファイルを読み取る際にエラーが発生しました。

ユーザー・オプション・ファイルを使用せずに処理を続行します。

内部エラーである可能性があります。IBM® サポートに連絡してください。

IDI0029W

options-source options syntax error at offset offset: reason

options-source に指定されたオプションの処理中に構文エラーが検出されました。ここで、options-source は以下のいずれかです。
PARM フィールド
このフィールドは、プログラム IDIDA を実行するジョブで指定される JCL EXEC ステートメントの PARM フィールドです。
環境変数 _IDI_OPTS
この環境変数は、異常終了アプリケーションによって設定されます。

処理を続行します。

エラーを訂正して、ジョブを再実行依頼します。

IDI0030W

Allocation to SYSOUT=(class,,form-name) failed: DD=ddname RC=return-code Error=error-code Info=info-code

JES スプール・データ・セットの動的割り振りが失敗しました。

ddname に示される DDname を使用せずに処理を続行します。

z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」で、戻りコード、エラー・コード、および情報コードについて参照してください。

IDI0031W

DD= ddname のオープンに失敗しました: reason

DDname ddname のオープンを試行しましたが、失敗しました。

ddname に示される DDname を使用せずに処理を続行します。

考えられ得る説明が reason に示されます。

IDI0032W

I/O error writing report: reason

分析レポートの書き込み中に入出力エラーが発生しました。

処理を続行しますが、分析レポートの情報が欠落する場合があります。

考えられ得る説明が reason に示されます。

IDI0033E

history-file-dsn への書き込み中に I/O エラーが発生しました: システム異常終了 abend-code- reason-code reason-text

history-file-dsn に示されているヒストリー・ファイル・データ・セットに障害ヒストリー・レコードを書き込み中に入出力エラーが発生しました。

処理を続行しますが、ヒストリー・ファイルには現行ジョブの情報は含まれません。

考えられ得る説明が abend-codereason-code、および reason-text に示されます。

IDI0034I

Fault analysis skipped due to: reason

以下のいずれかとして reason で示される原因により、ジョブが障害分析から除外されました。
  • Exclude オプションの指定 (高速)

    高速 Exclude オプション処理で、現行の障害との一致が検出されました (高速 Exclude オプション処理を参照)。

  • parmlib 構成メンバー Exclude オプションの指定

    IDICNFxx 構成メンバー内で指定された Exclude オプションが現行の障害属性に一致しました。ユーザー・オプション・ファイル内に後から指定した Include または Exclude オプションは一致しませんでした。また、分析制御ユーザー出口により除外されたものがオーバーライドされることもありませんでした。

  • ユーザー・オプション・ファイル Exclude オプションの指定

    IDIOPTS ユーザー・オプション・ファイル内で指定された Exclude オプションが現行の障害属性に一致しました。分析制御ユーザー出口により除外されたものはオーバーライドされませんでした。

  • 分析制御ユーザー出口要求

    IDICNFxx 構成メンバーまたは IDIOPTS ユーザー・オプション・ファイル内で指定された Exclude オプションが現行の障害属性に一致しませんでした。代わりに、分析制御ユーザー出口が除外を要求しました。

  • オプションの処理中に異常終了 abend-code

    リアルタイム・オプションの処理中に異常終了しました。

障害分析は実行されません。

異常終了が発生し、問題が解決しない場合は、IBM サポートにご連絡ください。

IDI0035W

No dump records found in data-set-name

再分析中にダンプ・データ・セットの読み取りを試行しましたが、ダンプ・データ・セットにデータが含まれていませんでした。

ダンプ・データ・セットを使用せずに Fault Analyzer が処理を継続します。

Fault Analyzer に適切なダンプ・データ・セットが指定されていることを確認します。

IDI0036E

Abend abend-code during processing of exit-type user exit exit-name--refer to message explanation for problem determination information

ユーザー出口の実行中に異常終了しました。メッセージ・テキストの abend-code は、発生した異常終了のタイプ、exit-type は、異常終了したユーザー出口のタイプ、exit-name はユーザー出口の名前です。

処理を続行しますが、この出口に対する以後の呼び出しは行われません。

デバッグ目的でこの状態のダンプを取得するには、例えば次の JCL ステートメントを使用して、DDname IDITRACE の割り振り先を DUMMY 以外にして、ダンプ・データ・セットを異常終了ジョブに割り振ります。
//IDITRACE DD SYSOUT=*
//SYSMDUMP DD DISP=SHR,DSN=my.dumpdsn

IDI0037E

不完全な障害ヒストリー・ファイル・レコードが検出されました。

再分析のために障害エントリーをオープンしようと試みているときに、エラーが発生しました。

再分析は終了します。

問題が解決しない場合は、IBM® サポートに連絡してください。

IDI0038W

I/O error writing to softcopy book cache: reason

ソフトコピー・ブックのキャッシュ・データ・セットへの書き込みを試行した際に、エラーが発生しました。

処理を続行します。

考えられ得る説明が reason に示されます。問題が解決しない場合は、データ・セットを削除して、再割り振りします。

IDI0042W

Dump data set data-set-name with timestamp timestamp might not match current history file fault entry

ダンプ・データ・セット名のダンプ・ヘッダー・レコード・タイム・スタンプが、現行のヒストリー・ファイル障害項目に記録されているタイム・スタンプより 5 分以上前か、これより 35 分を超えて後です。

処理を続行します。

ダンプ・データ・セットが、他の障害のダンプの内容により再使用または復元されていないことを確認します。

IDI0043W

Fetch failed for message module module-name - using language old-language-option instead of new-language-option

多文化サポート・メッセージ・モジュールをストレージに保管しようとしましたが、失敗しました。module-name に示されるロード・モジュールの名前は、IDIHM とこれに続く有効な言語オプションから構成されています。言語オプションが、サポートされない言語 ID を指定しているか、モジュールが常駐するロード・モジュール・ライブラリーが、MVS 検索パスでは検出されませんでした。

old-language-option に示されている現行の言語オプション設定が保持されます。

Language オプションが、サポートされる言語 ID を指定していることと (Languageを参照)、通常の MVS 検索パスにより Fault Analyzer がロード・モジュールを使用できることを確認してください。

IDI0044I

Current® fault is a duplicate of fault ID faultid - the duplicate count is count

有効な NoDup(NORMAL(hours)) オプションを使用した結果、Fault Analyzer は、現行の障害が、同じヒストリー・ファイル内の既存の障害と重複するものであると判別しました。既存の障害の重複カウントは 1 つずつ増やされ、メッセージに count として表示されます。重複する障害を判別するために使用される条件については、NoDupを参照してください。

処理を続行します。End Processing ユーザー出口を使用して、重複する障害処理の通常の動作を変更しない限り、システム・ダンプ (存在する場合) とヒストリー・ファイル項目の両方が抑止されます。

なし

IDI0046I

MVS SVC dump registration skipped due to: reason

reason に示された以下のいずれかの理由により、Fault Analyzer IDIXTSEL ポスト・ダンプ出口による MVS SVC ダンプ登録が実行されませんでした。
  • parmlib 構成メンバー Exclude オプションの指定

    IDICNFxx 構成メンバー内で指定された Exclude オプションが現行の障害属性に一致しました。ユーザー・オプション・ファイル内に後から指定した Include または Exclude オプションは一致しませんでした。また、分析制御 (ダンプ登録) ユーザー出口により除外されたものがオーバーライドされることもありませんでした。

  • 分析制御ユーザー出口要求

    IDICNFxx 構成メンバー内で指定された Exclude オプションが現行の障害属性に一致しませんでした。代わりに、分析制御 (ダンプ登録) ユーザー出口が除外を要求しました。

  • オプションの処理中に異常終了 abend-code

    オプションの処理中に異常終了しました。

障害項目は作成されません。

なし

IDI0047S

IBM Fault Analyzer internal abend abend-code

Fault Analyzer が、示されている異常終了コードで異常終了しました。

このメッセージは IDI0120S メッセージに相当しますが、発行される事情が異なります。

処理は終了します。

IBM サポートに連絡してください。

IDI0047S メッセージの発行時に生成されたダンプは、問題分析に必要です。既存のリカバリー障害記録ダンプが使用できない場合、問題を再現する前に次の SLIP トラップを設定して取得できることがあります。
SL SET,ID=xxxx,MSGID=IDI0047S,A=SVCD,END

IDI0048W

不完全なミニダンプ: expected-pages ページが予期され、read-pages ページが読み取られました

リアルタイム分析中、ヒストリー・ファイルに保管されるべきミニダンプ・ページの数は expected-pages ページでした。ただし、再分析中には read-pages ページ以外検出されませんでした。

処理を続行します。

read-pagesexpected-pages より小さい場合、IBM サポートに連絡してください。

IDI0049S

Fault ID faultid not found in history file

存在しない障害 ID が FaultID オプションに指定されました。

処理は終了します。

使用するヒストリー・ファイルに、FaultID オプションに指定された障害 ID が含まれていることを確認してください。

IDI0050S

Fault reanalysis attempted without FaultID or DumpDSN option specified

障害の再分析が行われましたが、FaultID オプションも DumpDSN オプションも指定されていません。これらのオプションのどちらかが指定されないと、Fault Analyzer は障害再分析を実行できません。

処理は終了します。

FaultID または DumpDSN オプションのいずれかを指定して、再分析を再試行してください。

IDI0052I

count page minidump suppressed from the fault entry being created

障害項目を作成中のため count 4K ページで構成されているミニダンプが、Fault Analyzer により抑止され、ヒストリー・ファイルに書き込まれませんでした。ただし、障害項目の残りの部分については書き込みを試行します。この抑止は、ミニダンプ・ページが最大数を超えたためか、あるいは呼び出された End Processing ユーザー出口によりそのように決定されていたためであると考えられます。

処理を続行します。

なし。

IDI0053I

Fault history file entry suppressed due to: reason

ヒストリー・ファイルは、現行の障害について更新されませんでした。抑止の理由が、以下のいずれかとして reason に示されます。
DUMMY ヒストリー・ファイルの指定
IDIHIST DDname が DUMMY と指定されました
History file ENQ timeout
Fault Analyzer は、設定された時間間隔内でヒストリー・ファイルを逐次化できませんでした。
History file access error
ヒストリー・ファイルのオープン/読み取り障害であれば、多くの場合、このメッセージの前にメッセージ IDI0016E または IDI0078E が発行されています。
Duplicate fault or End Processing user exit
障害の検出が重複したことが理由の場合、メッセージ IDI0044I がこのメッセージの前に発行されています。それ以外の場合には、End Processing ユーザー出口が抑止を要求しました。
End Processing user exit
障害項目リフレッシュ処理の間、End Processingユーザー出口が抑止を要求しました。

処理を続行します。

障害項目の抑止の理由が、重複と見なされるものではなく、ユーザー出口による抑止の要求でもない場合で、問題が解決しないときは、抑止の原因を調査する必要があります。前に発行されたメッセージに追加情報が提供されているかを検査するか、または別のユーザーやジョブが引き続き履歴ファイルに対する ENQ を保持しているかを検査してください。

IDI0055E

num MB の 31 ビットのストレージが現在使用できないため、Fault Analyzer プロセスが除外されました

分析が実行されるのに十分な境界以上のストレージが、領域内で使用できませんでした。

処理は終了します。

Fault Analyzer により分析される異常終了ジョブに、少なくとも num MB の境界以上のストレージが、領域内で使用可能であることを確認してください。必要なストレージは、JOB または EXEC JCL ステートメント の REGION パラメーターを使用することで、使用可能になります。推奨されるストレージを参照してください。
注:
  • REGION パラメーターの MVS インプリメンテーションが原因で、既に指定済みの REGION パラメーター内の値に、必要な量のストレージを単純に追加するだけでは十分でない可能性があります。
  • CICS® の場合、このストレージ全体の量は、EDSALIM パラメーターからではなく、JOB または EXEC JCL ステートメントの REGION パラメーターから提供されなければなりません。

ストレージの制限により、Fault Analyzer はリアルタイム分析を実行できませんでしたが、リカバリー障害記録 (リカバリー障害記録リカバリー障害記録を参照) は非 CICS 環境で試行されます。

IDI0056E

REXX environment initialization failed, IRXINIT rc=rc reason=reason

REXX 環境を初期化しようとしましたが、失敗しました。メッセージ・テキスト内の rc は戻りコードであり、reason は REXX 初期化ルーチン IRXINIT によって戻される理由コードです。戻りコードおよび理由コードについては、「z/OS®: TSO/E REXX 解説書」を参照してください。

処理を続行します。ただし、REXX exec ユーザー出口は呼び出されず、診断情報は IDITRACE DDname に書き込まれません。

戻りコードおよび理由コードについては、「z/OS®: TSO/E REXX 解説書」を参照してください。

IDI0058W

一時作業データ・セットの割り振りに失敗しました: Type=type RC=return-code Error=error-code Info=info-code

一時作業データ・セットの動的割り振りに失敗しました。

データ・セットなしで処理を続行します。

z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」で、戻りコード、エラー・コード、および情報コードについて参照してください。

IDI0059W

論理 parmlib 連結リスト・エラー: RC=return-code Reason=reason

論理 parmlib 連結の中のデータ・セットを判別するために論理 parmlib リスト・サービスの使用が試みられましたが失敗しました。

IDICNFxx parmlib メンバーを使用せずに処理を継続します。

z/OS®: MVS Programming: Assembler Services Reference」で、戻りコードおよび理由コードの説明を参照してください。

IDI0061E

Data set organization of history file data-set-name is not PDS or PDSE

Fault Analyzer は、無効なフォーマットのヒストリー・ファイルのデータ・セットを使用して呼び出されました。

処理を続行しますが、障害エントリーを書き込むことはできません。

ヒストリー・ファイルが PDS または PDSE のいずれかであることを確認してください。

IDI0062W

ファイル data-set-name 内にエラーがあります。 reason

データ・セットreason の読み取り時に data-set-name で示されるエラーが発生しました。

処理を続行します。

メッセージ IDI0062W は、特定の障害項目について、または $$INDEX メンバーについて発行される可能性があります。破損した HI セグメントが原因で、$$INDEX メンバーについてメッセージ IDI0062W が発行された場合は、ヒストリー・ファイルの次回の更新時 (例えば、新しい障害項目が書き込まれるとき) に、その HI セグメントに対し、$$BACKUP メンバーからのリカバリーが自動的に試みられます。

示されたデータ・セットが有効なヒストリー・ファイル PDS または PDSE であることを確認し、必要に応じてエラーのメンバーを削除してください。ただし、問題が解消されない場合を除いて、$$INDEX メンバーを削除しないように注意してください。その削除の結果として、重複障害情報が失われる可能性があるからです。

IDI0063W

ファイル data-set-name の削除に失敗しました。 reason

データ・セット data-set-name を削除しようとしましたが、失敗しました。原因は reason で示されています。

処理を続行します。

障害について示された原因を参照して、データ・セットを削除してください。

IDI0064W

CICS® Exit command failed. Response=response reason=reason

CICS® コマンドが失敗しました。

考えられる応答コードを以下の表にリストします。

1. 応答コード
応答コード 意味
1 OK
2 例外
3 災害
4 無効
5 カーネル・エラー
6 パージ済み

各コマンドに関連する理由コードは以下のとおりです。

2. 理由コード

この表には、2 つの列があります。サブヘッダー行とコメント (適用可能な理由コードなし) は、2 つの列にわたっています。

理由コード 意味
FREEMAIN
(適用可能な理由コードなし)
GETMAIN
1 ストレージ不足
INQ_APPLICATION_DATA
1 DPL プログラム
2 トランザクション環境なし
3 トランザクション・ドメイン・エラー
4 無効な機能
5 異常終了
6 ループ
7 照会失敗
INQUIRE_TRANSACTION
1 トランザクション環境なし
3 バッファーが小さすぎる
7 無効なトランザクション・トークン
37 異常終了
39 ループ
START_PURGE_PROTECTION
(適用可能な理由コードなし)
STOP_PURGE_PROTECTION
(適用可能な理由コードなし)
WAIT_MVS
3 タスク取り消し
4 タイムアウト

処理を続行します。

障害については、示された原因を参照してください。

IDI0065W

CICS® Exit action failed. Return code=rc

CICS® 呼び出し出口内で実行されたアクションが失敗しました。

処理を続行します。

障害については、示されたアクションと戻りコードを参照してください。

IDI0066I

CICS® Fast No Dup processing for task task-number found duplicate for program-name abend-code fault-id

NoDup(CICSFAST(…)) オプションが友好であるため、Fault Analyzer は、CICS® トランザクション異常終了が、前の CICS® トランザクション異常終了の重複であると判別しました。重複する障害を判別するために使用される条件については、NoDupを参照してください。

メッセージ・テキストの fault-id は、重複と見なされた現行障害の障害 ID を示します。

異常終了 CICS® トランザクション用のヒストリー・ファイル項目を作成せずに処理を継続します。

なし。

IDI0068I

tokenFault Analyzer SubTask が num 分間実行されています。

このメッセージが CICS® で発生するのは、タスク異常終了が 10 分以上、Fault Analyzer SubTask を実行していたときに、新しい CICS® タスク異常終了も、Fault Analyzer SubTask 処理の実行を必要としている場合です。システム上の CPU 使用率が非常に高く、妥当な時間で分析が行われない場合に、この状態が発生します。または、Fault Analyzer SubTask の処理に問題があることを示しています。

処理を続行します。

なし。

IDI0069E

command-name failed. Resp=response-code field=value

不明なエラーが発生しました。

処理を続行します。

IBM サポートに連絡してください。可能な場合はジョブ・ログを送信してください。

IDI0071I

function-name of program program-name (api,concurrency) completed successfully

このメッセージは、実行されたコマンドが完了したことの確認です。

処理は終了します。

なし。

IDI0072I

Program program-name is status

このメッセージは、現行の出口プログラムの名前と状況を示します。

処理を続行します。

なし。

IDI0073I

Usage: CFA <Install|Uninstall>

CFA トランザクションに渡された引数が誤っていました。このメッセージは、正しい使用法をユーザーに知らせます。

処理を続行します。

なし。

IDI0074E

User not authorized to issue command command-name

実行中のタスクに関連したユーザーに、このコマンドを使用する権限がないか、このコマンドが必要とする方法でリソースにアクセスする権限がありません。

コマンドの試行が失敗しました。

必要なコマンド権限があることを確認してください。

IDI0075E

IDIXCCEE CICS 出口が異常終了しています。CICS SOS pending.

分析を開始するのに十分なストレージが使用できませんでした。このストレージの欠如は、高い CICS® システム・アクティビティーの場合、または複数の CICS® トランザクション異常終了が、Fault Analyzer により並行して分析されている場合に発生する可能性があります。

処理は終了します。

この問題の原因が、高い CICS® システム・アクティビティー、または複数の並行した CICS® トランザクション異常終了の分析ではなかった場合、CICS® DSA サイズの増設をお勧めします。

IDI0076E

Fault Analyzer CSVINFO MIPR ルーチンの異常終了が発生しました

ロード・モジュールについての情報を取り出すために CSVINFO マクロの処理中に、異常終了が発生しました。

ロード・モジュールに対する CSVINFO 処理が終了します。

IBM サポートに連絡してください。

IDI0077I

Fault Analyzer 内部診断: text

このメッセージは、特定の診断情報を表示する場合に使用される内部 Fault Analyzer メッセージです。

処理を続行します。

なし。

IDI0078E

次に示す原因のために、障害ヒストリー・ファイル data-set-name をオープンできませんでした。 reason

data-set-name で識別される履歴ファイルが、reason に示された原因のために、オープンできませんでした。

reason が「DDfopenw() rc=X'800sssrc’」の形式で表示される場合、この理由は、オープン処理の間の異常終了を示します。説明:
sss
16 進 MVS システム異常終了コード。
rc
関連の 16 進理由コード。

障害項目がヒストリー・ファイルに書き込まれていない可能性があります。

オープンが失敗した原因を判別し、ジョブを再実行依頼します。ファイル定義用の属性が VB LRECL 10000 PDS または PDSE であることを確認してください。履歴ファイルが、シスプレックス全体で共用される PDSE である場合、追加情報について、シスプレックス全体でのヒストリー・ファイルの共用を参照してください。

IDI0081I

IEWBIND unusual condition function module-name rc=reason-code

バインドを使用中にエラーが発生しました。

reason-code83000526 の場合、入力モジュールに異常な状態が検出されたことを示します。この状態は、独自の管理情報をロード・モジュールに追加するサード・パーティー製品を使用する場合に当てはまります。このメッセージを抑止するには、Quiet(IDI0081I) を使用してください。

処理を続行します。

reason-code の値は、バインド・プログラム API の理由コードです。バインド・プログラム API の理由コードは、「z/OS®: MVS プログラム管理: 拡張機能」に記載されています。

IDI0082E

DB2® subsys-id Call Level Interface error: reason

subsys-id で識別された DB2® サブシステムの DB2® コール・レベル・インターフェース (CLI) を使用した DB2® 情報の取得が失敗しました。このエラーの詳細については、reason を参照してください。

処理を続行しますが、分析が完全でない可能性があります。

DB2® コール・レベル・インターフェースがインストールされ、必要なセットアップを実行済みであることを確認してください。DBRM をパッケージにバインドするアプリケーション・プランが存在しなければなりません。デフォルトのアプリケーション・プランは、DB2® SDSNSAMP データ・セットのメンバー DSNTIJCL 内のサンプル・ジョブを使用して作成できます (詳しくは、DB2 のバインディングを参照してください)。

reason が「SQL return code -1 for SQLAllocConnect to DB2® system system-name」である場合、Fault Analyzer IDIS サブシステムを Fault Analyzer IDIS サブシステムの使用 の説明に従って開始することで、問題が解決する可能性があります。

メッセージ reason に組み込まれるのは通常は SQLError ODBC 関数呼び出しの結果です。これにより、エラーに関する詳細情報が提供されます。特に注意するものは、REASON= キーワードに続く 8 桁の 16 進理由コードです (例えば、REASON=00f30034)。この理由コードの説明は、次を参照してください: DB2® for z/OS®: コード

IDI0083E

Fault Analyzer SVC エラー: reason

Fault Analyzer SVC 実行時にエラーが発生しました。このエラーの詳細については、reason を参照してください。

このメッセージが断続的に出される場合は、Fault Analyzer がロックを保持せずに サブシステム・アドレス・スペースを全探索している可能性があります。

処理を続行しますが、分析が完全でない可能性があります。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。reason が、Fault Analyzer SVC 実行時の異常終了を示している場合、SVC ダンプが常に書き込まれます。診断のために、このダンプを保存しておいてください。

IDI0084E

Fault Analyzer 終了とメイン・タスク・レベルの不一致

呼び出し出口が、Fault Analyzer メイン・モジュール IDIDA とは異なるバージョンまたは保守レベルであることが判明しました。

処理を続行しますが、エラーが発生する可能性があります。

使用されるすべての Fault Analyzer モジュールが、同じレベルのバージョンと保守であることを確認してください。

IDI0085E

Fault Analyzer パージ済み、切り離し中のサブタスク TCB

異常終了した CICS® タスクが、オペレーターによってパージされたときに、Fault Analyzer を実行していました。Fault Analyzer は、分析サブタスク TCB を消去します。

処理は終了します。

なし。

IDI0086E

size k の 24 ビットのストレージが現在使用できないため、Fault Analyzer プロセスが除外されました

分析が実行されるのに十分な境界以下のストレージが、使用できませんでした。size は、必要なストレージ量 (KB) を示します。

現行の障害について、障害分析が除外されます。

境界以下の十分なストレージが使用可能であることを確認してください。詳しくは、推奨されるストレージを参照してください。

ストレージの制限により、Fault Analyzer はリアルタイム分析を実行できませんでしたが、リカバリー障害記録 (リカバリー障害記録を参照) は非 CICS 環境で試行されます。

IDI0087I

size Meg of 31 bit storage could be provided by SETPROG LPA,ADD,MOD(module-list),DSN=LNKLST

境界以上のストレージが不足しているため分析が実行できなかった場合、相当なサイズがあるすべての必要なモジュールが、まだ LPA にロードされていないときに、これらのモジュールを LPA にロードした場合に実現した領域サイズ・スペースの節約量を示すために、このメッセージが発行されます。詳しくは、推奨されるストレージを参照してください。

メッセージ IDI0055E がこのメッセージに先行し、取得できなかった境界以上の必要な領域サイズを示します。

処理は終了します。

メッセージ IDI0055E に示されている境界以上のストレージ量が使用可能であることを確認してください。このメッセージのテキストに記載されている SETPROG コマンドを実行すると、size で示されている MB 数を使用可能にすることができます。

IDI0088E

Fault Analyzer が IEWBIND 異常終了 abend-code を取り込みました。処理は続行します

CSECT のロード・モジュールへのマップを試行中、Fault Analyzer が、異常終了コードを表示して異常終了したバインド・プログラムを呼び出しました。

異常終了コードのフォーマットは xxxyyy です。ここで、xxx は 3 桁の 16 進システム異常終了コードで、yyy は 4 桁の 10 進ユーザー異常終了コードの 3 桁の 16 進表現です。

処理を続行しますが、モジュール情報は不完全である可能性があります。

バインド障害の原因を判別してください。

IDI0089I

Fault Analyzer Subsystem task name RC=rc, Rsn=rsn description

表示可能な場合、Fault Analyzer サブシステムのタスク名が task-name に表示されます。このメッセージは、予期しない状態が Fault Analyzer IDIS サブシステム・インターフェースで発生した場合に発行されます。

メッセージ description に SQLError ODBC 関数呼び出しの結果が含まれる場合があります。これにより、エラーに関する詳細情報が提供されます。特に注意するものは、REASON= キーワードに続く 8 桁の 16 進理由コードです (例えば、REASON=00f30034)。この理由コードの説明は、次を参照してください: DB2® for z/OS®: コード

処理を続行しますが、分析が完了していない可能性があります。

IDI0082E など、状況の解明に役立つ他のメッセージが発行されていないか確認してください。

IDI0090E

Execution of REXX exec exec-name failed, IRXEXEC rc=return-code

このメッセージは、REXX ユーザー出口の実行で障害が発生した場合に発行されます。

処理を続行しますが、その出口での実行は失敗します。

IDITRACE を使用して問題について説明する REXX メッセージを参照します。z/OS®: TSO/E REXX 解説書」で、IRXEXEC からの戻りコードの説明を参照してください。rc=20 の場合には、exec-name に示す exec が IDIEXEC 連結で使用可能かどうか確認してください。

IDI0091S

GETMAIN が IDIXTSEL 初期エントリーに失敗しました

IDIXTSEL MVS ダンプ後出口の実行に使用可能なストレージが不足しています。

ダンプ登録処理は終了します。

なし。

IDI0092S

condition exceeded, the subtask is canceled

メッセージ・テキストの中の condition は、以下のいずれかになります。
Short term interval
環境検査が、指定された制限時間内に完了しませんでした。この検査がリアルタイム障害分析を始める前に実行され、制限時間を超過しているのは、環境の問題の兆候であるか、分析中に重大な遅延またはハングが発生した可能性があります。
IDIDA 実行の時間
リアルタイム分析が、許可された最大時間内に完了しませんでした。制限時間は、分析中のさまざまなチェックポイントにおける経過時間を基に自動的に調整されます。

処理は終了します。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

問題分析には、IDI0092S メッセージが発行されたときに生成されたダンプが必要です。既存のリカバリー障害記録ダンプが使用できない場合、問題を再現する前に次の SLIP トラップを設定して取得できることがあります。
SL SET,ID=xxxx,MSGID=IDI0092S,A=SVCD,END

「Short term interval」以外の状態で (上の「Short term interval」を参照してください)、Fault Analyzer 待機/ループ保護機構を 無効にするには、NoLoopProtection オプションを使用できます。詳しくは、LoopProtectionを参照してください。

IDI0093W

Binder processing stopped because num meg of 31 bit storage is not currently available

バインダーを正常に実行するために使用可能な境界以上のストレージが、十分に存在しません。

バインダー処理は終了しますが、Fault Analyzer 分析は継続します。

可能な場合、使用可能な 31 ビット領域のサイズを増加させ、再試行してください。

IDI0094W

Binder processing stopped because num k of 24 bit storage is not currently available

バインダーを正常に実行するために使用可能な境界以下のストレージが、十分に存在しません。

バインダー処理は終了しますが、Fault Analyzer 分析は継続します。

可能な場合、使用可能な 24 ビット領域のサイズを増加させ、再試行してください。

IDI0095W

Unexpected condition found in source-location description

IBM サポートに報告する必要がある状況が発生しました。

処理を続行します。

IBM サポートに連絡してください。

IDI0096S

CICS® Task task-id was force purged by an operator while state fault analysis

CICS® トランザクションの障害分析がオペレーター介入により強制終了されました。

メッセージ・テキストで、task-id は強制的にパージされたタスクを示します。state は、強制終了された障害分析のアクティビティーを示して「waiting for」または「performing」のいずれかになります。

処理は終了します。

なし。

IDI0097W

Unsupported REXX execution environment detected - no REXX services available

ジョブ・ステップ TCB の保護キーが 8 以外のキーに設定されています。この環境は REXX でサポートされない環境であるため、障害分析で REXX サービスは使用できません。このサービスの欠如には、REXX ユーザー出口に対するすべての呼び出し、および IDITRACE DDname へのすべての出力が含まれます。

処理は REXX サービスを使用せずに継続されます。

なし。

IDI0098S

出口 exit-name がインストールされていません。Fault Analyzer SVC が見つかりません

exit-name で示された Fault Analyzer 呼び出し出口で、インストールを試みました。しかし、Fault Analyzer SVC がインストールされていないため、処理は終了します。

処理は終了します。

Fault Analyzer SVC (ステップ 5 を参照) をインストールし、再試行してください。

IDI0099S

transaction-id transaction cannot be used, Fault Analyzer SVC not found

Fault Analyzer CFA トランザクション (transaction-id に示された、別の名前で呼び出されている可能性があります) の使用が試みられました。しかし、Fault Analyzer SVC がインストールされていないため、処理は終了します。

処理は終了します。

Fault Analyzer SVC (ステップ 5 を参照) をインストールし、再試行してください。

IDI0100S

Fault Analyzer を使用できません。Fault Analyzer SVC が見つかりません

Fault Analyzer SVC がインストールされていない状態で、Fault Analyzer の呼び出しが試みられました。

処理は終了します。

Fault Analyzer SVC (ステップ 5 を参照) をインストールし、再試行してください。

IDI0101I

Fault Analyzer CICSDUMPTABLEEXCLUDE オプションのために処理がスキップされました。異常終了コード abend-code

CICSDumpTableExclude オプションを使用した結果、CICS® トランザクション障害の分析が除外されました。このオプションの詳細については、CICSDumpTableExcludeを参照してください。

処理は終了します。

なし。

IDI0102S

Fault Analyzer 実行環境が不適切なために処理が終了しました

障害分析を始める前の実行環境の検査中に、異常終了が発生しました。

処理は終了します。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0103I

Binder processing of member member-name from data-set-name received a 'not found' condition.

MVS バインド・プログラムの呼び出しが失敗しました。

処理を続行しますが、分析が完了していない可能性があります。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0104S

IDINDFUE 作業域の上書き前または後 (またはその両方) のストレージ - 処理が終了しました。

Fault AnalyzerIDINDFUE プログラム出口を呼び出すときには、256 バイトの作業域を受け渡します。IDINDFUE から戻るとき、Fault Analyzer はこの作業域を囲むストレージが上書きされたことを検出しました。

Fault Analyzer 処理は即時に終了します。( processing is terminated immediately.)

IDINDFUE プログラム出口コードを調べて、ストレージが上書きされた理由を判別してください。

IDI0105S

module-name:line-number Storage allocation for dec-count (X'hex-count') bytes failed - processing terminated

ストレージの無効な要求が発生しました。このメッセージはメッセージ IDI0005S と似ていますが、負の長さが含まれているすべてのストレージ割り振り要求に使用されます。

処理は終了します。

IBM サポートに連絡してください。

IDI0105S メッセージの発行時に生成されたダンプは、問題分析に必要です。既存のリカバリー障害記録ダンプが使用できない場合、問題を再現する前に次の SLIP トラップを設定して取得できることがあります。
SL SET,ID=xxxx,MSGID=IDI0105S,A=SVCD,END

IDI0106E

ENQ timed out for major-name minor-name held by jobname on system-name

新規障害項目の作成前に、ヒストリー・ファイルに対して ENQ に設定された制限時間を超えました。制限時間は約 1 分です。

ENQ リソースは、jobname システム上のジョブ system-name に保持されています。

障害項目は作成されませんが、分析レポートは IDIREPRT に書き込まれます。

処理を続行します。

ENQ を満たすことができなかった理由を判別してください。この理由は、履歴ファイル・メンバーを編集している TSO/ISPF ユーザーである可能性があります。

IDI0107I

transaction-id date time exit status

このメッセージは、Fault Analyzer Control Transaction (transaction-id) を使用して、1 つ以上の出口 (CICS® で識別される XPCABND、XDUREQ、LE Exit、または exit 出口) の状況を変更すると必ず発行されます。status フィールドには、「Uninstalled」または「Installed」と表示されます。

処理を続行します。

なし。

IDI0108I

IDIS サブシステムは、PDSE ヒストリー・ファイルではないため、data-set-name を処理しません。

このメッセージは、PARM='UPDINDEX' を使用して、PDSE でないヒストリー・ファイルを開こうとすると、Fault Analyzer IDIS サブシステムによって発行されます。メッセージ・テキスト data-set-name は、IDIS サブシステムでキャッシュできないヒストリー・ファイルを示します。

IDIS サブシステムのキャッシングの詳細については、ヒストリー・ファイル $$INDEX データのキャッシュを参照してください。

処理は継続されますが、ヒストリー・ファイルの $$INDEX メンバーに対するすべての入出力がリクエスター (リアルタイム分析、バッチまたは対話式再分析、あるいは Fault Analyzer ISPF インターフェース) によって実行されます。

ヒストリー・ファイルの $$INDEX メンバーを、Fault Analyzer IDIS サブシステムに管理させることで、できるだけパフォーマンスの向上を図るには、PDSE ヒストリー・ファイルを使用する必要があります。

IDI0109E

PC recovery entered psw program-status-word abend=abend-word

このメッセージは、Fault Analyzer サブシステムのプログラム呼び出しインターフェースでエラーが発生した場合に発行されます。

通常は、このメッセージの直後に、エラーの詳細情報を示す追加のメッセージが表示されます。例:
IDISSPC PC recovery IDISSPC=16703250 IDISAMAN=16700000
IDISSPC R0-R3     00000001 171EAE20 80FF28FE 00000002
IDISSPC R4-R7     008A6770 008A69E0 008FD0C8 00F7DA00
IDISSPC R8-R11    00000000 00FF24AC 00000C80 00F7DA00
IDISSPC R12-R15   00000000 00000000 80FF2A2A 808A69E0
IDISSPC AR0-AR3   00000000 00000000 00000000 00000000
IDISSPC AR4-AR7   00000000 00000001 00000000 00000000
IDISSPC AR8-AR11  00000000 00000001 00000000 00000000
IDISSPC AR12-AR15 00000000 00000000 00000000 00000000

処理は継続されますが、失敗したサブシステムのサービスによって、予期しない結果が生じる可能性があります。

S102 異常終了の場合、この問題の原因としては、Fault Analyzer サブシステムにサービスを要求していたジョブまたはタスクが、 サブシステムの要求が完了する前に取り消されたことが考えられます。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0111W

IDI0092S のタイマーの有効期限が切れましたが、NoLoopProtection オプションが設定されているため、実行を続行します

このメッセージは、ループ/待機保護機構インターバル・タイマーの有効期限が切れたが、NoLoopProtection オプションが有効な場合に発行されます。

処理を続行します。

なし。

IDI0112W

db2_name SYSIBM.SYSDBRM access time took num_secs seconds, further IDIS requests for this table suspended for 30 minutes—create index on SYSIBM.SYSDBRM for improved performance

このメッセージは、IDIS サブシステムが DB2® サブシステム名 db2_name の SYSIBM.SYSDBRM DB2® カタログ テーブルを照会しようとしたときに、num_secs 値で示される最大予想時間を超えた場合に発行されます。識別された DB2® サブシステム上の SYSIBM.SYSDBRM テーブルへのアクセス試行は、その後 30 分間行われません。

処理は継続されますが、このメッセージが発行される原因となった障害、および同じ DB2® サブシステムが関係するそれ以降の障害についての分析レポートから、一部の DB2 関連情報が欠落する可能性があります。

パフォーマンスを向上させるために、SYSIBM.SYSDBRM に索引を作成してください。詳しくは、Fault Analyzer DB2 パフォーマンスの向上を参照してください。

IDI0113W

Subtask tcb-addr(description) return ECB=ecb-value during problem reanalysis under CICS®

CICS® で対話式再分析の実行中にエラーが発生しました。このエラーは、異常終了した、または CICS® での対話式再分析コンポーネントのセットアップが完全でなかった (以下の環境での対話式再分析の実行 CICSを参照) ことが原因と考えられます。

対話式再分析は終了します。

問題の説明に役立つ他のメッセージがないか確認してください。問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0114W

XMEM POST ABEND S102, requester termination

この問題は、Fault Analyzer サブシステムにサービスを要求していたジョブまたはタスクが、 サブシステムの要求が完了する前に取り消された場合に発生することがあります。

分析は既に取り消されています。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0115E

LE エンクレーブの異常終了 system-abend-code user-abend-code。実行を続行します

障害分析中に異常終了しました。

処理を続行します。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0116E

IPVLANGX の異常終了 abend-code。実行を続行します

IDILANGX プログラム内で異常終了しました。

処理を続行しますが、ソース・レベル情報は不完全である可能性があります。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0117E

ABEND<abend-code> during return POST, request from task jobnamejob-id may have been canceled

Fault Analyzer サブシステム POST 処理で異常終了が発生しました。この異常終了は、jobname および job-id によって示されるタスクからの要求の CANCEL が原因で起きた可能性があります。

処理を続行します。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0118W

CICS® task task-number abend abend-code analysis skipped due to max waiting exceeded. CICSFAtasks(max_slots,max_waits)

別の障害が発生した時点で、既に分析の待機を許可される障害の最大数に達していました。この限度は、DeferredReport オプションの CICSFAtasks サブオプションによって制御され、有効な現行値がメッセージ・テキスト内に提供されます。

分析はスキップされるので、通常の (すなわち、Fault Analyzer を使用しない) CICS® トランザクション・ダンプ分析の実行が必要になります。

既に最大値を指定している場合を除き、DeferredReport オプションの CICSFAtasks サブオプションを使用して、使用する並列実行タスクの数を増やすか、または分析の待機を許可される障害の数を増やすことができます。DeferredReportを参照してください。

IDI0119E

IDIS subsystem request server-id resource-id by jobname job-id has hung and will be canceled

Fault Analyzer IDIS サブシステムが、要求が予想どおりに終了しなかったことを検出しました。

要求は取り消されます。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0120S

IBM Fault Analyzer internal abend system-abend-code user-abend-code

Fault Analyzer が、システム異常終了コード system-abend-code またはユーザー異常終了コード user-abend-code を出して異常終了しました。

このメッセージは IDI0047S メッセージに相当しますが、発行される事情が異なります。

処理は終了します。

問題の原因を説明している可能性のある重大な (S レベルの) Fault Analyzer メッセージ (例えば、メッセージ IDI0005S。これはストレージ不足の問題を示しています) が以前に発行されていないかどうかを確認してください。S レベルのメッセージが以前に発行されていない場合は、IBMサポートに連絡してください。

IDI0121I

ImageFast NoDup processing found duplicate of ims_pgm fault_id histfile

Fault Analyzer は、現在の障害が IMS NoDup(ImageFast(…)) の重複であると判断しました。(IMS NoDup(ImageFast(…)) 重複検出については、NoDupを参照してください。)現在の障害が重複と見なされる元になった、先に発生した障害は IMS プログラム名 (ims_pgm)、割り当てられた障害 ID (fault_id)、およびヒストリー・ファイル・データ・セット名 (histfile) によって示されます。

処理を続行します。障害分析は実行されませんが、先に発生した障害の重複カウントが 1 つ増え、後で Fault Analyzer ISPF インターフェースで表示できるように (障害項目の重複ヒストリーの表示を参照してください)、重複の詳細が記録されます。

なし。

IDI0122W

ユーザー出口 IDIALLOC コマンドが失敗しました: DD=ddname DSN=data-set-name RC=return-code Error=error-code Info=info-code

REXX ユーザー出口が、データ・セットを動的に割り振る IDIALLOC コマンドを発行しましたが、割り振りに失敗しました。

data-set-name に示されるデータ・セットの割り振りを行わずに処理を続行します。

z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Guide」で、戻りコード、エラー・コード、および情報コードについて参照してください。

IDI0123S

Processing of abend abend-code terminated due to unsupported execution environment: reason

abend-code に示された異常終了の分析前または分析中に、Fault Analyzer が、次のいずれかの理由で処理を続行できないと判断しました。
  • SUB=MSTR アドレス・スペース

    アドレス・スペースは SUB=MSTR で開始されました。したがって SYSOUT の割り振りは許可されません。

  • 全機能アドレス・スペースでない

    現行アドレス・スペースは限定的な機能アドレス・スペースであることが分かりました。このアドレス・スペースはデータ・セットの割り振りなどの、必要なシステム・サービスをサポートしません。

  • システム・アドレス・スペース

    開始タスクは既知のシステム・アドレス・スペースでした。Fault Analyzer の分析はこのアドレス・スペースに対して不適切であり、失敗する可能性があります。

  • システム・タスクの異常終了

    異常終了が、IEFIIC イニシエーター TCB などのシステム・タスクの RB の下で発生しました。

  • JES が使用不可

    基本サブシステム (JES) が使用不可であることが検出されました。

  • Fault Analyzer が JES シャットダウン時に起動された

    Fault Analyzer は、異常終了の処理中に JES が使用不可になったことを検出しました。

  • 動的割り振りが使用不可

    現行タスクに対しては、必要な動的割り振りサービス (SVC 99) は使用不可であることが検出されました。

  • 所有ジョブ・ステップ TCB が異常終了中

    現行 TCB がジョブ・ステップ TCB ではなく、これを所有するジョブ・ステップ TCB が終了中の場合、ロードの障害が発生する可能性があります。

  • リソース・マネージャーでの異常終了

    リソース・マネージャーは、現行 TCB に対してアクティブでした。

  • アドレス・スペース内の同時分析

    システム・リソースの消耗を防ぐために、与えられた 1 つのアドレス・スペースでは一時点で 1 つの TCB のみが Fault Analyzer の異常終了分析の実行を許可されます。現行異常終了に対して Fault Analyzer が起動されたとき、別の Fault Analyzer 異常終了分析がすでにアクティブであると判断されました。現行の分析はキャンセルされます。

  • TCB により SYSZTIOT がエンキュー済み tcb-address

    Fault Analyzer が大分類名 SYSZTIOT で異常終了の分析に呼び出されましたが、この名前は既に tcb-address 内のアドレスで識別される TCB によってキュー済みでした。この状態が発生する例は、Fault Analyzer が U0002 異常終了で呼び出されたときに IMS がシャットダウン中の場合です。

  • TCB の保護キーが 8 でも 9 でもない

    Fault Analyzer が、保護キー 8 (非 CICS) でも 9 (CICS®) でも実行されていないタスクの異常終了を分析するために呼び出されました。

処理は終了します。

このような条件のもとでは、リアルタイム分析は可能ではありません。Fault Analyzer は、MSGID=IDI0123S および A=SVCD パラメーターを使用して SLIP トラップを設定し、次に Fault Analyzer ISPF インターフェースFileメニューのオプション 5 を使用した結果の SVC ダンプを分析することにより、依然として問題判別の補助に使用されることもあります。

IDI0124E

IDIS subsystem subtask server-id resource-id has terminated with abend code abend-code

Fault Analyzer サブシステム内のサブタスクが異常終了しました。

Fault Analyzer サブシステム・サブタスクは終了しますが、必要に応じて再始動されます。

リクエスター処理は続行しますが、失敗したサブシステム要求のタイプによっては予期しない結果になる可能性があります。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0125W

IDIS subsystem subtask server-id resource-id has terminated with return code rc

Fault Analyzer IDIS サブシステム内のサブタスクが異常終了しました。

IDIS サブシステム・サブタスクは終了しますが、必要に応じて再始動されます。

リクエスター処理は続行しますが、失敗したサブシステム要求のタイプによっては予期しない結果になる可能性があります。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0126I

Recovery fault recording fault ID faultid assigned in history file history-file-name

Fault Analyzerは、通常のリアルタイム分析を完了することができませんでしたが、リカバリー障害記録障害項目 faultid をヒストリー・ファイル history-file-name に作成しました。この障害項目の再分析を行うと、Fault Analyzer が終了時に分析していた障害の情報を 入手できます。

処理が終了しました。

なし

IDI0127W

リカバリー障害記録が job-id に対して失敗しました。 reason

job-id に示されたジョブに対する Recovery fault recording 処理が、以下のいずれかとして reason に示された理由で失敗しました。
  • SDUMP suppressed, capture phase of another SVC dump was in progress.

    SDUMP が、戻りコード 8 および理由コード 2 で失敗しました。これは、SVC ダンプが、別の SVC ダンプの取り込みフェーズが進行中のため、抑止されたことを示しています。

  • SDUMP DASD space or overload error.

    SDUMP が、戻りコード 8 および理由コード 3E で失敗しました。これは、SVC ダンプが、他のダンプを処理するために既に最大量の仮想ストレージ (CHNGDUMP コマンドの MAXSPACE パラメーターを使用して、インストール済み環境によって定義) を使用していることを示しています。

    一般には、この状態になる理由は、DASD スペースの不足です。

  • SDUMP rc=return-code reason=reason-code error.

    SDUMP が、戻りコード return-code および理由コード reason-code で失敗しました。「z/OS®: MVS Programming: Authorized Assembler Services Reference, Volume 3 (LLACOPY-SDUMPX)」で、これらのコードの説明を参照してください。

  • RFR requires the IDIS subsystem to be functioning correctly.

    リカバリー障害記録が通常では実行される状態が発生しました。しかし、IDIS サブシステムが正しく機能していなかったため、リカバリー障害記録を実行できませんでした。

終了を続行します。

示された理由に従って、適切なアクションを実行してください。

リカバリー障害記録を使用可能にするためには、IDIS サブシステムが始動しており、機能している必要があります。

IDI0129W

Recovery fault recording IEATDUMP failure, rc=return-code reason=reason-code dump=data-set-name

リカバリー障害記録処理時に IEATDUMP データ・セットを書き込もうとしたときに、エラーが発生しました。このメッセージ・テキストの return-codereason-code は、それぞれ IEATDUMP サービスからの戻りコードと理由コードで、data-set-name は書き込もうとしたダンプ・データ・セットの名前です。この問題の説明については、「z/OS®: MVS Programming: Assembler Services Reference」の IEATDUMP 戻りコードおよび理由コードに関するセクションを参照してください。

終了を続行します。

該当するアクションを行って、IEATDUMP エラーを解決してください。

IDI0130E

IDIS サブシステム task-id1 task-id2 からの応答が 2 分以内に戻されなかったため、要求がキャンセルされました

処理は続行されますが、取り消されたサブシステム要求によって予期された結果が影響されることがあります。

発行されている可能性がある他のメッセージを確認して、IDIS サブシステムが応答しない理由を判別してください。また、IDIS サブシステムの優先順位は、このサブシステムが呼び出される可能性のあるどの異常終了するタスクよりも低く設定しないでください。

引き続き応答が欠落し、理由が判別できない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0131W

Waiting mins minutes for dsn(mbr) SPFEDIT ENQ owner

dsn および mbr により識別されたヒストリー・ファイル・データ・セット・メンバーへの排他的アクセスの取得での問題がありました。それまで待機した時間は、mins 値に分数で示されます。可能な場合、ENQ の現在の所有者が owner に表示されます。例: held by IDIS on SYS8

IDIS サブシステムは、要求されたデータ・セット・アクセスの待機を続行します。

示されたデータ・セット・メンバーが更新に使用できない理由を判別してください。考えられる原因は、TSO/ISPF ユーザーがメンバーを編集していることです。

IDI0132W

MaxWaitSeconds of seconds exceeded for transaction transaction (task task), analysis will be skipped

DeferredReport(CICS(FATasks(…))) オプションに有効な MaxWaitSeconds 値を超過しました。このオプションの詳細については、DeferredReportを参照してください。

示された CICS® トランザクションの分析は実行されません。

なし。

IDI0133W

DeferredReport option overridden due to MaxMinidumpPages(max_pages) exceeded by num_pages pages

XDUMP は有効ではなく、DeferredReport オプションは有効ですが、MaxMinidumpPages オプションの限度を超えました。

ミニダンプは障害項目に書き込まれませんでしたが、分析は実行され、レポートが障害項目と IDIREPRT の両方に書き込まれました。

このような状況を防ぐには、以下のようなことが役立つ可能性があります。

IDI0134E

size k の 24 ビットの LSQA ストレージが現在使用できないため、Fault Analyzer プロセスが除外されました

size (キロバイト単位) で示されたストレージの最小必要量が、境界以下の LSQA に使用できません。

処理は終了します。

なし。

IDI0135E

Recovery fault recording terminating.Severe private storage shortage and no SVC dump access.

IEATDUMP ダンプ・タイプを使用してリカバリー障害記録処理を実行するための十分なストレージが専用領域で使用できません。また、アクセス権限が不十分なため、Fault Analyzer は SDUMP ダンプ・タイプを使用できません。SDUMP は、IDIS サブシステムから書き込まれます。したがって、通常は、異常終了した領域に重大なストレージの不足がある場合に使用できます。これで、IEATDUMP が書き込まれるのを防止します。

リカバリー障害記録の障害項目なしで処理は終了します。

可能な場合には、より大きな領域サイズで再実行依頼するか、または代わりに、SDUMP ダンプ・タイプを使用するのに必要なアクセス権限を提供します (SDUMP リカバリー障害記録データ・セット を参照)。

IDI0136W

Recovery fault recording IEATDUMP not taken because NULLFILE has been selected for the DSN

Recovery fault recording 適格なデータ・セット名が判別されなかったため、処理で IEATDUMP データ・セットを書き込みできませんでした。

処理は終了します。

なし。

IDI0137W

I/O Error

データ・セットの入出力操作中にエラーが発生しました。

処理を続行します。

このエラーに関連した追加メッセージがあるかどうか調べてください。

IDI0138S

No minidump or MVS dump data set is available for reanalysis of history file hist-file fault ID fault-id

バッチ再分析を試みた障害項目には、ミニダンプもなく、既存の MVS ダンプ・データ・セットにも関連付けられていませんでした。それらの一方または両方がなければ、再分析は不可能です。

処理は終了します。

なし。

IDI0140S

Processing terminated due to data set open error for DDname ddname

必須 ddname のデータ・セットのオープンが失敗しました。

通常、このメッセージの前に 1 つ以上の別のメッセージがあり、エラーに関してさらに詳細な情報を提供します (例えば、メッセージ IDI0006E)。

処理は終了します。

示された ddname に関連するオプションの指定を確認してください。

IDI0141W

IDIS サブシステムには MODIFY-STOP を使用してください

このメッセージは、IDIS サブシステムを停止するために CANCEL コマンドを使用した場合に発行されます。

IDIS サブシステムを停止する正しい方法は、次のように、MODIFY または STOP コマンドを使用することです。
F name,STOP
または
P name

IDIS サブシステムは停止します。

なし。

IDI0142W

Dispatch delay in IDIS subsystem (Priority=idis-priority) exceeded num seconds for jobname job-id (Priority=job-priority)

このメッセージは、IDIS サブシステムの応答時間が、示されているリクエスターの所定の値を超えた場合に発行されます。

処理を続行します。

IDIS サブシステムのディスパッチ優先順位を検討して、Fault Analyzer サブシステム・サービスを要求する、jobname および job-id により識別されるジョブの優先順位より低くないことを確認してください。

IDI0143W

Binder processing stopped because num k of 24 bit LSQA storage is not currently available

バインド・プログラムを起動するために使用できる 24 ビット LSQA ストレージが、十分ではありませんでした。

処理は続行されますが、分析レポートからソース行情報が欠落している場合があります。

なし。

IDI0144E

IDIS subsystem TCB tcb-address detection-location abended abend-code

IDIS サブシステムの TCB または機能が、異常終了したかエラー条件を検出しました。

処理は続行されますが、分析レポートから情報が欠落している場合があります。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。修正が利用可能でない場合は、以下のように SLIP トラップを設定し、分析用のダンプを提供してください。
SL SET,ID=xxxx,MSGID=IDI0144E,A=SVCD,END

IDI0145I

message-text

このメッセージは、IDIS サブシステムが発行するすべての状況メッセージに使用されます。

これらのメッセージの例には、次のものがあります。
IDI0145I IDISXCFA TCB XCF startup
IDI0145I IDIS subsystem, IDISMAIN Started. V9R1M0
         (MVS 2009/02/03)
IDI0145I Starting Termination.

処理を続行します。

なし。

IDI0146I

IDIS サブシステムのストレージ使用量は、JCL REGION サイズの percent-value% です。number-of-tasks タスクを実行しています

このメッセージは、使用されたストレージの量が、JCL REGION パラメーターに指定された、またはデフォルトで設定された使用可能な最大ストレージの 80% を超えるたびに、IDIS サブシステムによって発行されます。このメッセージは、ストレージ使用量が高い間は、間隔を置いて再発行されますが、ストレージ使用量が再度 80% を下回ると発行されません。

処理を続行します。

このメッセージが定期的に発行される場合には、使用可能なストレージの不足によって IDIS サブシステムが終了するのを回避するため、領域サイズを増大します。

IDI0147I

IDI_SDUMP_ACCESSSDUMP には XFACILIT Fault Analyzer への ALTER アクセス権が必要

このメッセージは、RFR ダンプが書き込まれ、異常終了したジョブに関連付けられているユーザー ID に XFACILIT IDIS リソース・クラスに対する ALTER アクセス権がないと判断されるたびに、IDI_SDUMP_ACCESS サブシステムによって発行されます。

RFR ダンプを SDUMP ではなく IEATDUMP として書き込むように試行されます。

SDUMP を使用してリカバリー障害記録のパフォーマンスを改善する方法については、SDUMP リカバリー障害記録データ・セットを参照してください。

IDI0148E

IDIS サブシステム NOUPDINDEX オプションが有効であるために、RFR 障害エントリーを作成できません。

このメッセージは、RFR ダンプが書き込まれようとしているときに、IDIS サブシステムが NOUPDINDEX オプションで起動されていた場合、そのサブシステムによって出されます。

この問題の SDUMP はとられますが、履歴ファイルの障害エントリーには記録されません。

該当する場合、SDUMP の分析を実行し、問題を識別してください。UPDINDEX オプションを有効にした状態でサブシステムを再始動してください。

IDI0149W

IDIMAPS dsname には build YYMMDD=build-date がありますが、必要なレベルは required-date です。Execution may be incorrect.

不正なバージョンの IDIMAPS データ・セットが使用されています。dsname で示されるデータ・セットは、build-date に示される日付に作成されていますが、この日付は、required-date 内の Fault Analyzer のインストール・レベルに対して必要な日付に一致しません。

処理は続行しますが、結果は正しくない可能性があります。

IDIMAPS DDname に対して指定したデータ・セット名が正しく (この名前は通常、IDICNFxx parmlib メンバーの DataSets オプションを使用して指定されます)、またこのデータ・セットに SMP/E ターゲット・ライブラリーからの現行データが含まれるようにします。

IDI0150W

No READ access to DDname ddname data set name dsname.This data set will not be used.

明示的または暗黙的に Fault Analyzer に対して提供されたデータ・セットは、セキュリティー・サーバーの READ アクセス権がないため、アクセス不能でした。

処理は続行しますが、データ・セットがクリティカルな場合には、エラーが発生する可能性があります。

データ・セットに対する適切なアクセス権限を提供します。

IDI0151W

SDUMP failure reason [Job job_id]

reason で特定された理由で Recovery fault recording 処理または Java 分析が失敗しました。関連するジョブ ID が使用可能な場合、そのジョブ ID は job_id としてメッセージに含まれます。例:
  • SDUMP rc=8 rsn=2 for job jobname. SVC dump suppressed because capture phase of another SVC dump was in progress.
  • SDUMP rc=8 rsn=3E for job jobname. DUMPSERV has used virtual storage MAXSPACE because of dump DASD space shortage or high activity.
  • SDUMP rc=0 rsn=04 for job jobname. DUMPSERV は部分的なダンプしか作成できませんでした。 Examine associated IEA* DUMP messages for more detail.
  • SDUMP rc=return-code rsn=reason-code for job jobname.
  • SDUMP requires the IDIS subsystem to be functioning.
SDUMP の戻りコードと理由コードについて詳しくは、メッセージ IDI0127W を参照してください。

このメッセージは、IDIS サブシステムによって発行されます。

IDIS サブシステム処理を続行します。

示された理由に従って、適切なアクションを実行してください。

IDI0152I

jobname(history-file) にジョブ fault-id SDUMP が要求されました

SDUMP リカバリー障害記録ダンプ・データ・セットが、jobname に示されるジョブ用に要求されましたが、これは、ヒストリー・ファイル fault-id 内で障害 ID history-file に関連付けられます。

処理を続行します。

なし。

IDI0153I

Binder processing terminated for member module-name because it was created with the LINK=NO option

ロード・モジュール module-name に関するバインド・プログラムの呼び出しが、リンク・エディット・オプション LINK=NO を使用したことにより rc=83000505 で失敗しました。

示されたロード・モジュールに関するバインド・プログラム情報なしで処理を続行します。

なし。

IDI0154W

Configuration-options module module-name found in non-authorized load library and has been ignored

Fault Analyzer の構成オプションの提供に使用できる、module-name で示されているロード・モジュールが、APF 許可のないロード・ライブラリー内で検出されました。ロード・モジュール名は、IPVOPTLM または IDIOPTLM のいずれかです。このロード・モジュールを使用するためには、APF 許可ロード・ライブラリー内に配置する必要があるため、これは無視されます。

処理を続行します。

ロード・モジュールを APF 許可のあるロード・ライブラリーに置いてください。

IDI0155W

IDIS サブシステムに使用するユーザー ID には、HOME パスを使用する OMVS セグメントがありません

IDIJLIB DDname が IDIS サブシステム JCL に指定されていない場合、Fault Analyzer は、代わりに、作業ファイル用に IDIS サブシステムのユーザー ID OMVS セグメント HOME パスを使用します。この場合、IDIJLIB DDname および HOME パスは使用できません。

処理は続行しますが、Java 分析サポートは使用されません。

IDIJLIB DDname が IDIS サブシステム JCL に指定されているか、または IDIS サブシステムのユーザー ID 用に OMVS セグメント HOME パスが存在することを確認してください。

IDI0156W

GETMAIN of count bytes from jobname job-id address space failed abend-code, idis-module-name history-file-name IDIS subsystem request failed

IDIS サブシステムがデータを返していたときに、count バイトのクロス・メモリー GETMAIN が失敗し、異常終了 abend-code が出されました。この異常終了は、jobnamejob-id によって識別されたリクエスター・アドレス・スペースのストレージ不足が原因で発生しました。

処理を続行します。

可能であれば、リクエスター・アドレス・スペースの領域サイズを増やし、今後この問題が起こらないようにしてください。

IDI0157I

Fault Analyzer が意図的に異常終了 (U0777) して、IDIRFRON DDname のために RFR ダンプを生成しようとしています

IDIRFRON DD ステートメントが使用されている場合、Fault Analyzer は意図的に異常終了 U0777 を発行して、リカバリー障害記録障害項目が作成されるようにします。IDIRFRON DDname の使用の詳細については、リカバリー障害記録セットアップの検証を参照してください。

処理は終了します。

なし。

IDI0158W

IDIS subsystem requires restart with STEPLIB containing SMP/E *.SIDIAUT2 to load DLL dll-name

Java 障害を分析しようとしましたが、IDI.SIDIAUT2 サブシステム STEPLIB 連結内にデータ・セット IDIS がないために失敗しました。

分析を続行しますが、Java 情報は欠落しています。

IDI.SIDIAUT2IDIS サブシステム STEPLIB 連結に追加します。詳しくは、IDIS サブシステムの始動を参照してください。

IDI0159I

SDUMP requested for job-id1 fault-id will not be taken because reason usage of SDUMP

スケジュールされた Fault Analyzer リカバリー障害記録 SDUMP (SVC ダンプ) のレートが、これを処理するオペレーティング・システムの能力を超えるため、結果として現行ダンプは取得されませんでした。メッセージ・テキストで、job-id1 は SDUMP を要求した JES のジョブ ID であり、reason は次のいずれかです。
  • 「Current job-id1」、現行ジョブの SDUMP レートのしきい値が超過している場合。
  • job-id2」、別のジョブ (job-id2) の SDUMP しきい値が超過している場合。
  • 「High system」、すべてのジョブのしきい値を結合したものが超過している場合。

リカバリー障害記録 SDUMP は取得されません。

IBM サポートに連絡して、高レートの Fault Analyzer リカバリー障害記録 SDUMP が要求された理由を特定します。このメッセージが出される直前に取得された SDUMP の例を分析のために提供してください。

IDI0160I

History file history-file I/O error recovery successful

メッセージ IDI0033E で示される入出力エラーの後、Fault Analyzerhistory-file で示されるヒストリー・ファイル内に十分なスペースを取り戻すことができて、以降の障害項目の再書き込みができるようになりました。

処理は正常に続行します。

なし。

IDI0161W

ヒストリー・ファイル history-file I/O エラー・リカバリーが失敗しました。 reason

history-file で示されるヒストリー・ファイルで、入出力エラーからのリカバリーが試行されましたが、reason で示される理由により失敗しました。
  • History file is not a PDSE

    PDS ヒストリー・ファイルに対する入出力エラー・リカバリーは使用できません。

  • History file contains 25 or less fault entries

    自動スペース管理に関しては、ヒストリー・ファイルの障害項目が 25 個より多い場合のみ、障害項目は暗黙的に削除されます。

  • IGWFAMS error

    エラーの詳細情報を含むメッセージ IDI0095W が、このメッセージの直前に出されます。

  • Unable to provide the required space

    障害項目をこれ以上削除できませんでしたが、必要なスペース容量はまだ使用可能になりませんでした。この必要なスペースの欠如は、障害項目がロックされていることが原因の場合があります。

  • Recursive I/O error

    前の入出力エラーのリカバリー中に入出力エラーが発生しました。

処理は続行しますが、障害項目はヒストリー・ファイルに書き込まれません。

次の 1 つ以上が適切な場合があります。
  • 履歴ファイルにスペースを追加して、再割り振りしてください。
  • IDIUTIL SetMinFaultEntries 制御ステートメントを使用して、ヒストリー・ファイルのスペース管理設定を現在の設定より少ない値で変更します。
  • 暗黙的な削除を可能にするために、ロックされている障害項目をアンロックしてください。

IDI0162I

MVS dump taken to extract Java information

MVS 情報の非同期抽出を実行するために、現行の障害に対する Java ダンプが取得されました。

処理を続行します。

なし。

IDI0164I

Fault ID fault-id created in history file history-file due to reason

reason が原因で、MVS ダンプ・データ・セットのバッチ分析により、ヒストリー・ファイル history-file に新規の障害項目 fault-id が作成されました。

reason の考えられる値は次のとおりです。
  • GenerateSavedReport オプション
  • IDIRegisterFaultEntry コマンド

処理を続行します。

なし。

IDI0165A

ddname updates available--restart IDIS subsystem with //IDIDOC2 DD statement for IDI.SIDIDOC2 data set

IDIS サブシステムを開始するときに、IDIVSENUIDIVSJPN、または IDIVSKOR として ddname で示された VSAM KSDS メッセージおよび異常終了コード説明リポジトリーに対して 1 つ以上の更新が使用可能であることが判明しました。しかし、更新を含む //IDIDOC2 データ・セットを識別するための IDI.SIDIDOC2 DD ステートメントが指定されていません。

VSAM KSDS を更新せずに処理を続行します。

  1. VSAM KSDS の更新を含む IDIS データ・セットに対して次のように DD ステートメントを IDI.SIDIDOC2 サブシステム JCL で追加します。
    //IDIDOC2 DD DISP=SHR,DSN=IDI.SIDIDOC2
  2. IDIS サブシステムを再始動します。

IDI0166E

ddname 更新 member の処理中にエラーが発生しました: reason

VSAM KSDS メッセージおよび異常終了コード説明リポジトリーを更新するときにエラーが発生しました。メッセージ・テキスト内の各項目の意味は以下のとおりです。
ddname
DDname を IDIVSENUIDIVSJPNIDIVSKOR のいずれかとし特定します。
member
データ・セット IDI.SIDIDOC2 内の更新メンバーの名前。
reason
発生したエラーの説明。

処理は続行されますが、VSAM KSDS の更新は完了せず、IDIS サブシステムが次回開始されたときに VSAM KSDS の更新が再試行されます。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0167I

CICS® release のモデル処理が count オフセットを返しました

CICS® では、Fault Analyzer に特定リリース依存フィールド・オフセット値が必要となります。このオフセットは、Fault Analyzer がインストールされている場合に CICS® の始動時に判別されます。このメッセージは、検出されたオフセットの数を示しています。

処理を続行します。

なし。

IDI0168E

Models processing for CICS® release returned 0 offsets

CICS® では、Fault Analyzer に特定リリース依存フィールド・オフセット値が必要となります。このメッセージは、オフセット情報を判別する処理が失敗した場合に発行されます。この障害は、CICS® 環境での Fault Analyzer 操作を妨げます。

CICS® では、オフセット情報がないと Fault Analyzer は動作できません。

オフセット情報は SIDIMAPS データ・セット・メンバー IDIMCICS から抽出されます。IDIMAPS DataSets オプションが正しく指定されていることを確認してください。問題が解決しない場合は、このメッセージ番号に SLIP トラップを設定して、IBM サポートに連絡してください。

IDI0169E

Module module-name loaded from library-name is not APF authorized or the concatenation is not APF authorized

module-name で示された Fault Analyzer ロード・モジュールは APF 許可ロード・ライブラリーから実行する必要があります。今回、ロード・モジュールは library-name で示されたロード・ライブラリーから実行されましたが、このライブラリーは APF 許可されていなかったか、あるいは APF 許可されていない 1 つ以上の他のロード・ライブラリーとともに JOBLIB または STEPLIB 連結に組み込まれていました。

処理は終了します。

library-name が APF 許可されていること、および APF 許可されていない他のロード・ライブラリーとの連結に組み込まれていないことを確認してください。

IDI0170W

Unable to update data-set-name due to no UPDATE access

このメッセージは、data-set-name によって示されたメッセージおよび異常終了コード説明リポジトリー・データ・セットに対して更新が使用可能であるが、このデータ・セットに対する UPDATE アクセス権限が Fault Analyzer サブシステムにない場合に、IDIS IDIS サブシステムによって発行されます。この更新によって、既存の説明に含まれるフォーマット問題やタイプミスが修正されたり、新規のメッセージや異常終了コードが追加されたりする可能性があります。

更新は実行されずに処理が続行されます。

更新を実行するには、最初に IDIS サブシステムによって data-set-name に対する UPDATE アクセス権限を付与し、その後で IDIS サブシステムを停止して再始動してください。

IDI0171W

count PDSE クロスシステム SHARING 競合を history-file-name 分待機しています

このメッセージは、ヒストリー・ファイルにアクセスするためにかかった時間が 1 分を超える場合に Fault Analyzer IDIS システムによって発行され、その後、ヒストリー・ファイルにアクセスできるようになるまで 1 分ごとに発行されます。

ヒストリー・ファイルにアクセスできるようになるまでヒストリー・ファイルの処理は中断されます。

問題が解決しない場合は、SPFEDIT 大分類名を使用して、誰がヒストリー・ファイルの ENQ を保持しているかを判別してください。

IDI0172I

Fault Analyzer NameToken anchor built at storage-addr by TCB tcb-addr

このメッセージは、CICS® での Fault Analyzer 初期化時に発行されます。その目的は、エラーの発生時に IBM による診断を補助することです。

処理は正常に続行します。

なし。

IDI0173I

Fault Analyzer system DUMP call already issued for Fault Entry fault-id

Recovery Fault Recording (RFR) 処理の間に、fault-id で識別されている障害エントリーが、それ自体に対して既にシステム・ダンプ呼び出しを出していることが分かりました。そのため、これ以上のシステム・ダンプ呼び出しは出されません。

処理は正常に続行します。

なし。

IDI0174I

Fault Analyzer Java DUMP fault entry written to history-file1(fault-id) because IDIS subsystem cannot write to history-file2

Fault Analyzer IDIS サブシステムは、アクセス権限が十分ではないために、Java ダンプ障害項目をヒストリー・ファイル history-file2 に書き込むことができませんでした。代わりに、障害エントリー fault-id がデフォルト履歴ファイル history-file1 に書き込まれました。

処理は正常に続行します。

なし。

IDI0175I

Fault Analyzer DUMP 分析は、dump-dsn(history-file) に fault-id を使用します

このメッセージは、dump-dsn で識別されているダンプ・データ・セットが、history-file(fault-id) で識別されている障害項目に属していることがわかったときに、IDIS サブシステムによって出されます。この障害エントリーは更新され、関連付けられているダンプ・データ・セット名が追加されます。

処理は正常に続行します。

なし。

IDI0177E

Java DTFJ 処理が history-file (fault-id) に対して失敗しました

障害エントリー Java の再分析の間に、予期されていた fault-id 情報が履歴ファイル history-file に見つかりませんでした。このメッセージは、Java DTFJ 処理が正常に完了しなかったことを示しています。

処理は通常どおりに続行しますが、Java 情報はありません。

DTFJ 処理が失敗した理由を調べてください。MVS ダンプ後出口 IDIXTSEL がインストールされていること (詳しくは、MVS ポスト・ダンプ出口のインストール IDIXTSELを参照)、また IDIS サブシステムが始動していること (詳しくは、Fault Analyzer IDIS サブシステムの使用を参照) を確認してください。

IDI0178E

Fault Analyzer 開始がハングしました。RFR ダンプが異常終了の取り込みを開始しました。

リアルタイム分析を実行しようと試みているときに、ハングが検出されました。

リアルタイム分析は終了し、代わりにリカバリー障害記録障害エントリーが書き込まれます。

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

IDI0179W

side-file-type サイド・ファイルの使用を program-name に対して強制しようと試みているときに処理エラーが発生しました。このサイド・ファイルは使用されません。

「Listing/Side File Mismatch」プロンプトで、ENTER キー・アクションによってサイド・ファイルの処理が正常に行われませんでした。

プログラムのコンパイラー・リスト/サイド・ファイル・サポートなしで、処理は続行します。

必要に応じて、コンパイル日付とリストされている理由で不一致を調べて、よりプログラムに一致するコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルを見つけてください。

IDI0180I

Fault Analyzer CICSDUMPTABLEEXCLUDE( CheckMaxCurr) のために処理がスキップされました。異常終了コードabend-code

CICS® トランザクション・ダンプ・テーブル・エントリーが abend-code に存在していて、現在のダンプ・カウントが最大設定を超えています。CICSDUMPTABLEEXCLUDE(CheckMaxCurr) オプションが指定されているために、Fault Analyzer 分析はスキップされます。

処理は終了します。

なし

IDI0181W

IDIS は停止し、ストレージを保護するためのタスクを再始動します。REGION サイズを大きくして再始動してください。

Fault Analyzer は、サブシステムでストレージ不足状態を検出しました。サブシステムは停止し、必要な時点で IDIS DB2® サブタスクを再始動して状態の緩和を試みます。

処理を続行します。

このメッセージが IDIS サブシステムによって定期的に発行される場合には、使用可能なストレージの不足によって IDIS サブシステムが終了するのを回避するため、領域サイズを増大することをお勧めします。

IDI0182I

Fault Analyzer subsystem error from IDISAREQ: error_message

予期しない条件が原因で、メッセージが Fault Analyzer IDIS サブシステムから戻されました。error_message に入っている戻されたメッセージには、一般に、別のメッセージ ID が含まれています。

処理を続行します。

Fault Analyzer IDIS サブシステム呼び出しで発生した問題について、error_message にあるメッセージ ID を調べてください。

IDI0183W

No trace records found in data_set_name

data_set_name にある補助 CICS トレース・データ・セットのマッピングが要求されました。

トレース・マッピングは終了します。

指定されたデータ・セットが正しいことを確認してください。

IDI0184W

拡張ミニダンプ・データ・セット data_set_name を割り当てることができません: reason

data_set_name で示されている拡張ミニダンプ・データ・セットを割り当てようと試みましたが、reason で示されている理由で失敗しました。

処理は続行しますが、障害エントリーに拡張ミニダンプ・データ・セットが関連付けられることはありません。

XDUMP ページを追加した後のミニダンプ・ページの総数が MaxMinidumpPages オプションを実際に超えない限り、Below-the-bar XDUMP ストレージ・ページはミニダンプ・ページに変換されます。その場合、XDUMP データ・セットを宛先としていたすべてのストレージ・ページは破棄されます。

メッセージに示されている理由に対処してください。

IDI0187I

関連付けられたダンプ・データ・セット data_set_name は、不適切なアクセス許可のため、削除されません。ダンプ・データ・セット・タイプ: dump-type、ヒストリー・ファイル hist-file、障害 ID: fault-id、ジョブ名により作成: jobname、ユーザー ID: user-id、セキュリティー・サーバー・デフォルト・グループ ID group-id

リアルタイム分析時、対話式 MVS ダンプ分析に続く障害項目作成時、または IDIUTIL バッチ・ユーティリティー IMPORT 処理時に、自動ヒストリー・ファイル・スペース管理により、障害項目が削除されました。

関連するデータ・セットの削除も試みられました。しかし、アクセス許可が不十分であったため、data-set-name に示された関連するダンプ・データ・セットは削除できませんでした。

処理を続行します。
示されたダンプ・データ・セットを手動で削除します。

このメッセージで提供される情報から、このタイプのダンプ・データ・セットへのセキュリティー・サーバー・アクセス許可を変更して、それらデータ・セットとそれに関連する障害項目の自動削除を許すべきかどうかを判別してください。

dump-type に応じた追加情報:

IDI0188I

SNAPDATA parameter ignored: text

IDISNAP SNAPDATA パラメーターでエラーが検出されました。text には、エラーについての追加情報が含まれています。
処理を続行します。
考えられる説明について text を参照してから、問題を修正します。

IDI0189W

XDUMP データ・セット data_set_name は関連する障害項目と切り離して分析できません。その代わりに、ヒストリー・ファイル history_file_name 障害 ID fault_id の再分析を実行します。

data_set_name がダンプ・データ・セットとして分析用に選択されました。例えば、Fault Entry List 画面から「File」メニュー・オプション 5 を使用するなど。データ・セットは XDUMP データ・セットであるため、この方法で分析することはできません。
ダンプの分析が終了します。
その代わりに、history_file_name および fault_id のヒストリー・ファイルおよび障害項目の再分析を実行します。

IDI0191W

ヒストリー・ファイル history-file は、2 次スペースの割り振りなしで作成されました。

IDIS サブシステムは、 history-file データ・セットが 2 次スペースなしで割り振られていることを検出しました。
処理を続行します。
Fault Analyzer スペース管理は、2 次スペースを割り振ると効率的に動作するように設計されています。ヒストリー・ファイルの 2 次スペースの割り振り を参照し、PDSE ヒストリー・ファイルのサイズの変更の説明に従ってヒストリー・ファイルの再割り振りを検討してください。

IDI0192I

Dump data set data_set_name not deleted timestamp: reason

Fault Analyzer は、障害項目に関連付けられた data_set_name ダンプ・データ・セットを削除できませんでした。timestamp は、関連する障害項目が削除された時刻を示します。この時点で、 data_set_name ダンプ・データ・セットがマイグレーションされ、非同期プロセスがそのダンプ・データ・セットを削除しようとしました。reason は削除が失敗した理由を示します。
このメッセージは、削除できなかったダンプ・データ・セットごとに 1 回発行されます。メッセージが出される時刻は、reason によって異なり、以下のいずれかの時点で発生する可能性があります。
  • 関連付けられた障害項目が削除された時点。
  • IDIS サブシステムが、削除されていないダンプ・データ・セットを定期的に検査する場合。
  • IDIS サブシステムを停止する場合。
処理を続行します。
手動または自動操作によって、ダンプ・データ・セットを削除します。これを実行しないと、未使用のデータ・セットが孤立状態になります。

削除が失敗した理由については、 reason を参照するか、または SYSLOG を確認して、timestamp に示されている時間内に発行された可能性がある他のメッセージがないかどうかを調べてください 。

IDI0193E

ロック・フラグ制御出口ロード・モジュール IDIXLOCK のエラー: reason

ロック・フラグ制御出口 IDIXLOCK がインストールされている状態で、reason が原因で障害項目ロック・フラグの変更が試行されました。reason の考えられる値は次のとおりです。
  • Execution abend abend_code
  • 未許可のロード・ライブラリーで検出
  • LOAD 異常終了 abend_code-reason_code
  • LOAD error R15=load_reason_code
  • CSVQUERY error R15=csvquery_reason_code
処理は続行されますが、ロック・フラグは変更されません。
システム・プログラマーに連絡してください。

IDI0194W

spilled_pages minidump pages spilled to XDUMP data set xdump_dsn due to MaxMinidumpPages(mmp_pages) exceeded

有効な MaxMinidumpPages オプション値 (mmp_pages) を超えました。XDUMP データ・セットが使用可能になっているため、MaxMinidumpPages オプション値 (spilled_pages) を超えた数のミニダンプ・ページが XDUMP データ・セット (xdump_dsn) に「スピル」されました。

XDUMP データ・セットが存在する間、これは障害項目の再分析中に透過的に処理されます。ただし、XDUMP データ・セットが使用可能でなくなった場合 (削除された、名前が変更された、または再分析が実行されるシステムで使用できないなど)、再分析レポート情報が欠落するか、正しくなくなる可能性があります。この場合、「B」または「I」の行コマンドを使用したとき、または保管レポートがない障害項目に対して「V」または「S」の行コマンドを使用したときに、Fault Analyzer ISPF インターフェースによって警告が表示されます。同様の警告がバッチ再分析レポートおよび対話式再分析レポートに挿入されます。XDUMP が欠落している障害項目のバッチ再分析を実行すると、メッセージ IDI0195W も発行されます。

このタイプの状態を回避するには、以下のようにします。

  1. XDUMP など、密結合の関連ダンプ・データ・セットを削除したり名前を変更したりしないでください。Fault Analyzer を使用して障害項目が削除されると、これらは自動的に削除されます。
  2. ミニダンプ・ページを XDUMP データ・セットにスピルする必要がないようにするには、MaxMinidumpPages オプション値で十分であることを確認してください。
処理を続行します。
システム・プログラマーに連絡してください。

IDI0195W

スピルされたミニダンプ・ページを含む障害項目 fault_id XDUMP データ・セット xdump_dsn が存在しません。再分析レポート情報が欠落しているか、正しくない可能性があります

このメッセージは、障害項目 (fault_id) のバッチ再分析中に発行され、作成時にメッセージ IDI0194W が発行されました (この問題が発生した条件については、「IDI0194W」を参照してください)。

関連する XDUMP データ・セット (xdump_dsn) が使用できなくなった (削除された、名前が変更された、または再分析が実行されるシステムで使用できないなど) ので、再分析レポート情報が欠落するか、正しくなくなる可能性があります。

追加情報については、「メッセージ IDI0194W」を参照してください。

処理は続行されますが、再分析レポート情報が欠落するか、正しくなくなる可能性があります。
システム・プログラマーに連絡してください。

IDI0196W

Unable to perform reanalysis of fault entry fault_id in history file history_file due to no READ access.

このメッセージは、ユーザーが READ アクセス権を持っていない障害項目のバッチ再分析が試行された場合に発行されます。
処理は終了します。
アクセスが必要な場合には、セキュリティー管理者に連絡してください。