Summary セクション
Summary セクションでは、すべてのイベント (異常終了や呼び出し項目など) のリストが日時順に示されます。次の見出しが、前に付けられます。
<H1> E V E N T S U M M A R Yリストの各イベント項目について、モジュール名、プログラム名、失敗する行、またはステートメント番号など、主要な情報も示されます。これらの情報は、イベントの Event Details セクションに示される情報の要約です。
リストの項目ごとに、次の内容が提供されます。
- Event #
- このセクションは、イベントに割り当てられた、発生順に昇順の固有のシーケンス番号です。イベント番号は、レポートの Event Details セクションでイベントの詳細情報を参照する場合に使用します。
- イベント・タイプ
- 次のいずれかのイベント・タイプです。
- Abend abend-code
- 異常終了イベントは、システムのハードウェアまたはソフトウェアがプログラムを終了したときに発生します。これは、無効なアクションを実行しようとしたことや、何らかの理由で有効なアクションを実行できなかったことが原因です。オペレーティング・システムまたはその他のソフトウェアによって生成されたシステムまたはユーザーの異常終了コードは、異常終了に関連付けられます。
異常終了はソフトウェアによって「トラップ」され、別のタイプの異常終了に変換される可能性があるため、複数の異常終了を障害に関連付けることができます。
- AMODE64->31
- AMODE 64 から AMODE 31 への言語環境プログラムの切り替えを表すイベントです。
- BALR
- BALR イベントは、分岐およびリンク・メカニズムを介して 1 つのプログラムから別のプログラムに制御が移され、最初のプログラムのステータスに関する情報が 2 番目のプログラムによって標準の保存領域に保存されない場合に発生します。
- Branch
- 分岐イベントは、Breaking Event Address Register (BEAR) ハードウェア機能がワイルド分岐を引き起こした命令に関する関連情報を提供するときに発生します。
- Call
- 呼び出しイベントは、分岐およびリンク・メカニズムを介して 1 つのプログラムから別のプログラムに制御が移され、最初のプログラムのステータスに関する情報が 2 番目のプログラムによって標準の保存領域に保存された場合に発生します。リンク・イベントを使用して、呼び出しイベントはその障害の実行証跡を表示します。
Fault Analyzer は、異常終了時に取得された保管域情報から呼び出しイベントを再構成します。障害の各異常終了イベントに関連付けられる呼び出しイベントは、ない場合も、1 つ以上ある場合もあります。
- Current PRB
- 現在のプログラム要求ブロック (PRB) イベントです。
- Debug Tool
- z/OS® Debugger イベントです。
- EXEC CICS
- CICS EXEC CICS ステートメント・イベントです。
- EXEC DLI
- CICS EXEC DLI ステートメント・イベントです。
- EXEC SQL
- CICS EXEC SQL ステートメント・イベントです。
- Execute
- 実行イベントは、異常終了イベントの前に発生した EX マシン・インストラクションの実行を要約します。
- IDISNAP
- IDISNAP イベント。
- Interrupt
- 中断要求ブロック (IRB) イベントです。
- Java™
- Java™ イベントです。通常、Java メソッドの呼び出しです。
- LE Condition
- Language Environment® が処理できない条件イベントです。
- Link
- リンク・イベントは、スーパーバイザー呼び出しメカニズムを介して 1 つのプログラムから別のプログラムに制御が移され、最初のプログラムのステータスに関する情報が 2 番目のプログラムによって標準の保存領域に保存された場合に発生します。呼び出しイベントを使用して、リンク・イベントはその障害の実行証跡を表示します。
Fault Analyzer は、異常終了時に取得された保管域情報からリンク・イベントを再構成します。障害の各異常終了イベントに関連付けられるリンク・イベントは、ない場合も、1 つ以上ある場合もあります。
- ONCODE code
- PL/I 2.3 非 LE ランタイム ONCODE イベントです。ONCODE 条件が表示されます。
- PC number
- PC イベントは、PC (プログラム呼び出し) 命令が実行されたことが原因で、制御がシステム・サービスに移されるときに発生します。
- SVC number
- SVC イベントは、SVC 命令 (リンク以外) が実行されたことが原因で、制御がアプリケーション・プログラムからシステム・サービスに移されるときに発生します。
アプリケーション・プログラムによって呼び出されたシステム・サービス・ルーチンで異常終了が発生すると、SVC イベントが分析に表示されます。障害の各異常終了イベントに関連付けられる SVC イベントは、最大で 1 つです。
- Fail Point
- イベントが障害点として識別された場合に、そのことがこの列の
*****によって示されます。 - Module Name
- 可能な場合、イベントに関連するロード・モジュールの名前です。それ以外の場合は
n/aです。 - Program Name
- 可能な場合、イベントに関連するプログラムまたは CSECT の名前です。それ以外の場合は
n/aです。 - EP Name
- 可能な場合、イベントに関連するエントリー・ポイントの名前です。それ以外の場合は
n/aです。 - Event Location
- このフィールドには、次の省略語のうち 1 つ以上が表示される場合があります。
- F#n
- ソース・ファイル番号
- L#n
- ソース・ファイルの行番号
- S#n
- リスト・ファイルのステートメント番号
- M+x
- ロード・モジュールの先頭からのオフセット
- P+x
- プログラムの先頭からのオフセット
- E+x
- エントリー・ポイントの先頭からのオフセット
- 説明
- 次の情報が提供されます。
- 使用可能であれば、プログラムまたはロード・モジュールの機能の要旨。
- モジュールがロードされたデータ・セットの名前、もしくは、モジュールが LPA 内で検索された場合
LPA、もしくは、モジュールが CSA 内で検索された場合CSAです。モジュールが LPA 内にも CSA 内にもなく、データ・セット名が決定できなかった場合、
Not determinedと表示されます。