索引付き検索

索引付き検索を使用して、ロード・ライブラリーではない 1 つ以上の区分データ・セット内のワードを検索します。検索では、データ・セットのグループ内のすべてのワードと各ワードのオカレンスを含む索引を使用します。

索引付き検索は、1 つ以上の区分データ・セット内のワードのすべてのオカレンスをすばやく検索する方法です。検索では、ワイルドカードを使用したパターン・マッチングがサポートされます。ワイルドカード文字を使用すると、パターン・マッチング文字を簡単に指定できます。ブール演算子を使用して、複数のワードを指定することもできます。拡張検索コマンドとは異なり、索引付き検索は、データ・セット全体の逐次探索ではありません。事前に作成された索引を使用して、一致をすばやく識別します。

定義

索引付き検索で使用される用語と成果物の説明を次に示します。
インデックス・ディレクトリー
索引メンバーと対応する説明を含む区分データ・セット。
索引メンバー
次の成果物を含む索引定義。
索引ファイル
データ・セットのグループに定義されているすべてのワードとオカレンスを含む KSDS データ・セット名。
言語ファイル
関連するデータ・セットのグループ内のワードを識別するための言語定義。

言語ファイルを省略した場合、動作はデフォルトで自動ワード検出に設定され、重複するメンバーは無視され、ワードの大文字と小文字は区別されません。

データ・セット 1-n
言語別にグループ化された区分データ・セット。

チェックリスト - 索引付き検索の設定に必要な手順

索引付き検索を実行する前に行う必要がある手順の概要は次のとおりです。
  1. 索引付き検索ユーティリティーを呼び出すための ISPF コマンドを定義します。索引付き検索 ISPF コマンドの設定 を参照してください。
  2. 1 つ以上のインデックス・ディレクトリー・データ・セットを定義します。新しいインデックス・ディレクトリー・データ・セットの作成 を参照してください。
  3. 1 つ以上の索引メンバーを定義します索引定義メンバー を参照してください。
  4. 索引を作成します。「Index List (索引リスト)」パネルの「B」行コマンドを参照してください。
  5. 検索を実行する検索対象の索引メンバーを選択するには「Index List (索引リスト)」パネルの「S」コマンド、Xfind コマンドの呼び出しを参照し、検索式とナビゲーションの詳細については、「Index Search (索引検索)」パネルを参照してください。