拡張 ISPF コマンドのセットアップ
拡張 ISPF コマンドをセットアップするには 2 つの方法があります。
LIBDEF の使用
拡張リストおよび拡張検索の LIBDEF 呼び出しが必要な場合は、メンバー FMNELIBD を hlq.SFMNSAM1 から TSO/ISPF ユーザー用の SYSEXEC DD で使用可能なライブラリーにコピーし、以下のように exec ソースを変更します。
LNG = 'ENU'
- 日本語の場合は JPN を指定します。
hlq = 'FMN'
- sfx='' の場合は名前が hlq.SFMNxxxx という形式になります。
optl = ''
- 別個のインストール・オプション・ライブラリーがあるかどうかを指定します。
sfx = ''
- hlq.SFMNxxxx.sfx という形式になります。
hlq2 = ''
- 最初に次の形式になるLIBDEF fixtest ライブラリー: hlq2.SFMNxxxx
sfx2 = ''
- 最初に hlq2.SFMNxxxx.sfx2 という形式になる LIBDEF fixtest ライブラリー。
注: 標準インストールの場合、必要なのは「hlq = 」値をインストール済み環境の値に変更することだけです。hlq.SFMNMOD1 とは異なるライブラリーのインストール・オプション・モジュールのバージョンをカスタマイズした場合は、「optl =」データ・セット名を指定してください。
ここで以下のセクションを参照してください。FMNELIBD exec を名前変更した場合は、その新しい名前を参照するように、コマンド・テーブルとキー値を変更してください。
LIBDEF を使用しない場合
LIBDEF を使用していない場合は、以下のセクションを参照してください。
編集または表示の機能キーをセットアップ
以下を実行するための編集マクロが用意されています。
- 検索レポート用の基本コマンド。
- 検索レポートからのデータの編集。
- 操作対象のワードまたはデータ・セット名にカーソルを置いたときに役立つ、編集セッションまたは表示セッションの各種機能。
ISPF KEYS コマンドを使用して、このマクロを編集セッションおよび表示セッション用の機能キーに割り当てます。この例では F4 を使用していますが、自分のセットアップ用に別の機能キー値に置き換えることができます。
LIBDEF のある F4 の定義 は、LIBDEF を使用している場合のキー定義を示しています。
──────────────────────────── Keylist Utility ─────────────────────────────────────
File
──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
PRIVATE ISR Keylist ISRSPEC Change Row 1 to 12 of 24
Command ===> Scroll ===> PAGE
Make changes and then select File action bar.
Keylist Help Panel Name . . . ISRSPECH
Key Definition Format Label
F1 . . . HELP SHORT Help
F2 . . . SPLIT LONG Split
F3 . . . EXIT SHORT Exit
F4 . . . FMNELIBD KEY LONG EKEY
F5 . . . RFIND SHORT Rfind
⋮
LIBDEF のない F4 の定義 は、LIBDEF を使用していない場合のキー定義を示しています。
──────────────────────────── Keylist Utility ─────────────────────────────────────
File
──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
PRIVATE ISR Keylist ISRSPEC Change Row 1 to 12 of 24
Command ===> Scroll ===> PAGE
Make changes and then select File action bar.
Keylist Help Panel Name . . . ISRSPECH
Key Definition Format Label
F1 . . . HELP SHORT Help
F2 . . . SPLIT LONG Split
F3 . . . EXIT SHORT Exit
F4 . . . FMNSRCHK LONG EKEY
F5 . . . RFIND SHORT Rfind
⋮
PDSE ワークベンチを ISPF 3.4 データ・セット表示から利用できるようにする
任意のメンバーで以下のいずれかの REXX exec を定義します。このメンバーは、TSO ISPF セッションの SYSEXEC か SYSPROC 連結、あるいは ALTLIB で使用できるデータ・セットに存在する必要があります。
LIBDEF を使用している場合:
/* REXX INVOKE PDSE2 WORKbench */
ARG DSN
address ISPEXEC
"SELECT CMD(%FMNELIBD FUN PWB "DSN") MODE(FSCR)"
exit
LIBDEF を使用していない場合:
/* REXX INVOKE PDSE2 WORKbench */
ARG DSN
address ISPEXEC
"SELECT CMD(FILEMGR PWB "DSN") MODE(FSCR)"
exit