バッチでのデータベースの表示
「Batch Browse (バッチ・ブラウズ)」ダイアログ (「Utility (ユーティリティー)」メニューのオプション 7) によって、バッチ・ブラウズ・ジョブ用の JCL が生成されます。バッチ・ブラウズ・ジョブは、ユーザーが作成した REXX プロシージャーを実行します。これによって、組み込み関数が呼び出され、ユーザーは IMS データベースを読み取ることができるようになります。
バッチ・ブラウズ・ジョブ用の JCL を生成するには、以下のようにします。
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」からオプション「3 Utilities (3 ユーティリティー)」を選択し、「Utility Menu (ユーティリティー・メニュー)」から「7 Batch Browse (7 バッチ・ブラウズ)」を選択します。「Batch Browse Entry (バッチ・ブラウズ項目の入力)」パネルが表示されます。
- 「Batch Browse Entry (バッチ・ブラウズ項目の入力)」パネルのフィールドの多くが、「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネルにもあることに注意してください。両方のパネルに共通するフィールドに入力するには、バッチ・ブラウズに使用する領域タイプおよび PSB タイプに応じて、以下の手順のいずれかに従います。
- 静的 PSB を使用した BMP モードでのアクセスのステップ 2 から 9。
- 動的 PSB を使用した BMP モードでのアクセスのステップ 2 から 8。
- 静的 PSB を使用した DLI モードでのアクセスのステップ 2 から 10。
- 動的 PSB を使用した DLI モードでのアクセスのステップ 2 から 9。
- 「View usage (ビューの使用)」で「Existing (既存)」を選択した場合に、バッチ・ブラウズでビューを使用する前にそれを編集するときは、「Edit view (ビューの編集)」フィールドに「/」を入力します。
- バッチ・ブラウズが実行する REXX プロシージャーに TPLDD パラメーターが設定された VIEWIMS 呼び出しを組み込む場合、「Include template DD (テンプレート DD の組み込み)」フィールドに「
S」を入力します。このオプションを選択すると、生成された JCL に、指定したサブシステムのテンプレート・データ・セットを指定する TDDIN DD ステートメントが組み込まれます。 - Enter キーを押して、入力したデータを処理します。パネルに入力した内容に応じて、これらのパネルの 1 つまたは複数が、リストされている順に表示される場合があります。
- 「Subsystem Selection (サブシステム選択)」パネル
- サブシステム名を入力しなかった場合、またはサブシステム名パターンを入力した場合に表示されます。
- インストール時に FM/IMS 管理者によって定義された IMS サブシステムのリストが表示されます。
- 「PSB Selection (PSB 選択)」パネル
- PSB 名を入力しなかった場合、または PSB 名パターンを入力して「PSB type (PSB タイプ)」で「Static (静的)」を選択した場合に表示されます。
- 指定されたサブシステムの PSB ライブラリー内の PSB のリストを表示します。
- 「PCB Selection (PCB 選択)」パネル
- 「PSB type (PSB タイプ)」で「Static (静的)」を選択し、以下のいずれかが当てはまる場合に表示されます。
- データベース名が入力されておらず、指定された PSB にデータベースの PCB が複数存在する。または、
- データベース名が入力されており、PSB にデータベースの PCB が複数存在する。または、
- データベース名パターンが入力されており、PSB にそのパターンと名前が一致するデータベースの PCB が存在する。
- 指定された PSB に PCB のリストを表示します。
- 「PSB type (PSB タイプ)」で「Static (静的)」を選択し、以下のいずれかが当てはまる場合に表示されます。
- 「Database Selection (データベース選択)」パネル
- データベース名を入力しなかった場合、またはデータベース名パターンを入力して「PSB type (PSB タイプ)」で「Dynamic (動的)」を選択した場合に表示されます。
- 指定されたサブシステムの DBD ライブラリー内の DBD のリストを表示します。
- 「AGN Selection (AGN 選択)」パネル
- 以下のすべてが該当する場合に表示されます。
- 「Region type (領域タイプ)」で「BMP」を選択した。
- 指定したサブシステムは AGN を使用しており、その一部は FM/IMS インストール・オプション・モジュールにリストされている。
- AGN 名を入力しなかったか、または AGN 名パターンを入力した。
- FM/IMS インストール・オプション・モジュールにリストされているサブシステムの AGN を表示します。
- 以下のすべてが該当する場合に表示されます。
- 「View Data Set Selection (ビュー・データ・セット選択)」パネル
- 「View data set name (ビュー・データ・セット名)」パターンを入力し、「View usage (ビューの使用)」で「Existing (既存)」を選択している場合に表示されます。
- 指定した「View data set name (ビュー・データ・セット名)」パターンと一致する名前を持つデータ・セットのリストを表示します。
- 「View Member Selection (ビュー・メンバー選択)」パネル
- 指定したビュー・データ・セットが区分データ・セットのときに、ビュー・メンバー名を入力しなかった場合、またはビュー・メンバー名パターンを入力して「View usage (ビューの使用)」で「Existing (既存)」を選択した場合に表示されます。
- ビュー・データ・セットのメンバーのリストを表示します。
表示されている各選択パネルで、選択する項目の横の「Cmd」フィールドに
Sを入力し、Enter キーを押します。 - 「Subsystem Selection (サブシステム選択)」パネル
- 「Region type (領域タイプ)」で「DLI」を選択し、「Skip DB data set panel (DB データ・セット・パネルのスキップ)」オプションを選択しなかった場合、 「Database Data Set Display (データベース・データ・セット表示)」パネルまたは「Database Data Set Specification (データベース・データ・セット指定)」パネルのいずれかが表示されます。
- 「Database Data Set Display (データベース・データ・セット表示)」パネルは、HALDB であるデータベース、または動的割り振りのみとして定義されているサブシステムが、「Print Entry (印刷項目の入力)」パネルで選択されている場合に表示されます。このパネルには、関数が使用するデータベース・データ・セットの名前が表示されます。リストされているデータベース・データ・セットが、関数が使用するデータベース・データ・セットであることを確認します。これらのデータ・セットの使用を確認し、ダイアログの次のパネルに進むには、Enter キーを押します。
- 「Database Data Set Specification (データベース・データ・セット指定)」パネルは、HALDB ではないデータベース、および動的割り振りのみとして定義されていないサブシステムが、「Print Entry (印刷項目の入力)」パネルで選択されている場合に表示されます。「Fetch DB dsnames from (DB DS 名の取り出し元)」オプションで「User profile (ユーザー・プロファイル)」を選択した場合、 ユーザー・プロファイルに保管されているデータ・セット名が表示されます。「Fetch DB dsnames from (DB DS 名取り出し元)」オプションで「DFSMDA members (DFSMDA メンバー)」を選択した場合、サブシステムの DFSMDA 動的振り割りメンバーで指定したデータ・セット名が表示されます。「Database Data Set Specification (データベース・データ・セット指定)」パネルは、 「Skip DB data set panel (DB データ・セット・パネルのスキップ)」オプションが選択されなかった場合に表示されます。また、 「Skip DB data set panel (DB データ・セット・パネルのスキップ)」オプションが選択され、以下のいずれかの条件が該当する場合にも表示されます。
- FM/IMS が、ユーザー・プロファイルまたは DFSMDA メンバーから、必須のデータ・セット名すべてを取得することに失敗した。
- 1 つまたは複数のデータベース・データ・セットが存在しない、またはデータ・セット編成が無効。
表示されたデータ・セット名が、関数が使用するデータ・セット名でない場合、またはデータ・セット名が表示されていない場合は、関数が使用するデータ・セット名を入力し、Enter キーを押します。表示されたデータ・セット名の使用を確認し、ダイアログの次のパネルに進むには、もう一度 Enter キーを押します。
- 「Batch Browse Options (バッチ・ブラウズ・オプション)」パネルで、実行する REXX プロシージャーをインストリームで自分で作成するか、 前に作成したデータ・セット (またはメンバー) から実行するかを指定します。REXX プロシージャーをインストリームで作成するには、次のようにします。
- 「Procedure type (プロシージャー・タイプ)」で「In-stream (インストリーム)」を選択します。実行される REXX を指定するように、生成された JCL を編集してください。
既存のデータ・セット (またはメンバー) から REXX を実行するには、次のようにします。- 「REXX Procedure (REXX プロシージャー)」フィールドに、実行される REXX を含むデータ・セット (必ず、PDS) およびメンバーを指定します。
- 「Procedure type (プロシージャー・タイプ)」で「Cataloged (カタログ作成)」を選択します。
- REXX を保守するには、「Edit REXX (REXX の編集)」フィールドを選択します。これにより、REXX プロシージャーを保守するための ISPF 編集セッションに入ります。
- Enter キーを押します。FM/IMS は、ダイアログに指定したデータを使用して、バッチ・ブラウズ・ジョブ用の JCL を生成します。ジョブを実行依頼する前に、この JCL を編集できます。
注: 必要最小領域サイズは 2M です。