SDEP セグメントの抽出
FM/IMS では、抽出した SDEP セグメントの順序を指定するために、次の 2 つの方法が可能です。
- 逆検索順序 (デフォルト)
- この方法を使用すると、SDEP の順序が検索の順序とは逆になります。この順序で SDEP をロードすると、 各ルートの下にその順序が復元されますが、順次スキャン・ユーティリティー によって表示される順序では復元されません。
以下は、データベースで表示される結果の例です。
CUSTROOT ..00000001 CUSTROOT SEGMENT CUSDEPSG .. 5TH SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 4TH SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 1ST SEGMENT INSERTED CUSTROOT ..00000010 CUSTROOT SEGMENT CUSDEPSG .. 6TH SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 3RD SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 2ND SEGMENT INSERTED以下は、順次スキャン・ユーティリティーを使用した結果の例です。
2ND SEGMENT INSERTED 3RD SEGMENT INSERTED 6TH SEGMENT INSERTED 1ST SEGMENT INSERTED 4TH SEGMENT INSERTED 5TH SEGMENT INSERTED - SDEP タイム・スタンプ順序
- この方法では、POS の DL/I 呼び出しでタイム・スタンプを読み取ることによって、 取り出された SDEP セグメントを、最初に挿入された順序で配置しようとします。このタイム・スタンプは、SDEP セグメントとともにアンロード・ファイルに書き込まれます。この方法は POS 呼び出しの オーバーヘッドにより多くのコストがかかりますが、 この順序で SDEP をロードすると、各ルートの下にその順序が復元され、 かつ、順次スキャン・ユーティリティーによって 表示される順序で復元されます。
以下は、データベースで表示される結果の例です。
CUSTROOT ..00000001 CUSTROOT SEGMENT CUSDEPSG .. 5TH SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 4TH SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 1ST SEGMENT INSERTED CUSTROOT ..00000010 CUSTROOT SEGMENT CUSDEPSG .. 6TH SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 3RD SEGMENT INSERTED CUSDEPSG .. 2ND SEGMENT INSERTED以下は、順次スキャン・ユーティリティーを使用した結果の例です。
1ST SEGMENT INSERTED 2ND SEGMENT INSERTED 3RD SEGMENT INSERTED 4TH SEGMENT INSERTED 5TH SEGMENT INSERTED 6TH SEGMENT INSERTEDこの抽出方法を使用するには、抽出 JCL の生成時に「Extract Entry (抽出項目の入力)」パネルの「SDEP in timestamp order (タイム・スタンプ順の SDEP)」オプションにチェックを入れるか、または IXB 関数に SDEPTSO JCL オプションを手動で指定します。