データの抽出

「Extract (抽出)」(オプション 3.3) によって、IMS データベースからすべてのセグメントまたは選択したセグメントを抽出して、それを順次データ・セットに保管できます。セグメントの抽出後、「Load (ロード)」(オプション 3.4) を使用して、それを別の IMS データベースにロードすることができます。

実行できる抽出のタイプは、以下の通りです。
  • データベースの全抽出 (論理的に関連するデータベースの全抽出を含む)。
  • データベースの部分的抽出 (以下の組み合わせによって選択されたセグメントを含む)。
    • 抽出するデータベース・レコードを判別するルート・セグメント・キー値を含むファイル。

      このファイルは、 データベースの編集時に、XKEY コマンドを入力して作成できます。

    • 抽出するセグメントを指定する抽出基準と、 抽出されるデータベース・レコードを選択するためのフィールド選択基準
    • 論理セグメントがどのように追跡されるかを指定する関係基準

以下に、抽出の 2 つの使用例を示します。

大きな運用データベースから小さなテスト・データベースを作成
大きな運用データベースから比較的少数のセグメントを抽出してから、そのセグメントをアプリケーションのテスト用に別のデータベースにロードできます。
データベースの照会
基準の組み合わせを使用して、フィールドが特定値に一致するセグメントだけを抽出できます。

IMS セグメントの定様式抽出を印刷するには、IPR (IMS 印刷) 機能を使用します。

注: 抽出ユーティリティーは動的 PSB または静的 PSB を使用できます。

本節で説明されている作業は、以下のとおりです。