オプション 4.6 を使用してフォアグラウンドまたはバッチ・ジョブで 1 つ以上の基準セットを更新
Criteria set Update Utility (基準セットの更新ユーティリティー) を使用すると、フォアグラウンドまたはバッチで 1 つ以上の基準セットを更新することができます。処理する基準セットは、次の一方または両方でフィルターできます。
- 基準セット名パターン (1 つの完全な基準セット名を入力すると、その 1 つの基準セットのみが処理されます)
- 最大 4 つのテンプレート名またはパターン
拡張メンバー選択オプションの使用も選択可能です。それにより、以下の 1 つ以上を使用して選択またはフィルターが可能になります。
- 名前範囲での基準セットの選択
- 基準セットを更新したユーザー ID (あるいはパターンまたは範囲) によるフィルター
- 作成日 (あるいはパターンまたは範囲) によるフィルター
- 変更日 (あるいはパターンまたは範囲) によるフィルター
以下のようにして、オプション 6 を使用し、フォアグラウンドまたはバッチ・ジョブで 1 つ以上の基準セットを更新します。
- 「Primary Option menu (基本オプション・メニュー)」からオプション「4 Templates (テンプレート)」を選択し、「Template/View/Criteria Set (テンプレート/ビュー/基準セット)」メニューを表示します。
- オプション「6 Criteria set update (基準セットの更新)」を選択し、「Criteria set Update Utility (基準セットの更新ユーティリティー)」パネルを表示します。
- 「Criteria set Update Utility (基準セットの更新ユーティリティー)」パネルで、更新する基準セットを選択するための詳細を入力します。
- 「Criteria set (基準セット)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、データ・セット (必ず、区分) を特定する完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名を指定します。
- 「Criteria set (基準セット)」の「Member (メンバー)」フィールドに、基準セット名または基準セット名パターンを指定できます。
- 「Template filter (テンプレート・フィルター)」フィールドに、フィルターとして使用する最大 4 つのメンバー名またはパターンを指定することができます。 これにより、それらのテンプレート、またはメンバー・パターンに一致するテンプレートを参照する基準セットのみが処理に選択されるようになります。
- 「Output Criteria set (出力基準セット)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、更新された基準セットが保管される出力データ・セットを特定する完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名を指定できます。このフィールドをブランクのままにすると、入力データ・セットで更新が行われます。
- 「Output Criteria set (出力基準セット)」の「Member mask (メンバー・マスク)」フィールドに、 更新されたテンプレートを代わりの新しい名前で保管するための名前変更マスクを指定できます。
- 「Template (テンプレート)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、データ・セット (必ず区分化されたもの) を特定する完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名を指定します。
- 処理オプションを選択します。
- Batch execution (バッチ実行): バッチでこの機能を実行します。
- Replace member (メンバーの置換): 出力区分データ・セットの同名メンバーを置換します。
- Advanced member selection (拡張メンバー選択): 特定メンバー名または総称メンバー名ではなく、選択するメンバーの範囲を指定します。
- Specify template data sets (テンプレート・データ・セットの指定): 基準セットで参照されるテンプレート・データ・セット名を、このテンプレート・データ・セットで更新します。このオプションを選択しないと、ユーティリティーは、基準セットで参照されるテンプレート・データ・セットを使用します。
- Skip member list (メンバー・リストのスキップ): メンバー選択リストを表示せずに実行します。このオプションを使用すると、メンバー・リスト・パネルを表示せずに、該当の全メンバーを処理します。指定されたパラメーターからエラー (重複した出力名など) が発生した場合は、そのエラーが強調表示されてメンバー・リスト・パネルが表示されます。
- Check mode - no update (検査モード - 更新なし): 結果として生成されるメンバーを保管せずに、この機能を実行します。
- Forced update (強制更新): 変更が検出されない場合でも更新を実行する場合。
- Enter キーを押します。
最初に、総称として指定されたすべてのデータ・セットが検索されます。必要なデータ・セットの選択が必要です。その後、選択されたオプションに従って、次のパネルが表示されます。
- 「Advanced member selection (拡張メンバー選択)」が選択された場合、 「Advanced Member Selection (拡張メンバー選択)」パネルが表示されます。ここで、基準セット名パターン、または基準セット名の範囲、および更新ユーザー ID (あるいはパターンまたは範囲)、 作成日 (あるいはパターンまたは範囲)、変更日 (あるいはパターンまたは範囲) を組み合わせて指定できます。
- Enter キーを押します。
「Skip member list (メンバー・リストのスキップ)」を選択していない場合には、「Criteria set Member Selection (基準セット・メンバー選択)」パネルが表示されます。F11 (Right) を押すと右へスクロールして「Description (記述)」列を表示し、F10 (Left) を押すと元の表示に戻ります。
- 接頭部域 (Sel) に、次の任意の接頭部コマンドを入力し、Enter キーを押して関連付けられたアクションを実行します。
- B
- ISPF の「Browse (ブラウズ)」パネル (File Manager の「Browse (ブラウズ)」パネルではありません) を使用してメンバーが表示されます。
- E
- 「Subset Selection (サブセット選択)」パネルにメンバーが表示されます。
- V
- ISPF の「Criteria set (基準セット)」パネルを使用してメンバーが表示されます。
- S
- 処理するメンバーを 1 つ以上選択します。
処理する基準セットに S コマンドを入力したら、Enter キーを押します。表示されているすべてのメンバーを選択する場合は、 「*」パラメーターを指定した基本コマンド SELECT を使用できます。
- 「Batch execution (バッチ実行)」が選択された場合、JCL が生成されます。それ以外の場合は、指示された処理が実行され、実行されたアクションの結果を通知するメッセージが表示されます。いずれかの更新が失敗した場合は、エラー・メッセージが表示され、各メンバーの状況が「Prompt (プロンプト)」フィールドに表示されます。
「Criteria Set Update Utility (基準セットの更新ユーティリティー)」パネルに戻ると、 以下のような要約メッセージが表示されます。
47 members read 33 Updated 8 Not changed 0 Not replaced 6 Errors
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