関係基準の変更

「Criteria : Subset Selection (基準 : サブセット選択)」パネルでは、FM/IMSFM/IMS が論理関係を追跡する方法を変更することができます (データベースに論理関係が含まれている場合)。

  1. 関係基準サブセットに対して E を入力します。
  2. [Enter] を押します。

FM/IMS が「Relationship Criteria (関係基準)」パネルを表示します。

「Relationship Criteria (関係基準)」パネルから、以下を行うことができます。

  • データの抽出で FM/IMS が追跡する論理関係を判別する。

これを行うには、選択解除する論理関係に対して S を入力します。抽出中、FM/IMS はこの論理関係を追跡しません。

  • それぞれのデータベース・レコードごとに追跡される論理関係の数を指定する。

これを行うには、各論理関係に対して 「Max occurrences to pursue per DB record (DB レコード毎実行最大オカレンス数)」フィールドで 数値を指定します。「Default max relationship occurrences to pursue (実行するデフォルトの最大関係オカレンス数)」フィールドは、 論理関係に対して値が指定されていない場合に使用されます。

このようにして、FM/IMS では、データベースの小さなサブセットをテスト目的で作成することができます。

下記の関係図は、キー FREMANTLE を持つ SUBURB セグメントの論理関係が抽出される方法を示しています。

1. DJ2E データベースの論理関係

    DJ3E                   DJ2E                   DJ1E

 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─┐       ┌─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
│                      (2)↓       ↓(4)                      │
  ┌─────────┐            ┌─────────┐            ┌─────────┐
│ │ STREET  │◄ ─ ─ ┐     │ SUBURB  │     ┌ ─ ─ ►│ SHIRE   │ │
  └────┬────┘            └────┬────┘            └────┬────┘
│      │           │          │          │           │      │
       │               ┌──────┴──────┐               │
│      │        (1)│   │             │   │(3)        │      │
  ┌────┴────┐     ┌────┴────┐   ┌────┴────┐     ┌────┴────┐
└─│ INSUB   │     │ LINKSTR │   │ INSHIRE │     │ LINKSUB │─┘
  └─────────┘     └─────────┘   └─────────┘     └─────────┘

追跡する論理関係を指定することは、抽出されるデータを制限できることを意味します。

例えば、FREMANTLE と WEST PERTH の情報を、他の suburb は含まずに、論理的に関係するデータベースから抽出することができます。次のセグメント間の論理関係を追跡しないことによって、これを行うことができます。
  • INSUB と SUBURB
  • LINKSUB と SUBURB
したがって、他の suburb にも存在する番地名は抽出されません。また、FREMANTLE と WEST PERTH から離れている他の suburb のある shire も抽出されません。

関係が追跡されないことを確実にするためには、「Relationship Criteria (関係基準)」パネル上で それを選択解除してください。