D2G (データ生成) バッチ・コマンド
目的
Db2® オブジェクトにテスト・データをロードします。
使用
FM/Db2 データ作成ユーティリティー関数は、以下を行うことができます。
- 作成する行の数を制限する。
- 列ごとに、行を初期化する方法を指定する。
- OBJOUT location.owner.object
- オブジェクトがある Db2® リモート・サーバーの名前 (location、オプション)、オブジェクトの所有者の名前 (owner、オプション)、およびオブジェクトの名前 (name)。
location が指定されていない場合、現在の (ローカル) Db2® サーバーが使用されます。owner が指定されていない場合、オブジェクト名は現在の SQLID で修飾されます。FM/Db2 がユーティリティー制御ステートメントを生成する場合、owner 値は非ブランクです。
完全修飾名が JCL デックの単一行に納まる場合、OBJOUT を使用してください。最後の使用可能列は列 71 です。完全修飾名が JCL デックの単一行に納まらない場合は、OBJOLOCN、OBJOOWNR、OBJONAME キーワード (複数可) を使用して、オブジェクトを指定します。
- OBJOLOCN=location
- オブジェクトがある Db2® リモート・サーバーの名前 (location、オプション)。Db2 オブジェクト名 の指定を参照してください。
- OBJOOWNR=owner
- オブジェクトの所有者の名前 (owner、オプション)。Db2 オブジェクト名 の指定を参照してください。
- OBJONAME=name
- オブジェクトのオブジェクト名 (name)。Db2 オブジェクト名 の指定を参照してください。
- TMOUT=template_data_set_name(member)
- データが作成される Db2® オブジェクトを記述した FM/Db2 テンプレートの PDS (template_data_set_name) とメンバー名 (member)。Db2 オブジェクト用テンプレートの指定を参照してください。FM/Db2 が生成する JCL では常に TMOUT を指定します。
- TOUTPUT=ddname
- 出力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートが入ったデータ・セットの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは、TDDOUT です。
- TOUTMEM=member
- コピーブックまたはテンプレート・メンバーが DD ステートメントで指定されていない場合に、TOUTPUT パラメーターによって識別されるデータ・セットのコピーブックまたはテンプレート・メンバーの名前。TCOUT パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定することはできません。
- ROWS=num
- 作成する行の数。有効な範囲は 1 から 99999999 です。
例(X)
例 1: 表 "ID1"."TABLE1" に、1000 行のテスト・データを作成します。表の各列の初期化情報は、テンプレート EMPDG に定義されています。
//D2G JOB (acct),'name'
//* Create rows in table ID2.TABLE1.
//*
//FMNDB2 EXEC PGM=FMNDB2,PARM=('SSID=DSN1,SQID=ID1')
//STEPLIB DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
// DD DSN=DB2V810.DSN1.SDSNEXIT,DISP=SHR
// DD DSN=DB2.V810.SDSNLOAD,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//FMNTSPRT DD SYSOUT=*
//SYSTERM DD SYSOUT=*
//SYSIN DD *
$$FILEM D2G OBJOUT="ID1"."TABLE1",
$$FILEM TMOUT=ID1.FM.TEMPLATE(EMPDG),
$$FILEM ROWS=1000
/*
戻りコード
D2G 関数からの戻りコードは次のとおりです。
- 0
- 関数の処理が正常に完了しました。
- 16
- 重大なエラーが発生しました。
関連機能
- DBC
- ある Db2® オブジェクトから別のオブジェクトへのデータのコピー (DBC (コピー) バッチ・コマンド)
- DBI
- 順次ファイルまたは VSAM ファイルから Db2® 表へのデータのインポート (DBI (インポート) バッチ・コマンド)
- DBX
- Db2® オブジェクトから順次ファイルまたは VSAM ファイルへのデータのエクスポート (DBX (エクスポート) バッチ・コマンド)
- D2G
- Db2® データの作成 (生成) (D2G (データ生成) バッチ・コマンド)