FMN1POPT で制御される監査ロギング

これは監査を制御するオリジナルの方式でした。この方式では、それ自体としては、限られた機能しか提供されません。

この方式で監査ロギングを制御するには、FMN1POPI0POPI マクロ・ステートメント上の IMSAUDLG パラメーター、および FMN マクロ・ステートメント上の SMFNO パラメーターに対して、必要な値を指定します。

IMSAUDLG パラメーターを使用して、FM/IMS 編集に対して監査を行うかどうかを指定し、監査を行う場合は編集セッションの終了時に監査レポートを生成するかどうかを指定します。IMSAUDLG パラメーターのコーディング方法については、IMSAUDLGを参照してください。

SMFNO を使用して、監査レコードを SMF に作成するのか監査ログ・データ・セットに作成するのかを指定し、監査レコードを SMF に作成する場合は SMF レコード・タイプを指定します。SMFNO パラメーターのコーディング方法については、SMFNOを参照してください。

編集セッションの監査が行われない場合でも、ユーザーは、「Edit Entry (項目の編集)」パネルで「Create audit trail (監査証跡の作成)」オプションを選択することで更新の監査証跡を FM/IMS で作成できます。

さらに、FM/IMS セキュリティー出口である FM/IMS の監査証跡出口を使用して、FMN1SXT が監査証跡を記録する方法をカスタマイズできます。例えば、この出口を使用して、以下のことができます。

  • 任意のデータベースまたはデータベースのグループ、あるいは任意のユーザーまたはユーザーのグループの、監査証跡を必ず作成します。
  • FM/IMS によって構成されている標準監査証跡データ・セット名をオーバーライドします。
  • ユーザーが設定した「Create an audit trail (監査証跡の作成)」をオーバーライドします。
  • 監査証跡データ・セットを使用する代わりに、監査証跡のために SMF レコードを必ず使用します。
  • 編集中の監査ロギングを強制し、編集セッションの終了時に、変更についてレポートするために監査レポート・ジョブを実行依頼する。実行依頼されるジョブは、FMN にあるスケルトン・メンバー FMN.SFMNSLIB1FTAD で決定されます。ジョブ・カードおよび JCL をカスタマイズして、必要なレポート・オプションを指定します。スケルトンでの監査レポート・オプションの変更については、「File Manager ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」の『AUD (監査証跡報告書の印刷)』を参照してください。詳しくは、IMSAUDLG を参照してください。
注: FMN0POPT で監査証跡を作成するかどうかを判別するのに、FM/IMS の AUDITLOG オプションは使用しません。AUDITLOG オプションは、FM/IMS では効果がありません。