IMS コンポーネント用に File Manager 監査機能をカスタマイズ

FM/IMS はオプションで監査ログ・レコードを SMF または監査ログ・データ・セットに作成できます。

監査が不要な場合:

  • FMN1POPD モジュールの FMN1POPT マクロ指定で IMSAUDLG=N を設定します。を参照してください。
  • FMN モジュールの FMN1POPT0POPI マクロ指定で SMFNO=0 を設定します。詳しくは、SMFNOを参照してください。
  • この章でこれ以降に説明されているカスタマイズをスキップします。

File Manager には、File Manager IMS コンポーネントについて監査レコードを作成するかどうかを制御するために異なる 2 つの方式 (FMN1POPT で制御される監査と、SAF で制御される監査) が用意されています。これらは、FM/IMS 監査を制御するための代替手段で詳細に説明しています。

これら 2 つの方式のどちらが、ご使用のサイトの要件に適しているかを判別する必要があります。

File Manager IMS 監査機能に必要となるカスタマイズを判別するには、以下のチェックリストを使用します。

1. FM/IMS 監査のカスタマイズのためのチェックリスト。この表は選択項目と決定事項をリストにするものです。

選択項目とユーザーの決定事項が示される 2 列の表。

監査カスタマイズ選択項目 決定事項 (はい|いいえ|適用外)
1.FMN1POPT オプション・モジュールを使用して監査を制御する
2.SAF 規則および SYS1.PARMLIB メンバーを使用して監査を制御する
3.SAF 規則を使用して (SYS1.PARMLIB に対する変更なしで) 監査を制御する
4.監査レコードはデータ・セットに作成される
5.監査レコードは SMF に作成される

選択項目 1 から 3 までは、いずれか 1 つの選択項目に対してのみ「はい」と記入します。他の 2 つの選択項目に関しては、「適用外」と記入します。

選択項目 1 に対して「はい」と記入した場合は、選択項目 4 と 5 のいずれかに対して「はい」と記入します。「はい」と記入しなかったもう一方の選択項目に関しては、「適用外」と記入します。

選択項目 2 または 3 に対して「はい」と記入した場合は、選択項目 4 と 5 の一方または両方に対して「はい」と記入します。両方の選択項目に対して「はい」と記入した場合は、重複ロギングを実行することになります。

2. 監査カスタマイズ選択項目のカスタマイズ手順。この表は選択項目と関連アクションをリストにしたものです。

選択項目と関連アクションが示される 2 列の表。

カスタマイズ選択項目 実行すべきセクション
1.FMN1POPT オプション・モジュールを使用して監査を制御する
2.SAF 規則および SYS1.PARMLIB メンバーを使用して監査を制御する
3.SAF 規則を使用して (SYS1.PARMLIB に対する変更なしで) 監査を制御する
4.監査レコードはデータ・セットに作成される
5.監査レコードは SMF に作成される