ヒストリー・ファイル項目の作成

CICS® System Abend Interactive Reanalysis Report 画面を終了すると、Create History File Entry 画面の例 に示されているように、ヒストリー・ファイル項目を作成するためのオプションが表示されます。
1. Create History File Entry 画面の例
  File  View  Services  Help
 ┌──────────────────────── Create History File Entry ─────────────────────────┐
 │                                                                            │
 │ To create a history file entry for the analyzed MVS dump data set, specify │
 │ a history file data set name and press Enter.                              │
 │                                                                            │
 │ History file DSN  . . 'NWILKES.DEMO.HIST'                                  │
 │                                                                            │
 │ Minidump pages  . . : 29                                                   │
 │ Suppress minidump . . N  (Y/N)                                             │
 │                                                                            │
 │  F1=Help     F3=Exit    F12=Cancel                                         │
 └────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘

DFHSM0002 CICSDI A severe error (code X'030E') has occurred in module DFHSMGF.


Severity 3 Observations

*** Bottom of data.


 F1=Help      F3=Exit      F5=RptFind   F6=Actions   F7=Up        F8=Down
F10=Left     F11=Right
ヒストリー・ファイル項目を作成するには、以下のようにします。
  1. 必要に応じて、指定されているヒストリー・ファイル名を変更します (ISPF データ・セット名指定規則に従います)。
  2. オプションで「Suppress Minidump」オプションを「Y」に変更して、指示されたページ数を持つミニダンプが作成されてはならないことを示します。
  3. Enter キーを押します。
「History file DSN」フィールドは、デフォルトで、「Fault Entry List」画面で選択された現行ヒストリー・ファイル名を使用して初期設定されます。ビューが使用中である場合は、ビュー・メンバー内に指定されている最初のヒストリー・ファイル名が使用されます。ヒストリー・ファイル項目を作成しない場合は、F3 または F12 を押してください。

ヒストリー・ファイル項目が作成された場合、メッセージ IDI0003I が発行され、割り当てられた障害 ID について通知されます。障害項目が作成されたヒストリー・ファイルは現行ヒストリー・ファイルとして自動的に選択されます。MATCH FAULT_ID fault_id コマンドが発行され、新規に作成された障害項目のみが表示されます。このコマンドが発行されるのは、新規に作成された障害項目が、日付順に配列された Fault Entry List 画面の先頭には表示されずに見つけづらいことがあるためです。ヒストリー・ファイル内の障害項目をすべて再表示するには、MATCH ALL コマンド (通常は PF12 にマップされている) を入力します。

CICS® システム異常終了の障害ヒストリー項目を作成し、ミニダンプを作成することで、今後の障害再分析のパフォーマンスが向上します。