バッチ再分析に使用されるデータ・セット
ISPF インターフェースを使用してバッチ再分析を実行する場合、生成される JCL には、任意の JOBLIB、STEPLIB、Fault Analyzer コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのデータ・セットに必要な DD ステートメントが含まれます。Fault Analyzer データ・セット用の DD ステートメントは、リアルタイム JCL に明示的に含まれているのではなく、DataSets オプションまたはAnalysis Controlユーザー出口を使用して指定されている場合であっても、追加されます。これらのデータ・セットは、リアルタイムで使用されたのと同じ実行環境を再作成するために、再分析ジョブに追加されます。
_IDI_OPTS ユーザー・オプション・ファイルまたは PARM フィールドを使用して指定された DataSets オプションにより、これらのデータ・セットは、リアルタイム実行からのデータ・セットに論理的に連結されます。
Batch Reanalysis Options 画面の
「Display panel to edit generated JCL」オプションが「Y」に設定される場合 (バッチ再分析オプション を参照)、再分析ジョブを実行する前に、リアルタイム・データ・セット指定に変更を加えることが可能です。また、リアルタイムで使用されたにもかかわらず、再分析環境に存在しないデータ・セットや、READ アクセスが禁止されているデータ・セットはすべて、次の IDILCOB の例に表示されているように、コメントにより識別されます。
//IDILCOB DD DISP=SHR,DSN=CTEST.DUMPA.LISTING.CICS.COBOL
// DD DISP=SHR,DSN=DA.LISTING.COBOL
//* The following IDILCOB data set is unavailable:
//* DD DISP=SHR,DSN=CTEST.DUMPA.LISTING.CICS.COBOSVS
//* The following IDILCOB data set is READ protected:
//* DD DISP=SHR,DSN=CTEST.PROTECT.LISTINGS注: GenerateSavedReport オプションが有効な場合、リアルタイム処理中に使用されるすべてのデータ・セットまたはパス名は、再分析の実行前に生成済み JCL から削除された場合でも、自動的に含まれます。