FM/Db2 基本オプション・メニューのカスタマイズ

このカスタマイズ・ステップはオプションです。ここでの情報を検討して、このステップを実行する必要があるかどうかを判断してください。

FM/Db2 基本オプション・メニューのパネル (FMN2ST00) は、Db2® 対話機能を選択するためのオプションを提供します。DB2I オプションを選択すると、exec FMN2DB2I が呼び出されます。

DB2I を始動するために使用する方法をカスタマイズすると (例えば、DB2I を始動する前にサイトで Db2® の許可パネルを表示する場合)、FMN2ST00 パネルまたは FMN2DB2I exec の変更が必要になることがあります。

多様なカスタマイズが考えられるため、ここで提供する情報は、特定のカスタマイズ方法に固有のものではありません。

提供されるパネル FMN2ST00 には、以下のものが含まれています。
&ZSEL = TRANS(TRUNC(&ZCMD,'.')
  0,'PANEL(&FMN2STSC)'
  1,'CMD(FMNDB2 D2B) MODE(FSCR)'
  2,'CMD(FMNDB2 D2E) MODE(FSCR)'
  3,'PANEL(FMN2STUT)'
  4,'PANEL(FMN2STSS)'
  5,'CMD(FMN2DB2I SSID(&FMN2SSIS)) MODE(FSCR)'    ◄ DB2I
  X,'EXIT'
  ' ',' '
DB2I は、オプション 5 の DB2I が選択されたときに FMN2DB2I が呼び出される場所を示しています。
提供された exec FMN2DB2I は、以下の ISPF SELECT ステートメントを使用して DB2I を呼び出す前に、データ・セットを DDNAME DSNETBLS に割り振ります。
"SELECT CMD(DSNECPRI SSID("ssid")) NEWAPPL(DSNE) PASSLIB MODE(FSCR)"

DB2I を始動する前に呼び出されるカスタマイズ済みの exec またはパネルがサイトにある場合は、パネル FMN2ST00 または exec FMN2DB2I のカスタマイズが必要になることがあります。

注:
  1. FM/Db2 では、File Manager ライブラリーを割り振るための 2 つの方法が提供されます。詳細については、TSO ログオン・プロシージャーの変更を参照してください。サイトの Db2® 呼び出しプロシージャーにおけるどの処理でも、FM/Db2 ライブラリーが割り振り解除されないようにする必要があります。
  2. サイトの Db2® カスタマイズで LIBDEF ステートメントを使用して、必要な Db2® ライブラリーを割り振る場合、FM/Db2 は、接続時 (FMN2SSDM を初めて始動するとき、または Db2® SSID を変更するたび) に、必要な Db2® ライブラリーを (接続される Db2® システムの FM/Db2 マクロで 定義されているように) 割り振ります。FM/Db2 は、基本オプション・メニューのパネル FMN2ST00 で「Db2® SSID」に対して表示される Db2® システムに接続されます。つまり、DB2I を始動する前に、DB2I 呼び出しプロシージャーが Db2® ライブラリーを割り振る必要はありません。FM/Db2 を始動して、コマンド行で ISPLIBD コマンドを発行することで、現行の LIBDEF の割り振りを判別できます。
  3. FMN2ST00 は、FMN.SFMNPENU で配布されています。FMN2DB2I は、FMN.SFMNEXEC で配布されています。これらのパーツまたは FM/Db2 の他のパーツを変更して、DB2I を起動するためのカスタマイズを完了することを決定した場合は、その作業のための usermod を作成し、SMP/E が制御するパーツに対する変更を追跡してください。パネルの変更については、z/OS ISPF Dialog Developer's Guideを参照してください。exec の変更については、「z/OS ISPF Services Guide」を参照してください。