動的 PSB
動的 PSB は、機能の開始時に FM/IMS によって生成され、終了時に削除される一時 PSB です。FM/IMS は、指定された DBD 内のすべてのセグメントに認識される PSB を生成します。機能を物理 DBD 内のすべてのセグメントに認識させない場合は、機能が処理する物理セグメントのみを含む論理 DBD を使用できます。抽出およびロード機能の場合、PSB は、基本データベースおよび論理的に関連したすべてのデータベースごとに PCB で生成されます。
ダイナミック PSB を使用する利点
- データベース管理者が、FM/IMS 機能の PSB を生成する必要はありません。
- FM/IMS が、FM/IMS 機能に最適の PSB を生成します。
動的 PSB を使用する場合の欠点
- DBD 内のすべてのセグメントに同じ処理オプション (PROCOPT) が使用されます。例えば、編集で、DBD 内の 1 つのセグメント・タイプを更新できなくすることはできません。
- 動的 PSB はサブシステム内のどのデータベースにもアクセスできるため、特別な手段が取られていないと、セキュリティー上のリスクがあります。このセキュリティー上のリスクをなくすために行うことのできる特別な手段については、FM/IMS 機能によるデータベースへのアクセスの制御を参照してください。
- バッチ・バックアウトが必要な場合は、PSB を使用できません。
動的 PSB をサポートするように IMS をカスタマイズする方法については、動的 PSB の使用をサポートするための IMS のカスタマイズ を参照してください。