「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネル
「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネルを使用して、ブラウズするリソースの名前を入力します。また、これらのパネルを使用して、データ・セットの論理ビューを記述するコピーブックまたはテンプレートの名前も指定します。
| CICS リソース | 表示される「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネル |
|---|---|
| ファイル | 「Browse CICS File Entry (CICS ファイルのブラウズ項目の入力)」パネル |
| 一時ストレージ | 「Browse Temporary Storage Entry (一時ストレージのブラウズ項目の入力)」パネル |
| 一時データ | 「Browse Transient Data Entry (一時データのブラウズ項目の入力)」パネル |
次に各「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネルを示します。 その後に、3 つのパネルに出現する入力フィールドをすべてリストします。3 つのすべてのパネルに共通していない入力フィールドについては、どのパネルのフィールドであるかを示しています。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
FM/CICS Browse CICS File Entry Panel
Input CICS VSAM File:
File name . . . .
Sysid . . . . . .
Start position . .
Record limit . . . Record sampling
Copybook or Template:
Data set name . .
Member . . . . . . Blank or pattern for member list
Processing Options:
Copybook/template Start position type Enter "/" to select option
3 1. Above 1. Key Edit template Type (1,2,S)
2. Previous 2. RBA Include only selected records
3. None 3. Record number
4. Create dynamic
Command ===> Applid
F1=Help F3=Exit F4=Expand F7=Backward F8=Forward F10=Left
F11=Right F12=Cancel
Process Options Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
FM/CICS Browse Temporary Storage Entry Panel
Input Temporary Storage Queue:
Queue name . . . . (Case sensitive)
Sysid . . . . . .
Pool name . . . .
Start position . . Record number
Record limit . . . Record sampling
Copybook or Template:
Data set name . .
Member . . . . . . Blank or pattern for member list
Processing Options:
Copybook/template Enter "/" to select option
3 1. Above Edit template Type (1,2,S)
2. Previous Include only selected records
3. None
4. Create dynamic
Command ===> Applid
F1=Help F3=Exit F4=Expand F7=Backward F8=Forward F10=Left
F11=Right F12=Cancel
Process Options Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
FM/CICS Browse Transient Data Entry Panel
Input Transient Data Queue:
Queue name . . . . (Case sensitive)
Sysid . . . . . .
Start position . . Record number
Record limit . . . Record sampling
Copybook or Template:
Data set name . .
Member . . . . . . Blank or pattern for member list
Processing Options:
Copybook/template Enter "/" to select option
3 1. Above Edit template Type (1,2,S)
2. Previous Include only selected records
3. None
4. Create dynamic
Command ===> Applid
F1=Help F3=Exit F4=Expand F7=Backward F8=Forward F10=Left
F11=Right F12=Cancel- File name (ファイル名) (CICS リソース: ファイルのみ)
- ブラウズするファイルの名前 (1 から 8 文字)。これと「Sysid (システム ID)」が組み合わされて、一致するリソースのリストが生成されます。
完全修飾のリソース名または総称リソース名を入力できます。総称リソースでは、単一文字を表すパーセント記号 (%) と、任意の数の文字を表すアスタリスク (*) を使用します。
- Queue name (キュー名) (CICS リソース: 一時ストレージのみ)
- ブラウズする一時ストレージ・キューの名前 (1 から 16 文字)。これは、「Sysid (システム ID)」および「Pool name (プール名)」と組み合わされて使用され、一致するリソースのリストを生成します。
完全修飾のリソース名または総称リソース名を入力できます。総称リソースでは、単一文字を表すパーセント記号 (%) と、任意の数の文字を表すアスタリスク (*) を使用します。
CICS 一時ストレージ・キュー名には、大/小文字混合文字や印刷不能文字が含まれる場合があります。したがって、この入力フィールドには大/小文字の区別があります。
TS キュー名の 16 進値を表示または入力するには、フィールド上にカーソルを持っていき、EXPAND 基本コマンド (または同等の機能キー) を入力します。拡張ポップアップ・パネル内から HEX ON コマンドを入力し、16 進値を表示および入力します。
- Queue name (キュー名) (CICS リソース: 一時データのみ)
- ブラウズする一時データ・キューの名前 (1 から 4 文字)。これと「Sysid (システム ID)」が組み合わされて、一致するリソースのリストが生成されます。
完全修飾のリソース名または総称リソース名を入力できます。総称リソースでは、単一文字を表すパーセント記号 (%) と、任意の数の文字を表すアスタリスク (*) を使用します。
CICS 一時データ・キュー名には、大/小文字混合文字が含まれる場合があります。したがって、この入力フィールドには大/小文字の区別があります。
- Sysid (システム ID)
- リソースが存在する CICS システムの ID。ブランク値の場合は、デフォルトのローカル・システムになります。
完全修飾または総称の Sysid を入力できます。総称 Sysid では、単一文字を表すパーセント記号 (%) と、任意の数の文字を表すアスタリスク (*) を使用します。
- Pool name (プール名) (CICS リソース: 一時ストレージのみ)
- 共用一時ストレージ・プールおよび一時ストレージ処理の TS プール名で、 プールを管理する一時ストレージ・サーバーにシップされます。
完全修飾のプール名または総称プール名を入力できます。総称プール名では、単一文字を表すパーセント記号 (%) と、任意の数の文字を表すアスタリスク (*) を使用します。
Sysid 値と TS プール名を指定すると、どちらかに一致するキューのリストが生成され、そこから処理に合ったキューを選択できます。
- Start position (開始位置)
- ブラウズするデータ・セットの初期開始位置。初期表示は、指定したレコードの位置です。
デフォルトは、データ・セットの先頭です。負のレコード番号を入力して、ファイルの終わりからのレコード数を示すこともできます。例えば、ファイルの最終レコードのみを表示する場合は、開始点として -1 と入力します。
「Start position (開始位置)」フィールドの形式は、選択した開始位置のタイプに応じて、数値または文字のどちらかになります。VSAM KSDS キー値として、先行ブランク、埋め込まれたブランク、末尾ブランク、コンマ、または引用符が含まれる値を入力する場合は、引用符で値を囲む必要があります。引用符で囲み、前に X または x を付けて、16 進数ストリングを入力することもできます (例えば、
X'C1C2')。このフィールドはスクロール可能であり、EXPAND 基本コマンド (または同等の機能キー) で拡張できます。ロング・ネーム用のスクロール可能入力および表示フィールド を参照してください。
他のすべてのデータ・セット形式では、有効な符号なしの数値を入力しなければなりません。
開始位置をファイルの終わりからのレコード数として指定するには、負のレコード番号を入力します。例えば、ファイルの最終レコードのみを表示するには、開始位置 -1 を入力します。
開始位置を指定する場合、「処理オプション」に「開始位置タイプ」も指定する必要があります。指定しなければ、File Manager は「Start position (開始位置)」フィールドに指定した値がレコード番号であると想定します。
- VSAM - KSDS: Key value (キー値)
- キーが一致しない場合、指定した値より大きいキーを持つレコードが指定されます。キー値がデータ・セットの最後のレコードより大きい場合は、「Position not found」条件が戻されます。
- VSAM - ESDS: RBA (相対バイト・アドレス) 値
- RBA が一致しない場合、指定した値より大きい RBA を持つレコードが指定されます。RBA 値がデータ・セットの最後のレコードの値より大きい場合は、「Position not found 位置が見つかりません)」条件が戻されます。
- VSAM - RRDS: スロット値
- データ・セット内の最後に使用されたスロットよりスロット番号が大きい場合は、「Position not found」条件が戻されます。
- キュー — 一時ストレージと一時データ
- キューの場合、開始位置はレコード番号です。指定されたレコード番号がキュー内のレコード数より大きい場合は、 「Position not found」条件が戻されます。
- Record limit (レコード限度)
- このフィールドでは、データ・セットから取得するレコードの数 (開始点または先頭からの数) を制限するので、編集または表示できる範囲がデータ・セットの一部だけに絞られます。レコード制限にキーワード
MEMORY
を使用して、取り出されるレコードの数を使用可能な仮想ストレージに十分に収まる数に制限できます。デフォルトの開始位置は、データ・セットの先頭です。
- Record Sampling (レコード・サンプリング)
- データ・セット上でレコード・サンプリングを実行するかどうかを指示します。このオプションを選択すると、FM/CICS は「Record Sampling (レコード・サンプリング)」パネルを表示します。
- Copybook or Template (コピーブックまたはテンプレート)
- データの形式設定に使用するテンプレートまたはコピーブックのデータ・セット名およびメンバー名。注: コピーブックの場合、これは CA-Panvalet ライブラリーの名前、または Library Management System Exit を使ってアクセスされるライブラリーの名前にすることができます。
- Copybook/template usage (コピーブック/テンプレートの使用法)
- データの論理ビューに、テンプレートを使用するかどうかを指示します。
- 1
- パネルで指定されたテンプレートを使用します (あるいは指定されたコピーブックをコンパイルしてテンプレートにしてから、それを使用します)。
- 2
- 最後にデータ・セットに関連付けられたテンプレートを使用します。
- 3
- この機能で論理ビューは使用しません。
- 4
- 動的テンプレートを作成します。
- Start position type (開始位置タイプ) (CICS リソース: ファイルのみ)
- 「Start position (開始位置)」フィールドに入力された値を FM/CICS が解釈する方法を決定します。「Start position type (開始位置タイプ)」が指定されていない場合、FM/CICS は、値をレコード番号とみなします。
- 1.KEY
- データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX、または VSAM PATH であるときにのみ有効です。
- 2.RBA
- データ・セットが CICS VSAM ESDS であるときにのみ有効です。
- 3.Record Number (レコード番号)
- デフォルト。サポートされているデータ・セットのすべてのタイプに有効です。
- Edit template (テンプレートの編集)
- テンプレートを使用する前に編集するかどうかを指示します。テンプレートは、 形式、選択、データ作成属性、および出力コピー・テンプレートの 再形式設定情報を変更する必要があるときに編集します。
- Type (1,2,S) (タイプ (1、2、S))
- 実行する編集のタイプ。次のいずれかの値を指定できます。
- 1
- 最初にフィールド別に「Record Identification Criteria (レコード ID 基準)」を編集します。
- 2
- 最初にフィールド別に「Record Selection Criteria (レコード選択基準)」を編集します。
- S
- 拡張コピーブック選択機能を使用してテンプレートのソース定義を編集します。
動的テンプレートを編集する場合、このオプションは無視されます。
- Include only selected records (選択したレコードのみを組み込む)
- FM/CICS エディター・セッションがストレージ内 (レコード制限
MEMORY
を使用) であるか、「Record Sampling (レコード・サンプリング)」を選択している場合、編集またはブラウズ・セッションにはテンプレート処理で選択されたレコードのみが組み込まれます。テンプレートが使用されていなければ、このオプションによって FM/CICS エディター・セッションの操作が変更されることはありません。
- Use I/O exit (I/O 出口を使用)
- 圧縮または暗号化されたデータ・セットにユーザー I/O 出口を指定できます。
このオプションには 2 つのフィールドがあります。このオプションを選択するには、「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」の左側にあるフィールドに「/」を入力します。これを選択すると、このフィールド・ラベルの右側にあるフィールドで、使用する出口を指定できます。
注:- このフィールドが表示されるのは、File Manager がオプション USEIOX=ENABLE を指定してインストールされ、かつ「Exit enabled (出口使用可能)」フィールド (「Set System Processing Options (システム処理オプションの設定)」パネル内) が YES に設定されている場合のみです。これらのオプションのいずれかにデフォルトが指定された場合は、「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」の右側のフィールドにそれが表示されます。
- I/O 出口は、使用中のデータ・セットを処理するためにのみ、使用できます。データ・セットの形式設定に使用しているコピーブックやテンプレートを処理するために使用することはできません。
親パネル
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネル (コマンド行で DSB と入力する場合)
- CICS リソースのリストで B プレフィックス・コマンドを使用する場合
子パネル
次に表示されるパネルは、 「Browse CICS File Entry (CICS ファイルのブラウズ項目の入力)」パネルで選択したオプションによって異なります。