File Manager の機能の概要

File Manager 機能を実行できるタスク、およびそこで使用できるデータ・タイプに従って以下のリストは整列してあります。

File Manager 機能に、ISPF の下で使用できる、同等のパネルがある場合、そのパネル・オプション番号が「同等パネル」の欄にリストされています。(バッチのみ) と示されている関数は、REXX プロシージャーまたは TSO CLIST では使用できません。

テンプレートを使用できる関数のリストについては、テンプレートを使用できる場所を参照してください。

カタログおよびディレクトリーのリスト作成

リストできるもの 関数 同等パネル
システム・カタログ項目 SCS 3.4
VSAM カタログ項目 SCS 3.4
VTOC 項目 DVT 3.5
OAM オブジェクト ODL 6.1
MQ Manager MQL 9.1
MQ キュー Queues 9.1 (マネージャー選択後)

データの編集、更新、比較および作成

編集できるもの 関数 同等パネル
VSAM データ DSEB (バッチのみ) 2
順次データ DSEB (バッチのみ) 2
CICS® resource DSEB (バッチのみ) 2
更新できるもの 関数 同等パネル
VSAM データ DSU (バッチのみ)
順次データ DSU (バッチのみ)
CICS® resource DSU (バッチのみ)
注: データの更新 (DSU) とデータの編集 (DSEB) の相違点は、DSU が「レコード」単位で操作される点です。つまり、データ・セットの各レコードは順々に別個に操作されます。DSEB を使用すると、編集パネルでデータ・セットをスクロールするときと同様に、データ・セット内のレコード間を任意に移動できます。
比較できるもの 関数 同等パネル
VSAM データ DSM 3.11
順次データ DSM 3.11
MQ データ DSM 3.11
CICS® resource DSM 3.11
作成できるもの 関数 同等パネル
順次データ DSG 3.1
VSAM データ DSG 3.1
MQ データ DSG 3.1
テープ・データ BT 4.7
CICS® resource DSG 3.1

データのコピー

この表には 8 つの列があります。見出し部分にある 2 番目の見出し、「コピー先 (関数、同等パネル)」の幅は 7 列にわたります。副見出しは、「VSAM」、「QSAM」、「テープ」、「OAM」、「REXX」、および「CICS®」です。

コピー元 コピー先 (関数、同等パネル)
VSAM QSAM テープ OAM REXX MQ CICS®
VSAM DSC, 3.3 DSC, 3.3 VT, 4.2.6 VO, 6.6.3 VX DSC, 3.3 DSC, 3.3
QSAM DSC, 3.3 DSC, 3.3 ST, 4.2.7 QT, 4.2.7 SO, 6.6.4 QO, 6.6.4 DSC, 3.3 DSC, 3.3
テープ TV, 4.2.4 TS, 4.2.5 TQ, 4.2.5 TT, 4.2.1 TTR, 4.2.2 TLT, 4.2.3 TX DSC, 3.3 DSC, 3.3
OAM OV, 6.6.1 OS, 6.6.2 OQ, 6.6.2 OO, 6.6.5  
REXX XV XT  
MQ DSC, 3.3 DSC, 3.3 DSC, 3.3 DSC, 3.3 DSC, 3.3
CICS® DSC, 3.3 DSC, 3.3 DSC, 3.3 DSC, 3.3 DSC, 3.3

データの印刷

印刷できるもの 関数 同等パネル
VSAM データ DSP 3.2
順次データ DSP 3.2
MQ データ DSP 3.2
CICS® resource DSP 3.2
テープ・データ TP 4.5
テープ・データ TP 4.5
CKD ディスク・トラック DP 5.3
OAM オブジェクト OP 6.3

データの消去

消去できるもの 関数 同等パネル
テープ・レコード ERT 4.13
OAM オブジェクト OE 6.5

データ・セットの管理

できること 関数 同等パネル
データ・セットの変更 DSFA  
データ・セットの割り振り DSFC  
データ・セットの削除 DSFD  
データ・セットの名前変更 DSFR  

テープの管理

できること 関数 同等パネル
レコード単位の後送り BSR 4.15.3
ファイル単位の後送り BSF 4.15.1
レコード単位の前送り FSR 4.15.4
ファイル単位の前送り FSF 4.15.2
巻き戻し REW 4.15.5
巻き戻し、アンロード RUN 4.15.6
初期化 INT 4.12
テープ・マークの書き込み WTM 4.11
2 つのテープの比較 TTC 4.9
テープ・ラベル情報の印刷 TLB 4.8
テープ・マップの印刷 TMP 4.6

処理環境の管理

この表には 3 つの列があります。ただし、最後の行である「Notes®」の幅は 3 列すべてにわたります。

できること 関数 同等パネル
File Manager バージョンの照会 VER 注を参照
DBCS データのフォーマット FMT 3.0
File Manager ジョブの終了 EOJ
処理オプションの変更 SET 0
注: ISPF インターフェースから File Manager バージョンを照会するには、アクション・バーからHelp > Aboutを選択します。