「Compare Utility (比較ユーティリティー)」の「Load module options (ロード・モジュール・オプション)」パネル

Compare Utility - 「Load module options (ロード・モジュール・オプション)」パネル (Compare Utility: 「Load module options (ロード・モジュール・オプション)」パネル) では、 ロード・モジュール比較の処理方法および作成されるリストのタイプを指定できます。

パネルとフィールドの定義

1. Compare Utility: 「Load module options (ロード・モジュール・オプション)」パネル
  Process   Options   Help
──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 FMNPDSML ger    Compare Utility : Load Module Options              
                                                                   More:     +
 Compare Options:
    Compare level      Listing type     Long Report
    2  1. Module       2  1. Summary    Enter "/" to exclude
       2. CSECT           2. Delta         Inserted
                          3. Matching      Deleted
                          4. Long          Changed
                          5. None          Matched                  Exclude
    CSECTs  . . cee*                                                     +   /
 
 Load module criteria:                   CSECT criteria:
    Enter "/" to select option              Enter "/" to select option
    /  Size                                 /  Size
    /  Entry point address                  /  Address
    /  Linkage editor/Binder                /  Compiler
    /  Link date and time                   /  Compile date
    /  AMode/RMode                          /  AMode/RMode
    /  AC                                   /  IDR ZAP data
    /  Link attributes                         Text
                                            /  Compile Options
                                               Program Attributes

 Processing Options:                     Listing Options:
    Enter "/" to select option              Enter "/" to select option
    /  Clear print data set                 /  Wide listing
                                            /  Highlight changes
                                               Show changed fields only
                                            /  YY/MM/DD (default: YYYY.DDD)

                                         Number of differences to report ALL   

 Command ===>                                                                   
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
Compare Options (比較オプション)
Compare level (比較レベル)
1.Module (モジュール)
ロード・モジュール・レベルの情報のみが抽出および比較されます。CSECT 情報 (および CSECT レベルでの差異) は無視されます。これは通常の比較です。
2.CSECT
ロード・モジュールと CSECT の両方のレベルが抽出および比較されます。これは詳細な比較です。
Listing type (リスト・タイプ)
1.Summary (要約)
要約リストのみを生成します。
2.Delta (差分)
要約と同様に、削除および挿入されたすべてのレコードが含まれているデルタ・リストを生成します。
3.Matching (一致)
一致するレコードと要約だけが含まれているリストを生成します。一致するレコードは 1 回リストされるだけです。
4.Long (長形式)
一致するレコードと一致しないレコードがすべて含まれているリストを生成します。一致するレコードは 1 回リストされるだけです。
5.None (なし)
リスト表示を抑止します。データ・セットが一致するかどうかを示すメッセージが表示されます。
Long Report (詳細報告書)
これらのオプションを 1 つ以上選択すると、これらの比較結果タイプが報告書から除外されます。これらのオプションは、出力報告書を調整する「Long (詳細)」リスト・タイプと結合して使用されます。「Long (詳細)」以外のリスト・タイプが選択された場合、これらのオプションは無視されます。
Inserted (挿入)
これを選択すると、挿入レコードが報告書から除外されます。
Deleted (削除済み)
これを選択すると、削除済みのレコードが報告書から除外されます。
Changed (変更済み)
これを選択すると、変更済みのレコードが報告書から除外されます。
Matched (一致)
これを選択すると、一致レコードが報告書から除外されます。
MQ Processing (MQ 処理)
Include descriptors (記述子を組み込む)
このオプションを (/ 文字を使用して) 選択した場合、GET MQ API によって返されるメッセージ記述子データがレコード・データの接頭部として付加されるため、このデータをメッセージ・データと一緒に検査できます。

このオプションを選択しない場合は、メッセージ・データのみが処理されます。

CSECT
比較処理に含める、または除外する CSECT をフィルタリングするために使用されるストリング値を指定します。このフィールドを空白にすると、すべての CSECT が比較用に組み込まれます。

複数のストリング引数を入力できます。ストリング間の区切り文字としてコンマ文字を使用します。ストリングには、* および % のワイルドカード文字を含めることができます。

小文字を含むフィルターを指定するには、c'string' 形式で文字ストリングを使用します。フィルターは、x'hex-digits' 形式で 16 進ストリングとして指定することもできます。

次の例は、LE 対応の COBOL プログラムを含むロード・モジュールから処理中の言語環境プログラムおよび COBOL ランタイム CSECT を除外または含めるフィルターの例です。
CEE*,IGZ*
Exclude (除外)
指定された CSECT フィルターに一致する名前を持つ CSECT を比較対象から除外するには、「/」を指定します。このオプションが選択されていない場合、フィルターは、一致する名前を持つ CSECT のみを比較対象に含めるために使用されます。
Load module criteria (ロード・モジュール基準)
これらのオプションを 1 つ以上選択して、比較および報告するロード・モジュール・プロパティーを決定します。いずれかのオプションを選択解除した場合は、関連する情報が比較から除外されます。この結果、重要な差異のみが表示され、その他の情報は非表示になります。
Size (サイズ)
比較にロード・モジュール・サイズを含める場合に「/」を指定します。
Entry point address (エントリー・ポイント・アドレス)
比較にロード・モジュール・エントリー・ポイント・アドレスを含める場合に「/」を指定します。
Linkage editor/Binder (リンケージ・エディター/バインダー):
ロード・モジュールの作成に使用されたリンケージ・エディターまたはバインダーのバージョンを比較に含める場合に「/」を指定します。
Link date and time (リンク日時):
比較にロード・モジュールのリンク (バインド) 日時を含める場合に「/」を指定します。
AMode/RMode (AMODE/RMODE):
比較にロード・モジュールの AMODE および RMODE を含める場合に「/」を指定します。
AC:
比較にロード・モジュール許可コードを含める場合に「/」を指定します。
Link attributes (リンク属性)
比較にロード・モジュール・リンク属性を含める場合に「/」を指定します。
CSECT criteria (CSECT 基準)
これらのオプションを 1 つ以上選択して、比較および報告する CSECT プロパティーを決定します。いずれかのオプションを選択解除した場合は、関連する情報が比較から除外されます。この結果、重要な差異のみが表示され、その他の情報は非表示になります。これらのオプションは、「Compare level (比較レベル)」オプションと組み合わせて使用します。「CSECT」を選択していない場合は、これらのオプションは無視されます。
Size (サイズ)
比較に CSECT サイズを含める場合に「/」を指定します。
Address (アドレス)
比較に CSECT アドレスを含める場合に「/」を指定します。
Compiler (コンパイラー):
CSECT のコンパイルに使用された言語コンパイラーのバージョンを比較に含める場合に「/」を指定します。
Date (日付):
比較に CSECT コンパイルの日付を含める場合に「/」を指定します。
AMode/RMode (AMODE/RMODE):
比較に CSECT の AMODE および RMODE を含める場合に「/」を指定します。
IDR ZAP data (IDR ZAP データ):
比較に AMSPZAP IDR データを含める場合に「/」を指定します。IDR ZAP データは、比較対象の個別レコードで構成されていますが、CSECT に関連付けられているため、IDR ZAP データは CSECT データの延長として理解する必要があります。
Text (テキスト)
比較に CSECT の内容を含める場合に「/」を指定します。CSECT の内容は、比較の後で、「メモリー・ダンプ」フォーマット (16 進と文字) にした個別の 32 バイトのレコードで報告されますが、CSECT に関連付けられているため、CSECT の内容は CSECT データの延長として理解する必要があります。このオプションを選択すると、比較に必要なダンプ形式に対応するためにワイド・リスト・オプションが設定されます。
Compile Options (コンパイル・オプション)
CSECT コンパイラー・オプションの比較をアクティブにするには、「/」を指定します。
Program Attributes (プログラム属性)
プログラム言語属性の比較を有効にするには、「/」を指定します。
Processing Options (処理オプション)
Clear print data set (印刷データ・セットのクリア)
使用前に印刷データ・セットを消去するには、「/」を指定します。このオプションは、File Manager の印刷出力がデータ・セットに送られない場合影響はありません。印刷データ・セットの制御に関する詳細については、印刷処理オプションの設定を参照してください。
リスト・オプション
Wide listing (ワイド・リスト)
ワイド・リストを生成するには、「/」を指定します。ワイド・リストは、「新」と「旧」レコードで対応しているデータが垂直に位置合わせされていて、レコードの幅がプリンターでサポートされた最大レコード長を超えないため、分析が容易です。
Highlight changes (変更の強調表示)
「旧」レコードと「新」レコードの差異を強調表示するには、「/」を指定します。レコードの比較と広幅形式の比較の場合には、差異は変更されたバイトの下にある変更バー (|) によって示されます。狭幅の定様式比較の場合には、変更されたフィールドはフィールド名の左側にアスタリスク (*) を置くことによって示されます。
Show changed fields only (変更フィールドのみ表示)
(狭幅の定様式報告書の場合に) 変更フィールドのみを報告するには、「/」を指定します。
YY/MM/DD (デフォルト: YYYY.DDD)
日付を YY/MM/DD 形式で表示する場合に「/」を指定します。そうでない場合は、YYYY.DDD が使用されます。
Number of differences to report (報告する差異の数)
「Compare Utility (比較ユーティリティー)」がデータ・セットの処理を停止する前の差異の数。

親パネル

「Compare Utility (比較ユーティリティー)」の「新規」パネル。

子パネル

  • なし。

同等機能

関連作業および例