「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネル

「Browse (ブラウズ)」パネルに表示するデータ・セットを選択するには、「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネルを使用します。

パネルとフィールドの定義

1. 「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネル
  Process   Options   Help
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 File Manager                  Browse Entry Panel

 Input Partitioned, Sequential or VSAM Data Set, or HFS file:
    Data set/path name 'MACHIND.SEQ1M'                                 +
    Member . . . . . .              Blank or pattern for member list
    Volume serial  . .              If not cataloged
    Start position . .                                 +
    Record limit . . .              Record sampling   

 Copybook or Template:
    Data set name  . . 'FMN.TEMPLATE'                                
    Member . . . . . . TEST01       Blank or pattern for member list
 Processing Options:
  Copybook/template   Start position type   Enter "/" to select option
  3  1. Above            1. Key                Edit template    Type (1,2,S)
     2. Previous         2. RBA                Include only selected records
     3. None             3. Record number      Binary mode, reclen      
     4. Create dynamic   4. Formatted key

 Command ===>                                                                  
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel
Data set/path name (データ・セット/パス名)
完全修飾データ・セット名またはパターン、HFS ファイルまたはディレクトリー、WebSphere® MQ キュー名、または CICS® リソースを指定できます。

WebSphere® MQ キュー名の指定については、MQ マネージャーまたはキューの指定 を参照してください。

CICS® リソースの指定については、CICS リソースの指定を参照してください。

データ・セット名に、小括弧で囲んだメンバー名または名前パターンを含めることができます。メンバーをここで指定する場合は、関連した「Member (メンバー)」フィールドは空でなければなりません。

HFS ファイルまたはディレクトリーを指定する場合、絶対パス名を入力する必要があります。表示される入力フィールドよりパス名が長い場合、「Expand」機能キー (F4) を押して、長い名前を入力できるポップアップ・ウィンドウを表示します。

Member (メンバー)
「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、括弧で囲んだメンバー名または名前パターンを組み込まずに区分データ・セット (PDS) の名前を指定した場合は、このフィールドを使用してメンバー名またはメンバー名パターンを指定できます。
ボリューム通し番号
データ・セットを含むボリュームの通し番号。カタログされていないデータ・セットには必須です。
Start position (開始位置)
ブラウズするデータ・セットの初期開始位置。初期表示は、指定したレコードの位置です。

デフォルトは、データ・セットの先頭です。負のレコード番号を入力して、ファイルの終わりからのレコード数を示すこともできます。例えば、ファイルの最終レコードのみを表示する場合は、開始点として -1 と入力します。

「Start position (開始位置)」フィールドの形式は、選択した開始位置のタイプに応じて、数値または文字のどちらかになります。VSAM KSDS キー値として、先行ブランク、埋め込まれたブランク、末尾ブランク、コンマ、または引用符が含まれる値を入力する場合は、引用符で値を囲む必要があります。引用符で囲み、前に X または x を付けて、16 進数ストリングを入力することもできます (例えば、X'C1C2')。必要なすべての文字を含め、文字の最大数は 250 です。

カーソルがこのフィールド内にある場合は、「LEFT/RIGHT」コマンド (機能キー F10/F11) を使用してフィールド内をスクロールできます。「Expand」機能 (F4) を使用して、キー・フィールドをウィンドウで開くこともできます。

注: 「Erase EOF」キーは、キーの表示されている部分でのみ機能します。表示されているキーが画面上のフィールド域より大きい場合、画面に表示されていない部分を消去するには、フィールドをスクロールまたは拡張する必要があります。

他のすべてのデータ・セット形式では、有効な符号なしの数値を入力しなければなりません。

開始位置をファイルの終わりからのレコード数として指定するには、負のレコード番号を入力します。例えば、ファイルの最終レコードのみを表示するには、開始位置 -1 を入力します。

開始位置を指定する場合、「処理オプション」に「開始位置タイプ」も指定する必要があります。指定しなければ、File Manager は「Start position (開始位置)」フィールドに指定した値がレコード番号であると想定します。

VSAM - KSDS: Key value (キー値)
キーが一致しない場合、指定した値より大きいキーを持つレコードが指定されます。キー値がデータ・セットの最後のレコードより大きい場合は、最初の位置が「End of data (データの終わり)」マーカーになります。
VSAM - ESDS: RBA (相対バイト・アドレス) 値
RBA が一致しない場合、指定した値より大きい RBA を持つレコードが指定されます。RBA 値がデータ・セットの最後のレコードの RBA 値より大きい場合は、最初の位置が「End of data (データの終わり)」マーカーになります。
VSAM - RRDS: スロット値
データ・セット内の最後に使用されたスロットよりスロット番号が大きい場合は、最初の位置が「End of data (データの終わり)」マーカーになります。
QSAM: Record Number (レコード番号)
レコード番号がデータ・セットの最後のレコードのレコード番号より大きい場合は、最初の位置が「End of data (データの終わり)」マーカーになります。
HFS
QSAM の場合と同じ。
Record limit (レコード限度)
このフィールドでは、データ・セットから受け取るレコードの数 (開始点または先頭からの数) を制限するので、編集またはブラウズできる範囲がデータ・セットの一部だけに絞られます。レコード制限にキーワード MEMORY を使用して、取り出されるレコードの数を使用可能な仮想ストレージに十分に収まる数に制限できます。

デフォルトの開始位置は、データ・セットの先頭です。

Record Sampling (レコード・サンプリング)
データ・セット上でレコード・サンプリングを実行するかどうかを指示します。このオプションを選択すると、File Manager は「Record Sampling (レコード・サンプリング)」パネルを表示します。
Copybook or Template (コピーブックまたはテンプレート)
データの形式設定に使用するテンプレートまたはコピーブックのデータ・セット名およびメンバー名。
注: コピーブックの場合、これは CA-Panvalet ライブラリーの名前、または Library Management System Exit を使ってアクセスされるライブラリーの名前にすることができます。
Copybook/template usage (コピーブック/テンプレートの使用法)
データの論理ビューに、テンプレートを使用するかどうかを指示します。
1
パネルで指定されたテンプレートを使用します (あるいは指定されたコピーブックをコンパイルしてテンプレートにしてから、それを使用します)。
2
最後にデータ・セットに関連付けられたテンプレートを使用します。
3
この機能で論理ビューは使用しません。
4
動的テンプレートを作成します。
Start position type (開始位置タイプ)
「Start position (開始位置)」フィールドに入力された値を File Manager が解釈する方法を決定します。「Start position type (開始位置タイプ)」が指定されていない場合、File Manager は、値をレコード番号とみなします。
1.KEY
データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX、または VSAM PATH であるときにのみ有効です。
2.RBA
データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX、または VSAM ESDS であるときにのみ有効です。
3.Record Number (レコード番号)
デフォルト。サポートされているデータ・セットのすべてのタイプに有効です。
4.Formatted key (定様式キー)
データ・セットが VSAM KSDS、VSAM AIX、または VSAM PATH で、テンプレートが指定されている場合にのみ有効です。これにより、フォーマット済みの「Key Positioning (キーの位置決め)」パネルが表示されます。
注: 複数のレイアウトを使用するテンプレートの場合、最初に 01 選択リストが表示されます。
Edit template (テンプレートの編集)
テンプレートを使用する前に編集するかどうかを指示します。テンプレートは、 形式、選択、データ作成属性、および出力コピー・テンプレートの 再形式設定情報を変更する必要があるときに編集します。

次のいずれかの値を指定します。

blank
テンプレートを編集せずに、現在の機能を呼び出すことができます。
/
指定したテンプレートを編集します。F3で入力パネルに戻り、このオプションをクリアします。
A
指定されたテンプレートを常に編集します。テンプレート編集セッションが終了すると、F3は現在の機能を呼び出します。F12でテンプレート編集セッションをキャンセルし、エントリーパネルに戻ります。
R
テンプレートを編集し、RUNTEMPコマンド(F6)で現在の機能を呼び出します。この機能を終了すると、テンプレートを再編集します。テンプレート編集セッションから
  • 機能をやり直すには、F6 を押します。
  • F3を押すと変更が保存され、エントリーパネルに戻ります。
  • F12を押すと変更内容が破棄され、エントリーパネルに戻ります。
Type (1,2,S) (タイプ (1、2、S))
実行する編集のタイプ。
次のいずれかの値を指定できます。
1
最初にフィールド別に「Record Identification Criteria (レコード ID 基準)」を編集します。
2
最初にフィールド別に「Record Selection Criteria (レコード選択基準)」を編集します。
S
拡張コピーブック選択機能を使用してテンプレートのソース定義を編集します。

動的テンプレートを編集する場合、このオプションは無視されます。

Include only selected records (選択したレコードのみを組み込む)
編集セッションまたはブラウズ・セッションがストレージ内 (レコード制限 MEMORY を使用するか、省略してこのオプションを使用してオンにする) であるか、Record Sampling (レコード・サンプリング) を選択している場合、テンプレート処理で選択されたレコードのみが編集セッションまたはブラウズ・セッションに組み込まれます。

テンプレートが使用されていなければ、このオプションにより編集またはブラウズの操作が変更されることはありません。

Binary mode (バイナリー・モード)
HFS ファイルの処理時に、バイナリー・モード (選択済み) またはテキスト・モード (未選択) を指定できます。
reclen
HFS ファイルを処理しているときに「Binary mode (バイナリー・モード)」オプションが選択されている場合、指定された固定レコード長に基づいてレコードが導出されます。デフォルトは 80です。

次の範囲で指定できます。1 ~ 32760

Use I/O exit (I/O 出口を使用)
圧縮または暗号化されたデータ・セットにユーザー I/O 出口を指定できます。

このオプションには 2 つのフィールドがあります。このオプションを選択するには、「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」の左側にあるフィールドに「/」を入力します。これを選択すると、このフィールド・ラベルの右側にあるフィールドで、使用する出口を指定できます。

注:
  1. このフィールドが表示されるのは、File Manager がオプション USEIOX=ENABLE を指定してインストールされ、かつ「Exit enabled (出口使用可能)」フィールド (「Set System Processing Options (システム処理オプションの設定)」パネル内) が YES に設定されている場合のみです。これらのオプションのいずれかにデフォルトが指定された場合は、「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」の右側のフィールドにそれが表示されます。
  2. I/O 出口は、使用中のデータ・セットを処理するためにのみ、使用できます。データ・セットの形式設定に使用しているコピーブックやテンプレートを処理するために使用することはできません。

親パネル

子パネル

「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネルで選択したオプションに応じて、次に表示されるパネルは以下のいずれかになります。

同等機能

関連作業および例