FMNIMSIN 制御ステートメント
FMNIMSIN 制御ステートメントを使用して、以下を指定します。
- 印刷を BMP 領域で実行するか、DLI 領域で実行するか。
- 静的 PSB を使用するか、あるいは FM/IMS が動的 PSB を生成して IMS データを印刷するか。
- IMS セグメントが印刷される形式 (CHAR、HEX、SNGL、または TABL)。
- IMS セグメントの印刷時に使用される FM/IMS ビュー。選択基準 (指定された場合) を使用して、印刷される IMS セグメントが決まります。SNGL または TABL 形式で印刷する場合、FM/IMS はそのフィールドを使用して IMS セグメントを形式設定します。
FMNIMSIN 内の各行は $$FILEM で始まり、最初の行には、FM/IMS によって印刷が実行されることを指定するパラメーター IPR が含まれます。
$$FILEM IPR REGNTYPE=DLI,
$$FILEM PSBTYPE=DYNAMIC,
$$FILEM DBDDSN=FMN.IMS.IVP.DBDLIB,
. . .BMP parameters
DLI parameters
LOG parameters
DYNAMIC parameters
STATIC parameters
ここでは、VIEW、VIEWDD、VIEWDSN、VIEWMEM、および PRTFORM パラメーターについて説明します。この構文図のその他のパラメーターはすべて、抽出 (IXB) 関数でも指定されます。これらの共通パラメーターの詳細については、抽出 (IXB)を参照してください。
- View (ビュー)
- オプション・パラメーター。印刷がビューを使用するかどうかを指定します。
- N
- 印刷はビューを使用しません。
- Y
- 印刷はビューを使用します。Y を指定する場合は、以下の VIEWDD、VIEWDSN、および VIEWMEM の項目で示すように、 使用するビューを指定する必要があります。
- VIEWDD=ddname
- 印刷が使用するビューを含む順次データ・セットまたは PDS(E) およびメンバー用の DD ステートメントを指定します。デフォルトは、VIEWDD です。
- VIEWDSN=viewdsn
- 印刷で使用するビューを含んでいるデータ・セットの名前。順次データ・セットまたは PDS(E) が指定できます。PDS(E) を指定した場合は、パラメーターでは括弧でメンバー名も含めることができます。
- VIEWMEM=viewmem
- VIEWDSN または VIEWDD パラメーターで PDS(E) を指定し、メンバーを指定しない場合は必須です。印刷で使用するビューを含んでいる PDS(E) のメンバーを指定します。
- PRTFORM
- 必須パラメーター。データが印刷される形式を指定します。
- CHAR
- データを文字形式で印刷します。
- HEX
- データを 16 進「上下」形式で印刷します。この形式では、それぞれのバイトの文字用、ゾーン用、および数字用に別々の行を使用します。
- SNGL
- データを SNGL 形式で印刷します。この形式は、データをフィールドに分割し、フィールドごとに別の行を使用します。使用できるのは、ビューを使用するときだけです。
- TABL
- データを表形式で印刷します。データをフィールドに分割し、フィールドを列に配置します。使用できるのは、ビューを使用するときだけです。
- KEYPRT
- オプション・パラメーター。印刷をキー値データ・セットで指定されているレコードに制限するかどうかを指定します。
- N
- 印刷はキー値データ・セットを使用しません。
- Y
- 印刷はキー値データ・セットを使用します。キー値データ・セットには、印刷するレコードのルート・セグメントのキー値が含まれています。
キー値データ・セットは、KEYSFILE DD ステートメントで指定します。
順次データ・セットまたは PDS(E) とメンバーを指定できます。
- KEYLIST(rootkey1,rootkey2,...)
- オプション・パラメーター。印刷したいデータベース・レコードのルート・セグメント・キー値のリストを指定します。ルート・キー値の長さがルート・セグメントのキー長より短い場合、関数はそれをキーの最初の部分と見なし、部分キー値に一致するルート・キー値を持つデータベース・レコードをすべて印刷します。
- KEYRANGE(startkey,endkey)
- オプション・パラメーター。ルート・キー値の範囲の始まりと終わりを指定します。関数は、指定された範囲内のルート・キー値を持つデータベース・レコードを印刷します。
- startkey
- ルート・キー値の範囲の始まり。startkey 値の長さがルート・セグメントのキー長より短い場合、関数は指定された値に low value (X'00') を付加します。
- endkey
- ルート・キー値の範囲の終わり。endkey 値の長さがルート・セグメントのキー長より短い場合、関数は指定された値に high value を付加します。
- MAXROOTS=number
- オプション・パラメーター。関数によって印刷されるデータベース・レコード数を制限します。このパラメーターを指定すると、関数は、印刷したデータベース・レコード数をカウントし、指定された限度に達すると終了します。