FMNIMSIN 制御ステートメント
FMNIMSIN 制御ステートメントを使用して、以下を指定します。
- ロードを BMP 領域で実行するか、DLI 領域で実行するか。
- 静的 PSB を使用するか、あるいは FM/IMS が動的 PSB を生成して IMS データをロードするか。
- データのロード方法。
- LOAD チェックポイント頻度。
FMNIMSIN 内の各行は $$FILEM で始まり、最初の行には、FM/IMS によってロードが実行されることを指定するパラメーター ILB が含まれます。
$$FILEM ILB REGNTYPE=DLI,
$$FILEM PSBTYPE=DYNAMIC,
$$FILEM DBDDSN=FMN.IMS.IVP.DBDLIB,
. . .
. . .BMP parameters
DLI parameters
LOG parameters
STATIC parameters
ここでは、LOADTYPE、LDDSN、CHKPFREQ、および USELCMD の各パラメーターについて説明します。この構文図のその他のパラメーターはすべて、抽出 (IXB) 関数でも指定されます。これらの共通パラメーターについては、抽出 (IXB)を参照してください。
- LOADTYPE
- 必須パラメーター。以下を指定します。
- データベースの既存のセグメントをロードで置き換えるかどうか。
- ロードでロード PCB を使用するかどうか。
- 1
- データベースの既存のセグメントをロードで置き換えないことを指定します。このオプションを選択すると、ロードはセグメントの挿入を試行するだけです。挿入呼び出しが II 状況コードを受け取ると、ロードはデータベースにある既存のセグメントを ロード・セグメントで置き換えません。
- 2
- データベースの既存のセグメントをロードで置き換えることを指定します。このオプションを選択すると、ロードはオプション 1 が選択されたときと同じように、 セグメントの挿入を試行します。ただし、挿入呼び出しが II 状況コードを受け取ると、ロードはデータベース内の既存セグメントをロード・セグメントで置き換えます。セグメントが非固有キーの場合、またはキーを持たない場合、データベースにある 既存のセグメントは置き換えられないので注意してください。ロード・セグメントは、データベース内に同じキーを持つ既存のセグメントがある場合 でも、挿入されます。
- 3
- ロード PCB (PROCOPT=L/ LS) を使用してセグメントをデータベースにロードすることを指定します。このオプションは、データベースの初期ロードで使用します。注: このオプションは、PSBTYPE=DYNAMIC および REGNTYPE=DLI を指定した場合のみ、使用可能です。
- LDDSN=lddsn
- 必須パラメーター。ロードするデータを含むデータ・セットの名前。
- CHKPFREQ
- オプション・パラメーター。ロード中の自動保管機能の頻度 (LOAD チェックポイント頻度) を指定します。FM/IMS:
- ロードがセグメントを挿入または置換するたびに、カウントを 1 つインクリメントする。
- カウントが「ロード」チェックポイント頻度と等しいときに、チェックポイントを発行します。
有効な範囲は 1 から 99999 です。
このパラメーターを指定しない場合、FM/IMS は以下を使用します。- パラメーターのサブシステム・デフォルト (IMSID パラメーターを指定した場合)
- パラメーターのインストール・デフォルト (IMSID パラメーターを指定していない場合)
- USELCMD
- オプション・パラメーター。このオプションは、ロードするセグメントの一部に FIRST または HERE の挿入規則がある場合にのみ適用されます。ロードがこれらの挿入規則をオーバーライドするかどうかを指定します。
- Y
- キーのないセグメント、または非固有キーを持つセグメントが、セグメント・タイプの挿入規則とは無関係に、最終オカレンスとして挿入されます。
- N
- キーのないセグメント、または非固有キーを持つセグメントが、セグメント・タイプの挿入規則に従って挿入されます。
注: 抽出 (IXB) およびロード (ILB) を使用して、あるデータベースからデータを抽出して別のデータベースにロードし、ロードされたデータベース内の兄弟セグメントを抽出されたデータベースと同じ順序にしたい場合は、USELCMD=Y を指定してください。