動的および静的 PSB

PSB (プログラム仕様ブロック) は、IMS データベースへのアクセスを定義および 制御するロード・ライブラリー・メンバーです。1 つ以上の PCB (プログラム連絡ブロック) から構成されており、それぞれが個々のデータベースへのアクセスを制御します。

FM/IMS では、事前作成の PSB (静的 PSB と呼ばれる) を使用するか、 または FFM/IMSに PSB を生成させる (動的 PSB と呼ばれる) ことができます。

静的 PSB は通常、データベース管理者が作成し、アクセスおよび制御に関する 厳しい規則が含まれています。一般に、静的 PSB は、ライブ (つまり、実稼働) 環境への接続時に使用されます。静的 PSB を使用している場合、FM/IMS は、ユーザーが指定する、 既存の PSB ロード・ライブラリー・メンバーを使用します。PSB に複数の PCB が 含まれている場合には、使用する PCB を選択することができます。

動的 PSB は、指定した DBD で検出される情報を使用して、FM/IMS によって生成されます。動的 PSB では一般的に、DBD にリストされているセグメントすべてに対する 全アクセス権限が許可されるため、動的 PSB はテストまたは開発環境には適していますが、 実稼働環境では使用が制限されることがよくあります。動的 PSB は、FM/IMS システム管理者が FM/IMS のセットアップでその使用を許可したときにのみ、使用できます。動的 PSB を使用しているときには、2 次索引 (定義されている場合) を使用した、 データベースへのアクセスを選択することができます。