エクスポート・ユーティリティーと比較した場合の相違点

EXPORT 基本コマンドを使用してデータをエクスポートするためのプロセスは、以下の例外を除き、エクスポート・ユーティリティー機能 (3.7) を使用した場合と似ています。

  • EXPORT 基本コマンドを使用してデータをエクスポートする場合は、「Batch, using Db2® UNLOAD (バッチ、Db2 UNLOAD の使用)」実行オプションは使用できません。
  • ダイアログには、最初に「Export Options (1 of 3) (エクスポート・オプション (3 の 1))」パネルのオプションを表示します。「Export Utility (エクスポート・ユーティリティー)」パネルは表示されません。
  • エクスポートするデータは、現行 FM/Db2 エディター・セッションを生成した SQL ステートメントの結果表、または現行 FM/Db2 エディター・セッションの行にできます。前者の場合、SQL ステートメントは、Db2® オブジェクト (例えば、編集機能を使用して入力した場合)、または任意の SQL ステートメント (例えば、4.1、4.2、4.3、または 4.4 のいずれかの SQL オプションを使用して入力した場合) を参照できます。任意の SQL ステートメントは複数の表の結合や副選択などを含む、任意の有効な SELECT ステートメントにできます。一方、エクスポート・ユーティリティーでエクスポートできるのは、Db2® オブジェクトのデータ (例えば、表、ビュー、別名) のみです。
  • EXPORT 基本コマンドを使用して任意の SELECT ステートメント (例えば、FM/Db2 機能の 4.1、4.2、4.3、または 4.4 のいずれかを使用して 入力されたもの) からバッチでデータをエクスポートする場合は、サポートされているテンプレート・マッピング操作に対していくつかの制限があります。

    生成された JCL デックにおいてエディター・セッションで SELECT ステートメントの記述に使用されるテンプレートは利用できません。

    CSV 形式でのエクスポートの場合: これは、テンプレートを使用して記述できません。 つまり、エディター・セッションでテンプレートに対して行われた変更はすべて、データ・エクスポート時に破棄されます。 出力には各列のデータが含まれます。

    他のサポート対象形式でのエクスポートの場合:

    • 必要に応じて、エディター・セッションで TE コマンドを使用して列を選択/選択解除します。
    • EXPORT BAT コマンドを発行して JCL デックを生成します。
    • エクスポート対象のデータを記述する出力テンプレートを保管する必要があります。これは、JCL デックにおいてパラメーターとして組み込まれます。
    • JCL デックが処理のために実行依頼されると、FM/Db2 は、JCL デックに指定された任意の SQL ステートメントに対して 一時テンプレートを再作成し、テンプレート・マッピングを使用してエクスポート対象の列を識別します。 エクスポート対象の列は、出力テンプレートに定義されている列です。
  • 「Export Options (エクスポート・オプション)」パネルには、エクスポートする多数の行を入力できる入力フィールドが含まれています。これは、FM/Db2 エディター・セッションにロードされる行数を制限する入力フィールドとは無関係に作動します。そのため、FM/Db2 編集を使用して結果表のいくつかの行を編集してから、その結果表のすべての行をデータ・セットにエクスポートできます。

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