ロング・ネーム用のスクロール可能入力および表示フィールド
一部の FM/CICS パネルには、一度に表示できる値より長い値を入力または表示できるスクロール可能フィールドがあります。
FM/CICS パネルには、以下の 2 つのタイプのスクロール可能フィールドがあります。
- 入力フィールド
- 「Browse (参照)」、「Edit (編集)」、または「View (表示)」入力パネル上の開始位置などの情報を入力できる「<Test>」パネル上のフィールド。
- 表示フィールド
- 実行されたアクションの結果として情報を表示する、<Test> パネルのフィールド。
スクロール可能フィールドの入力フィールドの終わりの後には、以下のいずれかの文字が使用されます。
- +
- 正符号。フィールドを右側にスクロールできることを示します。
- -
- 負符号。フィールドを左側にスクロールできることを示します。
- +-
- 正符号と負符号。フィールドを右側または左側にスクロールできることを示します。
パネルに表示される入力フィールドの長さが、入力する値にとって十分でない場合は、以下のいずれかを実行できます。
- (カーソル位置を入力フィールドに配置した状態で)「Right」機能キー (F11) を使用するか RIGHT 基本コマンドを入力して、値を入力しながら順に右方へスクロールします。
- 「Expand (拡張)」機能キー (F4) を押すか (使用可能な場合)、EXPAND 基本コマンドまたは ZEXPAND 基本コマンドを入力して、フィールド全体に入力できるか、フィールド全体を表示できるポップアップ・ウィンドウを表示する。
拡張ポップアップ・ウィンドウでは、HEX OFF および HEX ON のコマンドを発行することによって、文字と 16 進のデータ表示を切り替えることができます。
スクロール可能入力フィールドでのデータの削除
スクロール可能入力フィールドとして表示されているフィールド内の全データを削除する場合は、表示されているデータのみでなく、実際に全データを間違いなく削除するよう注意してください。
フィールド削除キーの組み合わせを使用してデータを削除する場合、FM/CICS は、 現在表示されているデータしか削除しません。フィールドに含まれるデータが表示内容より多い場合は、表示されていないデータが未削除のままになります。
ヒント: スクロール可能入力フィールドのデータを削除する前に、「Expand」機能キー (F4) を押すか、EXPAND 基本コマンドを入力することによって、最初にフィールドの内容全体を表示します。その後で、フィールド削除キーの組み合わせを使用すると、フィールド内の全データを一度に削除できます。
スクロール可能フィールドでの作業について詳しくは、「対話式システム生産性向上機能 (ISPF) ダイアログ開発者 ガイドとリファレンス」の『スクロール可能フィールドの LOCATE 基本コマンド』のセクションを参照してください。