編集セッションまたは表示セッションで、ストリングまたはワードにカーソルを置いて F4 を使用

任意の ISPF 編集セッションまたは表示セッションで F4 ファンクション・キーを使用して、提供されている機能を利用することができます。これは、拡張検索に関連付ける必要はありません。

次の画面では、ZINREC というワードにカーソルを置いて F4 を押します。

   File  Edit  Edit_Settings  Menu  Utilities  Compilers  Test  Help
 ─ ┌─────────────────── ZINREC ────────────────────┐ ─────────────────────────────────
 V │  File Manager                                 │              Columns 00001 00072
 C │  Edit/View   Utility    Template              │                 Scroll ===> CSR
 0 │ ───────────────────────────────────────────   │
 0 │ Command ===>                   Start          │
 0 │                                               │
 0 │ 1  View     View resource                     │
 0 │ 2  Edit     Edit resource                     │
 0 │ 3  Select   List Parmlib Proclib              │
 0 │ 4  Dslist   ISPF data set list                │
 0 │ 5  Search   Nested search                     │
 0 │ 6  All      Show all occurrences              │
 0 │ 7  First    Find first occurrence             │ TA),DISP=SHR
 0 │ 8  Prev     Find previous occurrence          │ 1))
 0 │ 9  Next     Find next occurrence              │ 1))
 0 │ 10 Last     Find last occurrence              │ CTED(PDDATA),DISP=SHR
 0 │ 11 Rsearch  Search the resource               │ 1))
 0 │ 12 PDSE2    Workbench                         │ 
 0 │ 13 Create   Allocate data set                 │ 
 0 │ 14 Load     List / Date   Duplicates          │ 
 0 │                                               │ t TALLY register
 0 └───────────────────────────────────────────────┘

選択ウィンドウが表示され、番号で、またはカーソルを置いて Enter キーを押すことで選択できるオプションが示されます。ワードまたはデータ・セット名がウィンドウ・タイトルに表示されます。このタイトルは、ウィンドウに収まるように切り捨てられることがありますが、選択した処理で切り捨てられることはありません。

別の ISPF セッションで該当するオプションを開始するには、Start にスラッシュ (「/」) を入力します。Start オプションは、次のオプションを除くすべてのオプションに適用できます。
  • 3 Select (選択)
  • 5 Search (検索)
  • 6 ALL (すべて)
  • 7 First (最初)
  • 8 Prev (前へ)
  • 9 Next (次へ)
  • 10 Last (最後)
コマンドの説明は以下のとおりです。
1 View (表示)
カーソルが有効な File Manager リソース名に置かれている場合に、そのリソースに対して ISPF 表示セッションが呼び出されます。File Manager は、ISPF ビューでサポートされていないリソースに使用されます。

データ・セットが区分済みで、総称メンバー名が指定されているか、メンバー名が指定されていない場合、デフォルトのビューを持つ拡張メンバー・リストが生成されます。

連結された区分データ・セットの DD 名の上にカーソルを置くと、デフォルトのビューを持つ拡張メンバー・リストが生成されます。

2 Edit (編集)
カーソルが有効な File Manager リソース名に置かれている場合に、そのリソースに対して ISPF 編集セッションが呼び出されます。File Manager は、ISPF 編集でサポートされていないリソースに使用されます。

データ・セットが区分済みで、総称メンバー名が指定されているか、メンバー名が指定されていない場合、デフォルトの編集を持つ拡張メンバー・リストが生成されます。

連結された区分データ・セットの DD 名の上にカーソルを置くと、デフォルトの編集を持つ拡張メンバー・リストが生成されます。

3 Select (選択)
カーソルが有効な File Manager リソース名に置かれている場合に、一致するリソース名の File Manager 選択リストが作成されます。ユーザーは S 接頭部コマンドを使用して、現行ワードの開始位置に挿入される、現行ワードを置き換える 1 つ以上の名前を選択できます。複数の名前を選択すると、新しく挿入される行の同じ開始位置に挿入されます。

カーソルを Parmlib に置いた状態で Enter を押すと、前の段落で説明したすべてのシステム parmlib データ・セットが挿入されます。

カーソルを Proclib に置いた状態で Enter を押すと、前の段落で説明したすべてのシステム proclib データ・セットが挿入されます。

注:
HFS ディレクトリーの場合、S はネストされたディレクトリー項目を選択し、/ はそれらを表示します。
4 Dslist
カーソルが有効なデータ・セット名に置かれている場合に、その名前に一致するデータ・セットに対して ISPF データ・セット・リストが作成されます。

カーソルを DD 名の上に置くと、対応するすべてのカタログ・データ・セットを含む ISPF データ・セット・リストが生成されます。

カーソルが UNIX のパスまたはファイル名の上に置かれている場合は、UNIX ディレクトリー・リストが生成されます

注:
  1. 現在の表示セッションまたは編集セッションで参照されている最大 30 個のデータ・セット名について、ISPF データ・セット・リストを生成するには、コマンド行で値 4 を使用して機能キーを押します。データ・セット名は、除外されていない行から次のように決定されます。
    • JCL キーワード DSN=、JCLLIB、および $$FILEM ステートメントの File Manager データ・セット名キーワードが使用されます。
    • 検索レポート: すべての検索データ・セット名がレポートにリストされます。
    • 上記の条件が満たされない場合は、各行の最初のワードが調べられます。カタログされたデータ・セット名または一般的なデータ・セット名が含まれる場合は、リストに追加されます。
  2. 現在の表示セッションまたは編集セッションで参照されている最大 30 個のパスまたはファイル名について、UNIX ディレクトリー・リストを生成するには、コマンド行で値 4U を使用して機能キーを押します。パスまたはファイル名は、除外されていない行から次のように決定されます。
    • JCL キーワード PATH= が使用されます。
    • 検索レポート: すべての検索ファイル名がレポートにリストされます。
    • 上記の条件が満たされない場合は、各行の最初のワードが調べられます。パスまたはファイル名が含まれる場合は、リストに追加されます。
5 Search (検索)
カーソルが現在置かれているワードのすべての出現に対してネストされた検索を実行します。
注:
検索されるデータ・セットは、拡張検索コマンドの結果として編集または表示している場合はアクティブな拡張検索リソース・リストになり、表示セッションまたは編集セッション中の場合は現行データ・セットになります。
6 ALL
カーソルが置かれているワードを含む現在の表示セッションまたは編集セッション内のすべてのレコードを表示します。
7 FIRST
カーソルが置かれているワードの最初のオカレンスを検索します。
8 PREV
カーソルが置かれているワードの前のオカレンスを検索します。
9 NEXT
カーソルが置かれているワードの次のオカレンスを検索します。
10 LAST
カーソルが置かれているワードの最後のオカレンスを検索します。
11 RSearch
これにより、カーソルが置かれているストリング名が DSN フィールドに入力された、「Enhanced Search Command」パネルが表示されます。
12 PDSE2
これにより、カーソルが置かれたデータ・セット名の PDSE ワークベンチ・メンバー・リストが表示されます。
13 次のいずれかのオプションが表示されます。
Create (作成)
カーソルが置かれたデータ・セット名が存在しない場合は、新しいデータ・セットを割り振ります。
Change (変更)
カーソルが置かれたデータ・セット名が VSAM 以外のデータ・セットである場合は、データ・セット属性を変更します。例えば、PDS を PDSE に、PDSE を PDSE2 に、またはその逆にサイズ変更または変換します。
List (リスト)
カーソルが置かれたデータ・セット名が VSAM データ・セットである場合は、File Manager カタログ・サービス・ダイアログを起動します。
14 Load (ロード)
現行位置で開始されるビュー・セッションまたは編集セッションで見つかったすべてのロード・ライブラリーについて、ビュー・ロード・モジュール・メンバーを呼び出します。
日付
メンバー・リストのロード・モジュールのリンク日時を含める場合に「/」を指定します。
注:
このオプションを選択すると、メンバー・リスト表示のパフォーマンスが低下します。
Duplicates (重複)
複数のライブラリーについてのメンバー・リストの場合は、「/」を入力して重複メンバー名を含めます。