DSC (データ・セット・コピー)
- 目的
- 別のサポートされるデータ・セットから別のサポートされるデータ・セットにデータをコピーするには、DSC 機能を使用します。PDS および PDSE データ・セットをコピーするときの機能のパフォーマンスは、使用可能なストレージに大きく影響されます。領域が大きいほど、一般にはパフォーマンスが良くなります。
- 使用上の注意
- 次のものを使用して、コピーするレコードを選択できます。
- メンバー名の選択基準
- 作成日の選択基準
- 最終変更日の選択基準
- ユーザー ID の選択基準
- 開始キー (VSAM のみ)
- スキップ・フィールド
- コピー・カウント・フィールド
- 元テンプレートに定義された条件式
- データ・セット属性を変更します。File Manager は、入力および出力データ・セットが、異なるレコード・フォーマット、レコード長、またはブロック・サイズを持つレコードをコピーすることができます。コピー・プロセスは、適宜にレコードの切り捨てまたは埋め込みを行います。SET 機能の PAD フィールドに埋め込み文字を指定します。詳しくは、SET (処理オプションの設定) を参照してください。
- フィールドからフィールドにコピーします。「元」および「宛先」テンプレートを使用することによって、選択したフィールドをコピーし、フィールドのサイズおよびタイプを変更して、出力データ・セット中に新規フィールドを作成できます。詳しくは、データ・セット・コピーを参照してください。
- XML や CSV などの外部形式を使用して、出力をコピーします。「元」テンプレートは従来のデータ・セット形式を定義しますが、データの本来の文字表現も判別します。その結果、入力データのコピーを含む出力データ・セットが外部形式で生成されます。詳しくは、外部形式でのデータの生成 - XML 表記 を参照してください。
- 類似または非類似属性を持つ連結データ・セットをコピーします。一部の条件では (テープ・データ・セットがある場合)、File Manager は、非類似データ・セット属性を検出できないことがあり、処理のために DFSORT を引き続き呼び出すことに注意してください。このような呼び出しは、DFSORT ではデータ・セットの非類似連結が許可されないため、失敗することがあります。そのようなとき、DFSORT は、NOSORT 機能で使用不可に設定して、非類似属性を持つ連結データ・セットの処理が正常に行われるようにできます。
- ISPF パック形式を変更します。File Manager は、既存のパック・メンバーまたは順次データ・セットをアンパックするか、ISPF パック形式で、メンバーまたは順次データ・セットを書き込むことができます。
- これらの変更は、印刷された DSC BATCH 処理報告書に表示されます。
- メンバー名は、CPYMBR リスト (使用する場合) に指定されているとおりに印刷されます。
- メンバー名、その別名または新規の名前 (プロンプト値) に印刷不能文字が含まれる場合は必ず、通常の出力の下に、それぞれのメンバー名の 16 進値を含む追加の出力行が印刷されます。
- CPYMBR リストに指定されたメンバーが入力ライブラリーに見つかっても、メンバー・マスクまたは拡張メンバー選択基準によって処理の対象として選択されなかった場合、そのメンバーは、処理報告書では (「Not found (見つからない)」ではなく)「Not selected (非選択)」として表示され、(「in error (エラーあり)」ではなく)「未コピー」カテゴリーとして数えられます。
- 例えば、次の制御カードでは、
次のような出力になります。$$FILEM MEMBER=X'5C22', $$FILEM CPYMBR=(C'allocplx', $$FILEM x'8289879784a222', $$FILEM autotest, $$FILEM X'84A282')
Member Copy Report Member Newname Alias Status --------------------------------------------------------------------- allocplx Not selected bigpds Replaced X'8289879784A222' AUTOTEST Not found dsb Not selected FMN4688I 0 member(s) copied; 1 replaced; 2 not copied; 1 in error
- 小文字または印刷不能文字を含むメンバー名
- CPYMBR、MEMBER、MEMSTART、MEMEND、または MEMOUT キーワードで指定されたメンバー名は、小文字または印刷不能文字を含む場合があります。
- 小文字または大/小文字混合文字を含むメンバー名を指定するには、文字リテラル形式として、引用符で囲まれた名前の前に文字 C を付けて使用します。例えば、
C'aBc'
のように指定します。 - 印刷不能文字を含むメンバー名を指定するには、16 進リテラル形式として、引用符で囲まれた名前の前に文字 X を付けて使用します。例えば、X'81C283' のように指定します。マスク文字 (その 16 進値) がストリング内に含まれることがあります。
注: File Manager は、以下の条件を満たす場合に、ロード・モジュールのコピーをサポートします。- 入出力データ・セットが PDS または PDSE である。
- TSO 環境がアクティブである (かつ、TSO 許可プログラム・サービスを使用できる) か、または File Manager をプログラム許可で実行している。
- REXX ユーザー・プロシージャーを指定していない。
- 開始キー、スキップ・カウント、またはコピー・カウントを指定していない。
- テンプレートを使用していない。
- メンバー・レコード・カウントを要求していない。
- 次のものを使用して、コピーするレコードを選択できます。
- パフォーマンス上のヒント
- File Manager 機能を使用する際のパフォーマンスに関する一般的なヒント を参照してください。File Manager で順次ファイル I/O 実行時に DFSORT テクノロジーを使用することについてのコメントは、DSC のパフォーマンスにとって重要です。
- DSC を使用して PDS(E) のメンバーをコピーする場合、次のようになります。
- 1 つの DSC のデフォルトは STATS=ON です。これにより、コピーされる各メンバーの ISPF 統計が更新されます。この処理により、I/O (EXCP) および CPU の使用率は著しく増えます。パフォーマンスを向上させるには、STATS=OFF の使用を検討してください。
- File Manager は、メンバーをコピーできる場合に IEBCOPY または同等製品の使用を試行します。File Manager で IEBCOPY を使用すると、IEBCOPY を使用しない File Manager と比較して I/O と CPU の要件が大幅に少なくなります。個別レコードの File Manager 処理が必要な場合は、IEBCOPY を使用できません。例えば、以下の場合には、File Manager は IEBCOPY を使用できません。
- proc (PROC=) が使用されている場合
- テンプレートまたはコピーブックが使用されている場合
- レコード・カウントが要求される場合 (RECCOUNTS=YES)
- File Manager は、PDS(E) のメンバーを処理するときに印刷不能文字または小文字を含むメンバー名を検出した場合、IEBCOPY を使用しません。IEBCOPY はこのようなメンバー名を処理できないからです。IEBCOPY を使用しないことは、DSC 動作のパフォーマンスにマイナスに影響することがあります。
- Options (オプション)
- PROC オプションを指定するときには、コピー機能で使用される選択および形式設定を制御する DFSORT™ または REXX プロシージャーを指定することになります。詳しくは、下記の proc パラメーターを参照してください。
- Return codes (戻りコード)
- DSC 機能からのデフォルトの戻りコードには、変更された以下の意味があります。
- 1
- 複数のメンバーの一部に対してレコードがコピーされませんでした。
- 2
- 複数のメンバーに対してレコードはコピーされませんでした。
- 2
- コピーしない - 重複レコードはコピーされませんでした。
- 2
- コピーしない - REXX プロシージャーでは、後でコピーされないレコードがドロップされました。
- 3
- REXX メンバー選択は有効ですが、プロシージャーは RETURN DROP、STOP または STOP IMMEDIATE ストリングを検出しました。これは、引数なしの RETURN ストリングとして扱われます。
OR
REXX メンバー選択は有効にはなりませんが、プロシージャーは RETURN DROP MEMBER、RETURN PROCESS MEMBER ストリングを検出しました。これは、引数なしの RETURN ストリングとして扱われます。
- 4
- レコードが (単一メンバーまたはデータ・セットに対して) 選択されなかったため、レコードはコピーされませんでした。
- 4
- 処理するメンバーが存在しなかったため、レコードはコピーされませんでした。
- 4
- 入力が空であったため、レコードはコピーされませんでした。
- 4
- メンバーは存在しますが、「no replace」オプションが指定されていたので、レコードはコピーされませんでした。
- 4
- 入力データ・セットまたはメンバーが ISPF パック・データ形式で、「PACK=SKIP」が指定されたため、入力データまたはメンバーが スキップされました。
- 8
- レコードの処理中に REXX 非構文エラーが検出されました。
- 8
- 外部形式で生成された行が出力レコード・サイズを超えています。
- 16
- 入出力が物理的に同じであったため (PDS メンバーに適用できないので)、レコードはコピーされませんでした。
- 16
- プログラム・オブジェクトが指定されていました。これはサポートされていません。
- 16
- 出力データ・セットまたはメンバーが使用中です。
- 16
- データ・セットまたはメンバーのオープン・エラー。
- 16
- データ・セットまたはメンバーが見つかりませんでした。
- 16
- その他の入出力エラーが発生しました。
- 16
- ストレージ不足です。
- 16
- DSC が異常終了しました。
- 16
- 入力データは ISPF パック形式のように見えますが、無効です。
- 16
- 処理を停止するその他の重大なエラーが発生しました。
注: インストール時に、戻りコードをカスタマイズすることができます。上に示したもの以外の戻りコードを受け取った場合には、ご使用のサイトでこの機能用に戻りコードをカスタマイズしている可能性があります。バッチの戻りコードが ABENDCC 値以上であると、File Manager が 999 異常終了を発行する場合もあります。詳しくは、File Manager システム管理者にお問い合わせください。 - 関連関数
- OS
- OAM データベースからデータ・セットにオブジェクトをバックアップします。
- OV
- OAM データベースから VSAM データ・セットにオブジェクトをバックアップします。
- TS
- テープ・データをデータ・セットにコピーします。
- SO
- データ・セットをオブジェクト・データベースにコピーします。
- ST
- データ・セットをテープにコピーします。
- VO
- VSAM データをオブジェクト・データベースにコピーします。
- 1 VSAM のみ。
- INPUT=ddname
- 「元」のデータ・セットまたは HFS ファイルの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは
DDIN
です。 - DSNIN=dsname
- 「元」のデータ・セットの名前、または
元
の HFS ファイル (ディレクトリー) への絶対パスを定義します。DD ステートメントが指定されている場合は、使用されません。名前には、小括弧で囲んだメンバー名を含めることができます。ここでメンバーを指定する場合は、関連する Member パラメーターを空にする必要があります。HFS ファイル (ディレクトリー) への絶対パスは、アポストロフィで囲む必要があります。1 行に収まらない場合は、複数行にわたって分割することができます。このデータ・セットは、以下のようにさらに詳細に記述できます。- VOLSERIN=volser
- 非カタログ「元」データ・セットのボリューム通し番号。
- MQ:manager:queuename
- データ・セット名の代わりに MQ キューを指定できます。パラメーターの意味は、以下のとおりです。
- manager (管理者)
- 使用される MQ マネージャー。総称名を指定した場合、File Manager は一致するマネージャーのリストを表示し、このリストから選択できます。
- queuename
- 使用されるキュー。総称名を指定した場合、File Manager は一致するキューのリストを表示し、このリストから選択できます。
- rt:applid:rname
- データ・セット名の代わりに CICS® リソースを指定できます。パラメーターの意味は、以下のとおりです。
- rt
- リソース・タイプ。有効な値は、以下のとおりです。
- FI
- CICS® ファイル。
- TD
- 一時データ・キュー。
- TS
- 一時ストレージ・キュー。
- applid
- VTAM® システムの CICS® applid。
- rname
- リソースの名前。
- MEMBER=member1
- PDS の中の単一メンバーの名前、または PDS の中の 1 つ以上のメンバーを表すメンバー名のパターン。入力データ・セットが PDS(E) の場合、ddname の DD ステートメントにこのパラメーターまたはメンバー名を指定するか、CPYMBR パラメーターにメンバーを指定するか、MEMSTART キーワードまたは MEMEND キーワード (あるいはその両方) を使用してメンバー名の範囲を指定する必要があります。
メンバー名パターンは、メンバー名に有効な任意の文字と 2 つの特殊パターン文字 (アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%)) から構成することができます。
- *
- 任意の数の文字を表します。必要な数のアスタリスクを、メンバー名パターンの任意の場所に使用することができます。例えば、
*d*
というメンバー名パターンを入力すると、PDS の中で、名前に「d」が含まれているすべてのメンバーが処理されます。 - %
- 単一文字を表すプレースホルダー文字。パーセント記号は、メンバー名パターンの任意の場所に必要な数だけ指定できます。例えば、メンバー名パターンとして
%%%%
を入力すれば、名前の長さが 4 文字である、PDS 内のすべてのメンバーが処理されます。
データ・セットが PDS でない場合、member1 は無視されます。
注: 使用上の注意 を参照してください。 - MEMSTART=startstring
- コピーに含めるメンバー名の範囲の始まりを指定するのに使用されます。MEMSTART が指定されたが MEMEND は省略された場合、PDS(E) 内の startstring 値以降の全メンバーが組み込まれます。startstring では、MEMBER キーワードの member-in パラメーターに関して、ワイルドカードを含め、同じ値を持つことができます。注: 使用上の注意 を参照してください。
- MEMEND=endstring
- コピーに含めるメンバー名の範囲の終わりを指定するのに使用されます。MEMEND が指定されたが MEMSTART は省略された場合、PDS(E) 内の endstring 値までの全メンバーが組み込まれます。endstring では、MEMBER キーワードの member1 パラメーターに関して、ワイルドカードを含め、同じ値を持つことができます。注: 使用上の注意 を参照してください。
- XMEMBERS
- MEMSTART、MEMEND、および MEMBER オプションを使用して、処理するライブラリー・メンバーから除外し、それ以外が選択される方法を提供します。
- xmem_filter
- 処理から除外する 1 つ以上のメンバーを識別するメンバー名フィルター。フィルターには、複数のメンバーを表すメンバー名パターンを指定できます。
小文字を含むメンバー名フィルターを指定するには、
c'string'
形式で文字ストリングを使用します。フィルター値は、x'hex-digits'
形式で 16 進ストリングとして指定することもできます。
- GEN=generation
- コピーするメンバーの世代を指定します。値 0 は、現在のメンバーを指します。負の値は、相対世代番号を指します。正の値は、絶対世代番号を指します。
入力データ・セットがメンバーの世代をサポートする PDSE でない場合、GEN キーワードは無視されます。
- MGENS
- メンバーの世代をサポートする PDSE の現在のメンバーをコピーする際に、メンバーの世代をコピーするかどうかを指定します。
- NO
- メンバーの世代をコピーしません。
- YES
- メンバーの世代もコピーします。
- LIMIT=nnnnn
- MGENS=YES の場合に、任意のメンバーについてコピーする世代の数に対する制限を指定します。デフォルトでは、出力 PDSE に対する MAXGENS 制限まで、すべての世代がコピーされます。
- CREATED=created
- メンバーが作成された日付 (YYYY/MM/DD 形式)。
入力データ・セットが PDS(E) の場合、このパラメーターを指定するか、CRESTART キーワードおよび CREEND キーワードを使用して作成日の範囲を指定する必要があります。
日付の範囲を示すために最終文字としてアスタリスク (*) を指定したり、日付の選択を示すために単一文字の代わりに % 記号を指定することができます。
データ・セットが PDS でない場合、created は無視されます。
- CRESTART=crestart
- コピーに含める作成日の範囲の始まり (YYYY/MM/DD 形式)。
CRESTART は指定されているが CREEND が省略されている場合、crestart 値から先の PDS(E) のすべてのメンバーが含まれます。
省略するか、完全な日付を入力しないか、最後の文字としてアスタリスク (*) を指定すると、crestart の指定されていない部分はデフォルトで右側に寄せられて次のようになります。- DD
- = 01
- MM
- = 01
- YYYY
- = 0000
- CREEND=creend
- コピーに含める作成日の範囲の終わり (YYYY/MM/DD 形式)。省略するか、完全な日付を入力しないか、最後の文字としてアスタリスク (*) を指定すると、creend の指定されていない部分はデフォルトで右側に寄せられて次のようになります。
- DD
- = 31
- MM
- = 12
- YYYY
- = 9999
- CHANGED=changed
- メンバーが最後に変更された日付 (YYYY/MM/DD 形式)。
入力データ・セットが PDS(E) の場合、このパラメーターを指定するか、CHGSTART キーワードおよび CHGEND キーワードを使用して変更日の範囲を指定できます。
日付の範囲を示すために最終文字としてアスタリスク (*) を指定したり、日付の選択を示すために単一文字の代わりに % 記号を指定することができます。
データ・セットが PDS でない場合、changed は無視されます。
- CHGSTART=chgstart
- コピーに含める変更日の範囲の始まり (YYYY/MM/DD 形式)。
CHGSTART は指定されているが CHGEND が省略 されている場合、chgstart 値から先の PDS(E) のすべてのメンバーが含まれます。
省略するか、完全な日付を入力しないか、最後の文字としてアスタリスク (*) を指定すると、chgstart の指定されていない部分はデフォルトで右側に寄せられて次のようになります。- DD
- = 01
- MM
- = 01
- YYYY
- = 0000
- CHGEND=chgend
- コピーに含める変更日の範囲の終わり (YYYY/MM/DD 形式)。省略するか、完全な日付を入力しないか、最後の文字としてアスタリスク (*) を指定すると、chgend の指定されていない部分はデフォルトで右側に寄せられて次のようになります。
- DD
- = 31
- MM
- = 12
- YYYY
- = 9999
- USERID=userid
- メンバーを最後に更新した TSO ユーザー ID。
入力データ・セットが PDS(E) の場合、このパラメーターを指定するか、UIDSTART キーワードおよび UIDEND キーワードを使用してユーザー ID の範囲を指定する必要があります。
アスタリスクおよび % 記号を使用して総称ユーザー ID を入力できます。
データ・セットが PDS でない場合、userid は無視されます。
- UIDSTART=uidstart
- コピーに含めるユーザー ID の範囲の始まり。
UIDSTART は指定されているが UIDEND が省略されている場合、uidstart 値から先の PDS(E) のすべてのメンバーが含まれます。
省略するか、完全な 7 文字のユーザー ID を入力しないか、最後の文字としてアスタリスク (*) を指定すると、File Manager アスタリスクを置き換えて、uidstart の指定されていない部分を右側に寄せて低い値 (X'00') を埋め込みます。
- UIDEND=uidend
- コピーに含めるユーザー ID の範囲の終わり。
このフィールドを省略すると、デフォルトで高い値 (X'FF') になります。
7 文字未満を指定すると (最後の文字としてアスタリスクを指定せずに)、File Manager は uidstart を右側に寄せて低い値 (X'00') を埋め込みます。最後の文字としてアスタリスク (*) を指定すると、File Manager はアスタリスクを置き換えて、uidend の指定されていない部分に高い値 (X'FF') を埋め込みます。
- CPYMBR
- 総称名パターンもメンバー名の範囲も指定されていない PDS(E) から入力メンバーを選択する手段を提供します。また、選択したメンバーが出力データ・セットにコピーされるときにその名前を変更する手段も提供します。CPYMBR キーワードを指定すると、CPYMBR 引数に含まれているメンバーのみが出力データ・セットにコピーされます。CPYMBR 引数に含まれていない、MEMBER=member1 により選択されたメンバーは、コピーされません。
CPYMBR 引数は、MEMBER=member1 パラメーターで指定されたメンバー・リストの絞り込みも行います。MEMBER キーワードが指定されていない 場合、MEMBER=* であると 見なされ、CPYMBR リストに名前が指定されたすべてのメンバーが処理されます。しかし、例えば、MEMBER キーワードが MEMBER=TEST* として指定されていると、メンバーの TEST* サブセットから、CPYMBR リストに含まれているメンバーが選択されます。MEMBER パラメーターに指定されたマスクと一致しない CPYMBR 引数に名前が指定されたメンバーは、コピーされません。
- from_mem
- コピーするメンバーの名前。総称名マスクは使用できます。
- to_mem
- 出力データ・セットにコピーされた後のメンバーの名前。これが指定されていないと、出力メンバーの名前は変更されません。
注: 使用上の注意 を参照してください。 - BINRECIN=binrecin-len
元
の HFS ファイルの処理に使用されるレコード長を指定します。有効範囲: 1 ~ 32760。ファイルはバイナリー・モードで処理されます (ファイルから導出された固定長レコードで、区切り文字は区別されません)。このパラメーターを指定しないと、ファイルはテキスト・モードで処理されます (可変長レコードで、境界は区切り文字により判別されます)。
- USEIOXIN
- 入力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出すかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。ユーザー I/O 出口を呼び出しません。
- YES
- 入力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出します。このオプションは、File Manager 用にサイトのカスタマイズを行ったユーザーが、そのサイト・ベースでユーザー I/O 出口を許可した場合にのみ使用できます。
- IOXIN
- 入力データ・セットに使用するユーザー I/O 出口の名前を指定します。出口を記述するために使用できるプログラミング言語に制限はありません。STEPLIB/ISPLLIB 連結またはその拡張機能 (LINKLIST、LPA など) で、File Manager に出口を指定する必要があります。
- sysexit
- デフォルト。USEIOXIN=YES を指定し、ユーザー I/O 出口名を指定しない場合、File Manager はインストール時のカスタマイズ・オプションで提供される出口の名前を使用します。USEIOXIN が YES に設定され、インストール・デフォルトが指定されていない場合は、IOXIN=ioxname を指定する必要があります。注: オンライン・パネルでバッチ処理を選択した場合、生成される JCL ステートメントは「Set System Processing Options (システム処理オプションの設定)」パネルで提供されているデフォルト名を使用します。
- ioxname
- STEPLIB 連結で File Manager に提供されたデータ・セットの PDS(E) メンバーの名前。
- EXCLUSIVE
- 注: このオプションは、後方互換性のみを目的としてサポートされています。「元」(入力) データ・セットの後処理を決定します。
新しい DIRINTEGR オプションを使用してください。
- NO
- デフォルト。DISP=SHR の指定でデータ・セットが割り振られるため、他のユーザーは、DSC の実行時に PDS または PDSE に並行してアクセスできます。
- YES
- DISP=OLD の指定でデータ・セットが割り振られるため、PDS または PDSE への並行アクセスはできません。注: DISP=SHR により入力データ・セットを事前に割り振り、EXCLUSIVE=YES をバッチで指定すると、そのデータへの並行アクセス時に、入出力エラーが発生する場合があります。
- DIRINTEGR
- 入力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出すかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。File Manager は、より高速な PDS(E) ディレクトリー処理方式を使用します。これは、複数のユーザーが並行して処理中のデータ・セットのディレクトリーを更新する場合に、入出力エラーの原因となる可能性があります。
- YES
- File Manager は、より安全だが低速の PDS(E) ディレクトリー処理方式を使用します。この方法では、複数ユーザーによる PDS(E) ディレクトリーの安全な並行更新が可能になります。
- INCLUDEMD
- このパラメーターは、WebSphere MQ メッセージの記述子に対する処理を決定します。
- YES
- データがコピーされるときに、記述子が接頭部として付加されます。
- NO
- 単にメッセージ・データがコピーされます。これはデフォルトです。
このパラメーターは、入力が MQ キューを記述するときにのみ、適用されます。
- JCL=NO
- データ・セットを非 JCL データ・セットとして処理します。
- JCL=YES
- コピーされているファイルまたは PDS(E) メンバーに JCL が含まれていて、その構文がコピー・プロセス時に維持されることを示します。
入力データは、REXX 処理によってのみ変更できるので、このオプションは PROC オプションが選択されている場合にのみ使用可能です。
テンプレートが使用されている場合、このオプションは無視されます。
このオプションを使用すると、JCL の構文検証のオーバーヘッドのために、コピーのパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。
- OUTPUT=ddname
- 「宛先」のデータ・セットまたは HFS ファイルの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは
DDOUT
です。 - DSNOUT=dsname
- 「宛先」データ・セットの名前、または
宛先
HFS ファイル (ディレクトリー) への絶対パスを定義します。DD ステートメントが指定されている場合は、使用されません。名前に、小括弧で囲んだメンバー名を含めることができます。ここでメンバーを指定する場合は、関連する Member パラメーターを空にする必要があります。このデータ・セットは、以下のようにさらに詳細に記述できます。- (member2)
- DSNOUT=dsname に PDS を指定したときに、このデータ・セット内の特定のメンバーへ出力を送りたい場合は、 出力メンバー名を定義します。HFS ファイル (ディレクトリー) への絶対パスは、アポストロフィで囲む必要があります。1 行に収まらない場合は、複数行にわたって分割することができます。
- VOLSEROUT=volser
- 新規または非カタログ「宛先」データ・セットのボリューム通し番号。
- DATACLAS=value
- ご使用の SMS インストール済み環境で定義されるデータ・クラスの名前。SMS のないシステムに値を入力しないようにしてください。
- STORCLAS=value
- ご使用の SMS インストール済み環境で定義されるストレージ・クラスの名前。SMS のないシステムに値を入力しないようにしてください。
- MGMTCLAS=value
- ご使用の SMS インストール済み環境で定義される管理クラスの名前。SMS のないシステムに値を入力しないようにしてください。
- BINRECOUT=binrecout-len
宛先
の HFS ファイルの処理に使用されるレコード長を指定します。有効範囲: 1 ~ 32760。ファイルはバイナリー・モードで処理されます (ファイルから導出された固定長レコードで、区切り文字は区別されません)。このパラメーターを指定しないと、ファイルはテキスト・モードで処理されます (可変長レコードで、境界は区切り文字により判別されます)。
注: 使用上の注意 を参照してください。- USEIOXOUT
- 出力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出すかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。ユーザー I/O 出口を呼び出しません。
- YES
- 出力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出します。このオプションは、File Manager 用にサイトのカスタマイズを行ったユーザーが、そのサイト・ベースでユーザー I/O 出口を許可した場合にのみ使用できます。
- MEMOUT=mask
- 入力メンバーの数を指定している場合、出力メンバーにメンバー名パターンを指定することができます。これによって、メンバーがコピーされたときに、その名前を変更できます。メンバー名パターンは、メンバー名に有効な任意の文字と、アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) の 2 つの特殊パターン文字で構成することができます。
- アスタリスク (*)
- アスタリスクは、変更がない複数の文字を表すプレースホルダー文字です。マスクに指定するアスタリスクは、1 つのみにしてください。2 つ目以降のアスタリスク文字は、パーセント記号として扱われます。例えば、次のように入力するとします。
ABC*
名前変更後のメンバーはすべて ABC で始まり、その後に、古いメンバー名の残りが続きます。
- パーセント記号 (%)
- パーセント記号は、変更がない単一文字を表すプレースホルダー文字です。パーセント記号は、メンバー名の任意の場所に必要な数だけ指定できます。例えば、次のように入力するとします。
名前変更後のメンバーの最初の 3 文字は変わらず、4 文字目が文字「A」に置き換えられ、古いメンバー名の残りは変更されません。%%%A*
- MQOPEN
- このパラメーターは、WebSphere MQ キューをブラウズ・モードで開くか、共有モードで開くかを決定し、そのキューのメッセージを破壊的な方法で読み取ります。
- BROWSE
- WebSphere MQ キューをブラウズ・モードで開きます。メッセージは読み取られても、キューから除去されません。これはデフォルトです。
- SHARE
- WebSphere MQ キューを共用モードで開きます。メッセージは読み取られると、キューから除去されます (キューが読み取られた後除去されます)。
これは、入力が MQ キューを記述するときにのみ、適用されます。
- IOXOUT
- 出力データ・セットに使用するユーザー I/O 出口の名前を指定します。出口を記述するために使用できるプログラミング言語に制限はありません。STEPLIB/ISPLLIB 連結またはその拡張機能 (LINKLIST、LPA など) で、File Manager に出口を指定する必要があります。
- sysexit
- デフォルト。USEIOXOUT=YES を指定し、ユーザー I/O 出口名を指定しない場合、File Manager はインストール時のカスタマイズ・オプションで提供される出口の名前を使用します。USEIOXOUT が YES に設定され、インストール・デフォルトが指定されていない場合は、IOXOUT=ioxname を指定する必要があります。注: オンライン・パネルでバッチ処理を選択した場合、生成される JCL ステートメントは「Set System Processing Options (システム処理オプションの設定)」パネルで提供されているデフォルト名を使用します。
- ioxname
- STEPLIB 連結で File Manager に提供されたデータ・セットの PDS(E) メンバーの名前。
- STATS=ON
- デフォルト。これは、PDS または PDSE メンバーを変更した場合、ISPF 統計 (既に存在している場合) を更新します。
- STATS=OFF
- PDS または PDSE メンバーを変更した場合、ISPF 統計は更新されません。
- STATS=FORCE
- 処理中のメンバーについての既存の ISPF 統計は常に更新され、これまで統計がなかったメンバーの統計は作成されます。
- DISP
- 宛先 (出力) データ・セットの後処理を決定します。「OLD」または「MOD」を指定します。
- OLD
- 入力レコードを既存の出力データ・セットへ書き込みます。レコードはデータ・セットの先頭から書き込まれます。
- MOD
- デフォルト。入力レコードを既存の出力データ・セットの最後に付加します。注: MOD は、PDS(E) メンバー処理では使用できません。
注: SMS がシステムの新規データ・セットの割り振りを変更する可能性があります。詳しくは、SMS 管理者にお問い合わせください。 - POSITION=skip
- データ・セットの始めから数えたスキップされる論理レコード数。デフォルトは 0 です。
- KEY=key (VSAM のみ)
- KSDS レコードのキー、または RRDS レコードのスロット番号。キーの最大長は 30 文字です。key 以上のキー値またはスロット値を持つ、最初のレコードがコピーされます。key および skip 値を省略すると、 データ・セットの最初のレコードからコピーが開始されます。
キーに小文字、ブランク、またはコンマが入っている場合には、キーを引用符で囲みます。キーは、16 進形式でも指定可能です (例えば X'C1C2C3')。
- KSDSUPD=NO (VSAM のみ)
- VSAM KSDS を別の VSAM KSDS にコピーするときに DISP=MOD を指定すると、キーが宛先データ・セットのレコードと一致するソース・データ・セットはコピーされません。既存の宛先レコードと一致するキーを持つソース・レコードが見つかると、コピー処理は終了し、重複キーがあることを示すメッセージ FMNBA375 が表示されます。
- KSDSUPD=YES (VSAM のみ)
- VSAM KSDS を別の VSAM KSDS にコピーするときに DISP=MOD を指定すると、キーが宛先データ・セットのレコードと一致するソース・データ・セットのレコードは、宛先データ・セットのレコードをオーバーレイします。
- SMPLINCL=sample_include
- データ・セットの繰り返しサンプルに組み込まれる物理レコードの数。サンプリングを有効にするには、SMPLINCL キーワードと SMPLSKIP キーワードの両方がゼロ以外の値である必要があります。範囲: 0 ~ 9999999。
- SMPLSKIP=sample_skip
- データ・セットの繰り返しサンプルでスキップする物理レコードの数。サンプリングを有効にするには、SMPLINCL キーワードと SMPLSKIP キーワードの両方がゼロ以外の値である必要があります。範囲: 0 ~ 9999999。
- NLRECS
- コピーするレコード数、または ALL。
- ALL
- ALL を指定するか、このパラメーターを省略すると、残りのすべてのレコードがコピーされます。
- nlrecs
- 最大数は 999 999 999 です。
REXX プロシージャーをコーディングしていて NLRECS が指定された場合、これは、REXX プロシージャーに提示されるレコードの数に影響することがあります。NLRECS は、基本出力データ・セットに書き込まれたレコードの数にのみ適用されます。WRITE() 関数により REXX プロシージャーに書き込まれたレコードには適用されません。
- CORRESP
- 出力フィールドを対応する名前の入力フィールドへ File Manager がマップするかどうかを指定します。デフォルトは NO です。
- NO
- TCOUT メンバーの既存のフィールド・マッピングを使用するように File Manager に指示します。TCOUT メンバーがコピーブックであるか、またはフィールド・マッピングが得られない場合、File Manager はこのオプションを無視し、対応するコピーを実行します (あたかも、「CORRESP=YES」を指定していたかのように)。
- YES
- 出力フィールドを、対応する名前の入力フィールドへマップするように File Manager に指示します。
「宛先」 テンプレートに既存のマッピングを使用したい場合は、CORRESP=NO を指定します。
- REPLACE
- 出力区分データ・セット内の同名メンバーを File Manager が置き換えるかどうかを指定します。デフォルトは NO です。
- NO
- 出力区分データ・セット内の同名メンバーを置き換えません。
- YES
- 出力区分データ・セット内の同名メンバーを置き換えます。
- IGNLEN
- 処理するレコードの選択時に、File Manager が長さの不一致を無視するかどうかを指定します。
- NO
- 長さの不一致を無視しません。テンプレート中の突き合わせ構造の長さより短いレコードは、処理に選択されません。
- YES
- 長さの不一致を無視するには、このオプションを使用します。
「元」テンプレートのフィールドが、コピーされるレコードの境界以上の大きさである場合は、 出力レコードの対応するフィールドが初期化されます (これは、「元」フィールドからデータを得られないためです)。例外は英数字フィールドです。この場合、入力レコードに存在するフィールドの一部がコピーされ (部分コピー)、出力フィールドの残りの部分にはブランクが挿入されます。
- RECCOUNTS
- コピーされた PDS(E) メンバーおよび順次/VSAM データ・セットのレコードのカウントが、 バッチで処理リストに印刷されるかどうかを制御します。
- NO
- レコード・カウントは報告されません。
- YES
- レコード・カウントが報告されます。注: このオプションは、PDS(E) 処理のみに影響します。順次/VSAM データ・セットの場合は、レコード・カウントが常に表示されます。このオプションを選択すると、コピーのパフォーマンスに影響する IEBCOPY を PDS(E) 処理で使用できなくなります。
- PACK
- 入力データが ISPF パック形式であるかどうかを File Manager が検出するかどうかを決定し、出力データを ISPF パック形式で書き込むかどうかを指定します。このキーワードは VSAM データ・セットの処理では無視されます。入力データ・セットまたは出力データ・セット (あるいは、その両方) に対して I/O 出口が指定 されている場合、PACK=NONE オプションだけが有効となります。
- ASIS
- 入力が ISPF パック形式である場合に限り、出力を ISPF パック形式で書き込むよう File Manager に指示します。
- PACK
- 入力の形式に関係なく、出力を ISPF パック形式で書き込むよう File Manager に指示します。
- UNPACK
- 入力の形式に関係なく、出力を ISPF パックなしで書き込むよう File Manager に指示します。
- NONE
- 入力データ・セットが ISPF パック形式であるかどうか判別しないよう File Manager に指示し、出力レコードが入力データ・セットから読み取られたときに (拡張処理後に)、この出力レコードを書き込みます。
- SKIP
- 入力データ・セットが ISPF パック形式であるかどうか判別し、この形式である場合にはコピー処理をスキップするよう File Manager に指示します。
- PROC=proc
- 各レコードがコピーされる前にそのレコードを処理するために使用したい REXX プロシージャーのメンバー名、またはプロシージャーがインラインであることを示すアスタリスク (*)。メンバー名を指定する場合は、そのメンバーを含んでいる PDS を識別する FMNEXEC DD 名を定義する必要があります。* を指定した場合は、プロシージャーは、現行機能の制御ステートメントの直後に続く SYSIN から読み取られます。インライン・プロシージャーは、1 から 2 桁目にスラッシュと正符号 (/+) が入っているレコードによって終了されます。
DFSORT または REXX プロシージャーを使用して、レコードがコピーされる前にそれらのレコードを処理する場合について詳しくは File Manager 処理の拡張を参照してください。
PROC=proc が指定されている場合、MEMPROC パラメーターを組み込むことを選択できます。
- MEMPROC
- REXX メンバー選択が有効であることを指定します。レコードは入力メンバーから読み取られた後、REXX プロシージャー内で、メンバーがコピーされるか、またはドロップされるか決定が行われるまで、メモリー内にキャッシュされます。決定が行われると、REXX プロシージャーで指定された RETURN ストリングに従い、メンバー全体がコピーまたはドロップされます。
メンバー全体を処理しても RETURN DROP MEMBER または RETURN PROCESS MEMBER ストリングが検出されなかった場合は、メンバーは MEMPROC で指定されたパラメーターによって指定されたアクションに従い処理されます。これらは、以下のとおりです。
- PROCESS
- メンバーはコピーに組み込まれます。メンバーはそのままコピーされ、ユーザー REXX プロシージャーが呼び出される前に実行される、指定済みのテンプレート処理があれば、それに従います。
MEMPROC キーワードでパラメーターが指定されていない場合、これがデフォルト・アクションとなります。
- DROP
- メンバーはコピーから除外されます。処理は、次のメンバーから続行されます。
- INRDW
- 指定された開始位置がレコード記述子ワード (RDW) を考慮に入れる場合、入力開始位置を調整するかしないかを制御します。
- NO
- 入力開始位置を調整しません。
- YES
- 入力レコードを参照する外部関数でコーディングされたすべての開始位置から 4 を減算します。
- OUTRDW
- 指定された開始位置がレコード記述子ワード (RDW) を考慮に入れる場合、出力開始位置を調整するかしないかを制御します。
- NO
- 出力開始位置を調整しません。
- YES
- 出力レコードを参照する外部関数でコーディングされたすべての開始位置から 4 を減算します。
- テンプレート・オプション
- テンプレート・オプションでは、「元」および「宛先」データ・セット内のレコード構造を記述するために使用するテンプレートを定義し (ただし、テンプレートが存在する場合のみ)、File Manager がこれらのテンプレートをどのように処理するかを定義します。
- TINPUT=ddname
- 入力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートが入ったデータ・セットの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは、TDDIN です。
連結 DD を指定した場合は、メンバー名 (member) を指定する必要があります。
注: テンプレートの DD ステートメントに連結データ・セットを指定した場合で、これらのデータ・セットがベンダー管理のコピーブック・ライブラリーである場合は、最大 20 個のデータ・セットがサポートされます。 - TINMEM=member
- コピーブックまたはテンプレート・メンバーが DD ステートメントで指定されていない場合に、TINPUT パラメーターによって識別されるデータ・セットのコピーブックまたはテンプレート・メンバーの名前。TCIN パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定することはできません。
- TCIN=tcin(member)
- 入力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートの PDS およびメンバーの名前。
- OFFSETIN
- 「元」 テンプレートの 01 フィールドの長さ、およびフィールドの開始位置 (01 フィールドはその中で、指定された値に応じて調整される)。
- value
- 対応するフィールド ID に適用されるオフセット値 (-32760 から 32760 の範囲でなければなりません)。フィールド ID が指定されず、ALL が指定されていない場合は、値が「元」テンプレートの最初のレベル 01 フィールドに適用されます。
- ALL
- テンプレートに複数のレコード構造がある場合は、このキーワードによって、対応する value が「元」テンプレート内の すべてのレベル 01 に適用されます。注: ALL の値を指定した後で、個々のレイアウトについてこの値を指定変更することもできます。 それには、後から value と fieldname の組み合わせを指定します。
- fieldname
- value が適用されるレベル 01 フィールドの名前。デフォルトは、「元」テンプレート内の最初のレベル 01 フィールドです。
- TOUTPUT=ddname
- 出力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートが入ったデータ・セットの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは、TDDOUT です。
連結 DD を指定した場合は、メンバー名 (member) を指定する必要があります。
- TOUTMEM=member
- コピーブックまたはテンプレート・メンバーが DD ステートメントで指定されていない場合に、TOUTPUT パラメーターによって識別されるデータ・セットのコピーブックまたはテンプレート・メンバーの名前。TCOUT パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定することはできません。
- TCOUT=tcout(member)
- 出力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートの PDS およびメンバーの名前。
- OFFSETOUT
- 「宛先」 テンプレートの 01 フィールドの長さ、およびフィールドの開始位置 (01 フィールドはその中で、指定された値に応じて調整される)。
- value
- 対応するフィールド ID に適用されるオフセット値 (-32760 から 32760 の範囲でなければなりません)。フィールド ID が指定されず、ALL が指定されていない場合は、値が「宛先」テンプレートの最初のレベル 01 フィールドに適用されます。
- ALL
- テンプレートに複数のレコード構造がある場合は、このキーワードによって、対応する value が「宛先」テンプレート内の すべてのレベル 01 フィールドに適用されます。注: ALL の値を指定した後で、個々のレイアウトについてこの値を指定変更することもできます。 それには、後から value と fieldname の組み合わせを指定します。
- fieldname
- value が適用されるレベル 01 フィールドの名前。デフォルトは、「宛先」テンプレート内の最初のレベル 01 フィールドです。
- Copybook 処理
- COBOL オプション
- 次のオプションは、COBOL コピーブックをテンプレートにコンパイルするために使用します。
- DBCS=YES
- DBCS コンパイラー・オプションを使用します。
- DBCS=NO
- NODBCS コンパイラー・オプションを使用します。
DBCS および NODBCS コンパイラー・オプションの効果の詳細については、IBM COBOL Programming Guide for OS/390 & VM を参照してください。
- CDPC=NO
- COBOL SPECIAL-NAMES パラグラフ「Decimal-point is comma (小数点はコンマ)」を使用しません。
- CDPC = YES
- COBOL SPECIAL-NAMES パラグラフ「Decimal-point is comma (小数点はコンマ)」を使用します。
- CAE=NO
- COBOL コンパイル・オプション ARITH(EXTEND) を使用しません。
- CAE = YES
- COBOL コンパイル・オプション ARITH(EXTEND) を使用します。
- MIXED = NO
- フィールド名は大文字でテンプレートに保管されます。
- MIXED = YES
- フィールド名は COBOL コピーブックでコーディングされているとおりに、元の大/小文字でテンプレートに保管されます。
- RFROM1 RTO1 … RFROM5 RTO5
- COBOL REPLACE コンパイラー指示ステートメントの「From (検索)」および「To (置換)」疑似テキスト文字ストリングの最大 5 つの対。
COBOL コピーブックをテンプレートにコンパイルする前に、COBOL コピーブックに除去する文字または他の文字と置き換えたい文字が含まれている場合には、この置換オプションを使用します。
例えば、コピーブックに、コンパイル前に除去したいコロン文字 (:) が含まれている場合は、「
'==:=='
」を operand1 として、さらに「'====='
」を operand2 として指定してください。COBOL REPLACE の「From (検索)」および「To (置換)」のストリングの指定について詳しくは、IBM COBOL Language Reference を参照してください。
- CBLMAXRC
- コピーブックをコンパイルするために、許容できる最大の戻りコードを設定します。指定したレベルを超える戻りコードによって機能は停止します。デフォルトは、4 です。注: COMPMAXRC パラメーターは引き続きサポートされますが、代わりに CBLMAXRC パラメーターを使用することが推奨されています。COMPMAXRC パラメーターを指定すると、それが言語の MAXRC よりも優先されます。
- CBLLIBS
- SYSLIB 連結リスト内で指定されるデータ・セット名 (10 個まで) のリストを指定できます。これらのデータ・セットは、コンパイル用に COPY または INCLUDE メンバーに指定された順序で検索されます。
- dsname
- 処理されるデータ・セット名の名前。総称名マスクは使用できません。
- CBLADDOP
- COBOL コピーブックのコンパイル時に CBL ステートメントに組み込まれる追加の COBOL コンパイラー・オプション。
- PL/I オプション
- 以下のオプションを使用して、PL/I コピーブックをテンプレートにコンパイルします。
- BIN63=YES
- LIMITS(FIXEDBIN(63)) コンパイラー・オプションを使用します。
- BIN63=NO
- LIMITS(FIXEDBIN(31)) コンパイラー・オプションを使用します。
- DEC31=YES
- LIMITS(FIXEDDEC(31)) コンパイラー・オプションを使用します。
- DEC31=NO
- LIMITS(FIXEDDEC(15)) コンパイラー・オプションを使用します。
- GRAPHIC=YES
- GRAPHIC コンパイラー・オプションを使用します。
- GRAPHIC=NO
- NOGRAPHIC コンパイラー・オプションを使用します。
- UNALIGNED=YES
- DEFAULT RANGE (*) UNALIGNED 言語ステートメントを使用して、デフォルトの位置合わせを変更します。
- UNALIGNED=NO
- PL/I のデフォルトを使用します。
- PLIMAXRC
- コピーブックをコンパイルするために、許容できる最大の戻りコードを設定します。指定したレベルを超える戻りコードによって機能は停止します。デフォルトは、4 です。注: COMPMAXRC パラメーターは引き続きサポートされますが、代わりに PLIMAXRC パラメーターを使用することが推奨されています。COMPMAXRC パラメーターを指定すると、それが言語の MAXRC よりも優先されます。
- PLILIBS
- SYSLIB 連結リスト内で指定されるデータ・セット名 (10 個まで) のリストを指定できます。これらのデータ・セットは、コンパイル用に COPY または INCLUDE メンバーに指定された順序で検索されます。
- dsname
- 処理されるデータ・セット名の名前。総称名マスクは使用できません。
- PLIADDOP
- PL/I コピーブックのコンパイル時に *PROCESS ステートメントに組み込まれる追加の PL/I コンパイラー・オプション。
これらのコンパイラー・オプションの効果について詳しくは、IBM VisualAge PL/I for OS/390 Programming Guide を参照してください。
- HLASM オプション
- 次のオプションは、HLASM コピーブックをテンプレートにコンパイルするために使用します。
- DBCS=YES
- DBCS コンパイラー・オプションを使用します。
- DBCS=NO
- NODBCS コンパイラー・オプションを使用します。
- NOALIGN=YES
- NOALIGN コンパイラー・オプションを使用します。
- NOALIGN=NO
- ALIGN コンパイラー・オプションを使用します。
- ASMMAXRC
- コピーブックをコンパイルするために、許容できる最大の戻りコードを設定します。指定したレベルを超える戻りコードによって機能は停止します。デフォルトは、4 です。注: COMPMAXRC パラメーターは引き続きサポートされますが、代わりに ASMMAXRC パラメーターを使用することが推奨されています。COMPMAXRC パラメーターを指定すると、それが言語の MAXRC よりも優先されます。
- ASMLIBS
- SYSLIB 連結リスト内で指定されるデータ・セット名 (10 個まで) のリストを指定できます。これらのデータ・セットは、コンパイル用に COPY または INCLUDE メンバーに指定された順序で検索されます。
- dsname
- 処理されるデータ・セット名の名前。総称名マスクは使用できません。
- ASMADDOP
- COPY メンバーおよび MACRO メンバーのコンパイル時に *PROCESS ステートメントに組み込まれる追加の HLASM コンパイラー・オプション。
これらのコンパイラー・オプションの効果について詳しくは、HLASM V1R6 Programmer's Guide を参照してください。
- XML エクスポート・オプション
- XML や CSV などの外部形式の出力を生成する際に、File Manager は以下のオプションを使用します。
- FORMAT
- 出力に外部形式が使用されるように指定します。
- XML
- XML 形式が使用されることを示します。
- CSV
- CSV 形式が使用されることを指定します。
- NPRTCHAR
- 出力時の印刷不能文字の表示方法を判別します。
- '.'(ドット)
- デフォルト。印刷不能文字は、それぞれ「.」に置き換えられます。
- ASIS
- 出力時に印刷不能文字は未変更 (現状のまま) で表示されます。
- HEX
- 印刷不能文字は 16 進数表記に変換されます。
- 'replacing-character-1'
- 印刷不能文字は、それぞれ replacing-character-1 に置き換えられます。一連の許容文字は、特殊文字を除く印刷可能文字に制限されます。以下のものを指定できます。
- char
- 「?」などの文字。
- C'char'
- 大/小文字変換なしで使用される文字。
- X'cc'
- 16 進値で定義された文字。
- NESTHEX
- 連続する印刷不能文字のストリングは、それぞれ X'hex-representation-of-string- of-non-printable-characters' としてエレメントの内容にネストされます。
- SKIP
- 印刷不能文字があると値はスキップされます (データは内容のない開始タグと終了タグで表されます)。
- SPECCHAR
- XML 出力での特殊文字の表示方法を判別します。
- '_' (下線)
- デフォルト。特殊文字はそれぞれ「_」に置き換えられます。
- ESCAPE
- 特殊文字は、以下のエスケープ・ストリングに変換されます。
- 「>」の場合は「>」
- 「<」の場合は「<」
- 「'」の場合は「'」
- 「'」の場合は「"」
- 「&」の場合は「&」
- CDATA
- 特殊文字を含む未変更ストリングは、CDATA セクションで囲まれます。
- HEX
- 特殊文字があると、XML 値は 16 進数表記に変換されます。
- 'replacing-character-2'
- 特殊文字は、それぞれ replacing-character-2 に置き換えられます。一連の許容文字は、特殊文字を除く印刷可能文字に制限されます。以下のものを使用できます。
- char
- 「?」などの文字。
- C'char'
- 大/小文字変換なしで使用される文字。
- X'cc'
- 16 進値で定義された文字。
- NESTHEX
- 連続する特殊文字のストリングは、それぞれ X'hex-representation-of-string-of-special-characters' としてエレメントの内容にネストされます。
- INVDATA
- 出力時の無効データの表示方法を判別します。
- '*' (アスタリスク)
- デフォルト。無効データは、想定される出力値の長さに相当する分の「*」ストリングで表されます。
- HEX
- 無効データがあると、出力値は入力値を 16 進数で表したものになります。
- 'replacing-character-3'
- 無効データは、想定される出力値の長さに相当する分の replacing-character-3 ストリングで表されます。一連の許容文字は、特殊文字を除く印刷可能文字に制限されます。以下を使用できます。
- char
- 「?」などの文字。
- C'char'
- 大/小文字変換なしで使用される文字。
- X'cc'
- 16 進値で定義された文字。
- SKIP
- 無効データはスキップされます (データは内容のない開始タグと終了タグで表されます)。
- INDENT
- テンプレートまたはコピーブック内でネストされたレベルに対応する各 XML タグ・レベルのインデントに使用されるブランク数を指定します。
- 1
- デフォルト。ネストされたレベルごとに、各 XML レベルのインデントに使用するブランクが一つずつ増えます。
- indent-step
- 0 から 9 の値。INDENT=0 でインデントなしとなります。正数の場合は、その数ごとに各 XML レベルのインデントに使用するブランクが増えます。
- FILLERS
- 充てん文字 (無名のデータ・エレメント) を出力に組み込むかどうかを示します。
- NO
- デフォルト。充てん文字は無視されます (出力に表示されません)。
- YES
- 充てん文字は、名前付きデータ・エレメントとして処理され、出力に表示されます。
- REDEFINES
- 他のデータ・エレメントを再定義するデータ・エレメントを出力に組み込むかどうかを示します。
- NO
- デフォルト。再定義は無視されます (出力に表示されません)。
- YES
- 再定義は、他のデータ・エレメントとして処理され、出力に表示されます。
- UNICODE
- 出力を Unicode に変換するかどうかを示します。
- NO
- デフォルト。出力は変換されません。
- YES
- 出力は Unicode に変換されます。
- LINESPLIT
- 入力レコード処理の結果得られる複数の出力行を、複数の出力レコード幅にわたって続けて表示するか、あるいは出力行を 1 つの出力レコード内のみの行として組み込むかを示します。
- NO
- デフォルト。出力行は、1 つの出力レコード内のみの出力行として表示されます。
- YES
- 複数の出力レコードは、外部形式設定と別に切り取られます。出力行は複数の出力レコード幅にわたって表示されますが、必ずしもレコードの先頭から表示されるわけではありません。ただし、各入力レコードに対する出力の表示は、新規出力レコードから開始されます。
- CSV エクスポート・オプション
-
- FORMAT
- 出力に外部形式が使用されるように指定します。
- CSV
- CSV 形式が使用されることを指定します。
- XML
- XML 形式が使用されることを示します。
- INVDATA
- 出力時の無効データの表示方法を判別します。
- '*' (アスタリスク)
- デフォルト。無効データは、想定される出力値の長さに相当する分の「*」ストリングで表されます。
- HEX
- 無効データがあると、出力値は入力値を 16 進数で表したものになります。
- 'replacing-character-3'
- 無効データは、想定される出力値の長さに相当する分の replacing-character-3 ストリングで表されます。一連の許容文字は、特殊文字を除く印刷可能文字に制限されます。以下を使用できます。
- char
- 「?」などの文字。
- C'char'
- 大/小文字変換なしで使用される文字。
- X'cc'
- 16 進値で定義された文字。
- SKIP
- 無効データはスキップされます (データは内容のない開始タグと終了タグで表されます)。
- FILLERS
- 充てん文字 (無名のデータ・エレメント) を出力に組み込むかどうかを示します。
- NO
- デフォルト。充てん文字は無視されます (出力に表示されません)。
- YES
- 充てん文字は、名前付きデータ・エレメントとして処理され、出力に表示されます。
- REDEFINES
- 他のデータ・エレメントを再定義するデータ・エレメントを出力に組み込むかどうかを示します。
- NO
- デフォルト。再定義は無視されます (出力に表示されません)。
- YES
- 再定義は、他のデータ・エレメントとして処理され、出力に表示されます。
- HEADINGS
- フィールド名を CSV 出力の最初の行に見出しとして組み込むかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。フィールド見出しは出力には組み込まれません。
- YES
- フィールド見出しは出力には組み込まれます。注: レイアウトが変更されると、または後続の値フィールドに必要な見出しが変更されると、フィールド見出しが作成されます。
- LEADING
- フィールド値の先行ブランクを保持するかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。先行ブランクは無視されます (出力に表示されません)。
- YES
- 先行ブランクは出力には組み込まれます。
- TRAILING
- フィールド値の末尾ブランクを保持するかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。末尾ブランクは無視されます (出力に表示されません)。
- YES
- 末尾ブランクは出力には組み込まれます。
- LZERO
- CSV 出力で数値フィールドに先行ゼロを含めるかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。関連するテンプレートのフィールド定義で先行ゼロが「YES」と指定されている場合を除いて、先行ゼロは削除されます。
- YES
- 数値フィールドを、先行ゼロ付きでフォーマットします。
- QUOTED
- すべての CSV 値を引用符でカプセル化するかどうかを指定します。
- NO
- デフォルト。自動カプセル化は、フィールド値に次のものが含まれる場合に発生します。
- 区切り文字
- 先頭の文字に対する引用符
- YES
- すべての CSV 値を引用符でカプセル化します。
- SNGLQUOTE
- 出力フィールドの値を囲むのに、一重引用符または二重引用符のどちらを使用するかを指定します。
- NO
- デフォルト。二重引用符を使用して値を囲みます。
- YES
- 一重引用符を使用して値を囲みます。
- DELIM=delimiter
- 出力ファイルでフィールドを区切る代替文字を指定します。デフォルトの文字はコンマです。次のいずれかの形式で指定されている場合を除いて、文字は大文字になります。
- C'char'
- 大/小文字変換なしで使用される文字。
- X'cc'
- 16 進値で定義された文字。
- ASIS
- 自動カプセル化を抑制するかどうかを示します。
- NO
- デフォルト。自動カプセル化は抑制されません。
- YES
- 自動カプセル化を抑制します。自動カプセル化は、QUOTE=YES が指定されておらず、フィールド値に次のものが含まれている場合に実行されます。
- 区切り文字
- 先頭の文字に対する引用符
- CSV インポート・オプション
-
- CSVIMP
- デフォルトは NO です。テンプレートを使用して CSV データをインポートする場合は、CSVIMP=YES を指定します。
- CSVIHDR
- デフォルトは NO です。インポートする CSV データ・セットに見出しが含まれている場合は、YES を指定します。
- CSVIDBCS
- デフォルトは NO です。インポートする CSV データ・セットに、シフトイン (x'0E') およびシフトアウト (x'0F') 文字で囲まれた 2 バイト・データ (DBCS) 文字が含まれている場合は、YES を指定します。
- CSVISNGL
- デフォルトは NO です。インポートする CSV データ・セットに一重引用符によるカプセル化がある場合は、YES オプションを指定します。
- CSVIDLM=delimiter
- デフォルトはコンマ「,」文字です。このキーワードを使用して、コンマ「,」文字の代わりの区切り文字を指定します。
- CSVIFILL
- デフォルトは No です。インポートする CSV データ・セットに充てん文字フィールドが含まれている場合は、YES を指定します。
- CSVIRDF
- デフォルトは No です。インポートする CSV データ・セットに再定義フィールドが含まれている場合は、YES を指定します。
//DSC JOB (acct),'name'
//* Copy data set to data set
//*
//FMBAT PROC
//FMBAT EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
// PEND
//*
//STPSSEX EXEC FMBAT
//SYS1INP DD DISP=SHR,
// DSN=SYS1.PARMLIB(LNKLST00)
//SYSIN DD *
$$FILEM VER
$$FILEM DSC INPUT=SYS1INP,
$$FILEM DSNOUT=FMNUSER.TEMP.LINKLIST,
$$FILEM TCIN=FMNUSER.FMN.TEMPLATE(ODOTWO01)
$$FILEM EOJ
/*
この例では、入力マスク 'XYZE*' に一致する入力 PDS ('USERID.PLXIN') のすべてのメンバーを 出力 PDS ('USERID.PLXOUT') にコピーし、 名前変更マスク JBG* を使用して、これらを名前変更します。XYZEDIT、XYZEDIT1、XYZEDIT2、XYZEDIT3、XYZEDIT4、XYZEDIT5 および XYZEDIT6 のメンバーはコピーされ、それぞれ JBGEDIT、JBGEDIT1、JBGEDIT2、JBGEDIT3、JBGEDIT4、JBGEDIT5 および JBGEDIT6 に名前変更されます。
//SYSIN DD *
$$FILEM DSC DSNIN=USERID.PLXIN,
$$FILEM MEMBER=XYZEDIT*,
$$FILEM DISP=MOD,
$$FILEM DSNOUT=USERID.PLXOUT,
$$FILEM MEMOUT=JBG*
この例では、TSO 環境を使用する PDS をコピーします。これは、File Manager が APF 許可でない場合はロード・モジュール処理で必要であり、また PDS または PDSE でパフォーマンスを向上させるために推奨されます。
//FMBAT EXEC PGM=IKJEFT01,DYNAMNBR=100
//STEPLIB DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSTSPRT DD SYSOUT=*
//SYSTSIN DD *
CALL *(FMNMAIN)
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSIN DD *
$$FILEM DSC DSNIN=TEST.PDS,
$$FILEM MEMBER=*,
$$FILEM REPLACE=YES,
$$FILEM DISP=OLD,
$$FILEM DSNOUT=TEST2.PDS