機能コードおよび I/O 出口処理のフロー

I/O 出口制御ブロックには「機能コード」フィールドが含まれます。これは、I/O 出口が呼び出される前に File Manager によって設定されます。これは、File Manager によって実行される I/O 機能のタイプを示します。I/O 出口には、File Manager 処理中に機能コードによって命名されたポイントでアクションを実行する機会が与えられます。これらの機能コードについては、終了プロトコルでも説明します。以下のものがあります。初期化、終了、オープン、クローズ、読み取り、および書き込みです。

File Manager は、オペレーティング・システムへの「実」I/O 呼び出しを行うことに注意してください。この結果、I/O 出口は実際の I/O 操作時には制御を受け取りません。代わりに、I/O 出口は以下の制御を受け取ります。
  • オープン: 「実」データ・セット・オープンの後
  • クローズ: 「実」クローズの前
  • 受信確認: DASD からの読み取り直後 (File Manager の切り捨てまたは埋め込みまたはその他の変更の前)
  • 書き込み: DASD への書き込み直後 (File Manager の切り捨てまたは埋め込みまたはその他の変更の後)

機能コードは、どのアクションを行うかを判別するために I/O 出口が使用する必要があるキー入力です。以降の節では、I/O 出口処理中の制御とデータのフローについて、機能コードによって決定される呼び出しタイプに重点を置いて説明します。