トレース
File Manager で出口が実行されている間、その出口をトレースすることができます。これを行うため、出口はログ・ファイルに書き込まれます。ログ・ファイルに書き込むには、CRALOG という名前で DD を定義してください。RECFM FB と LRECL 132 を持つ順次ファイルでなければなりません。
FMNCRAEX はロギング・コールバック関数を使用するため、FMNCRAEX の呼び出し元に応じて異なるロギング関数を指定できます。サンプル TEST プログラムでは、ログ出力は単に表示されるだけです。File Manager が FMNCRAEX を呼び出すと、上で説明したように、ログ情報を定義済み DD に書き込みます
コールバック機構とは、以下のスタイルでロギング呼び出しが書き込まれることを意味します。
IF TRACELVL >= TRACEBAS THEN
MOVE SPACES TO LOG-TEXT
MOVE TRACELVL TO INT-TO-CHAR
STRING "Initializing RAM, TRACELVL = " DELIMITED BY SIZE
INT-TO-CHAR DELIMITED BY SIZE
INTO LOG-TEXT
CALL LOGFUNC USING LOG-HOST, LOG-MODULE, LOG-TEXT
END-IF.トレースのレベル:
- TRACEOFF
- トレースなし
- TRACEERR
- エラー・メッセージのみをトレース
- TRACEBAS
- 基本出口機能をトレース
- TRACEFUL
- すべてをトレース