表示フォーマット
どの表示形式がニーズに最も合っているかを判断するには、以下の表示形式の説明を検討してください。
- CHAR
- 文字表示形式。この形式は、キーボードを使用して入力可能な文字から構成されている、構造化されていないテキストを表示または編集するのに適しています。
Record 0 Col 1 Format CHAR ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+--- **** Top of data **** 01 REC-TYPE01. 0008000 03 REC-TYPE PIC XX. 0009000 03 NAME PIC X(20). 0010000 - HEX
- 16 進数が上下に表示され、その後に目盛りが続く形式。この形式では、それぞれのバイトの文字用、ゾーン用、および数字用に別々の行を使用します。16 進上下形式は、キーボードで入力できないか表示できない文字や値から構成されているデータを編集するのに適しています。例えば、DBCS 文字やパック 10 進数を編集するときに HEX 表示形式が必要となる場合があります。
Record 0 Col 1 Format HEX **** Top of data **** 01 REC-TYPE01. 0008000 4444444FF4DCC6EEDCFF4444444444444444444444444444444444444444444444444444FFFFFFF 00000000109530387501B0000000000000000000000000000000000000000000000000000008000 ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+---- 03 REC-TYPE PIC XX. 0009000 4444444444FF4DCC6EEDC44444444444444DCC4EE4444444444444444444444444444444FFFFFFF 00000000000309530387500000000000000793077B0000000000000000000000000000000009000 - LHEX
- 不定形式の 16 進数。この形式は、HEX 形式に置き換えられました。ただし、File Manager を長年使用しているユーザーが馴染みのあるレイアウトで 16 進文字で作業し続けられるように、この製品では保存され、使用できるようになっています。
Record 0 Col 1 Format LHEX - - - - + - - - - 1 - - - - + - - - - 2 - - - - + - - - - 3 - - - - + - - - - **** Top of data **** 40404040404040F0F140D9C5C360E3E8D7C5F0F14B404040404040404040404040404040404040 40404040404040404040F0F340D9C5C360E3E8D7C54040404040404040404040404040D7C9C340 40404040404040404040F0F340D5C1D4C5404040404040404040404040404040404040D7C9C340 40404040404040404040F0F340C5D4D7D3D6E8C5C560D5D64040404040404040404040D7C9C340ZOOM モードでは、選択されたレコードが定様式の 16 進数および文字 (システム・ダンプ形式) として表示されます。例:
Col 1 Format LHEX Record Length Byte ---------------- Hex ----------------- ------ Char ------ 1 80 0000 40404040 404040F0 F140D9C5 C360E3E8 * 01 REC-TY* 0010 D7C5F0F1 4B404040 40404040 40404040 *PE01. * 0020 40404040 40404040 40404040 40404040 * * 0030 40404040 40404040 40404040 40404040 * * 0040 40404040 40404040 F0F0F0F8 F0F0F0F0 * 00080000* - SNGL
- 単一レコード・フォーマット (テンプレートを使用する場合にのみ使用可能)。表示を単一レコードに制限します。表示対象として選択されるフィールド情報と、フィールド名の長さによっては、各フィールドが 1 行以上になる場合があります。SNGL 表示形式は、単一レコードにフォーカスする必要がある場合に、フィールドまたはレコードに構造化された情報を表示するのに適しています。
View FMN.V15R1M3.SFMNSAM1(FMNCDATA) Rec 1 of 40 Format SNGL Top Line is 1 of 11 in Record 17 Ref Field Picture Typ Start Len Data 1 1 REC-TYPE02 AN 1 80 2 2 REC-TYPE XX AN 1 2 02 3 2 NAME X(20) AN 3 20 Bob McDonald 4 2 JOB-TITLE X(14) AN 23 14 Programmer 5 2 ADDR1 X(20) AN 37 20 67 Hampshire Road 6 2 ADDR2 X(20) AN 57 20 Parkwood 7 2 POSTCODE X(4) AN 77 4 4507 **** End of record ****この例では、Ref (フィールド参照)、Field、Picture、Typ (タイプ)、Start、および Len (長さ) の各列を表示し、フィールド列には構造情報 (コピーブック・エレメント・レベル) が含まれています。これらの列の表示の多くはオプションです (デフォルトでは、これらの列が表示されます)。
SNGL モードで表示される情報を変更するには、以下のコマンドの 1 つを入力します。
- JUST
- 数値フィールドを左寄せします。
- PIC
- ピクチャー列を表示または非表示にします。
- RDF
- 再定義情報 (Field 列内) および再定義されたフィールドを表示または非表示にします。このコマンドは、TABL 表示で再定義されたフィールドの表示にも影響します。
- REFS
- フィールド参照列を表示または非表示にします。
- SLOC
- 開始列を表示または非表示にします。
- STR
- フィールド列の構造情報を表示または非表示にします。
- TYP
- タイプ列および長さ列を表示または非表示にします。
- CCSID
- CCSID 列を表示または非表示にします。
これらのコマンドは、現在のパネルの状態に応じて表示形式をオンからオフまたはオフからオンに変更する切り替えコマンドです。コマンドは現行のエディター・セッションにのみ影響し、デフォルト設定は変更されません。
エディター・パネルのデフォルト設定を変更するには、以下のようにします。
- エディター・セッション中でないことを確認します。
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」から「Options (オプション)」>「Editor options (エディター・オプション)」を選択します。
- 「Editor Options (エディター・オプション)」パネルで、SNGL 表示または印刷に関する以下のレコード・フォーマット・オプションを選択またはクリアします。
- フィールド参照番号
- フィールド・タイプおよび長さの値
- PICTURE 文節
- 開始位置
- 構造体
- 数値フィールドの左寄せ
- 再定義フィールド
注: これらのオプションは、エディター・セッション中は変更できません。 - TABL
- 表形式 (テンプレートを使用する場合にのみ使用可能)。次のように、フィールドは、列に整列されます。この形式は、フィールドまたはレコードに構造化された情報を表示し、複数のレコードを検討する必要がある場合に適しています。
REC-TYPE NAME EMPLOYEE-NO AGE SALARY MONTH(1) #2 #3 #4 #5 #6 #7 AN 1:2 AN 3:20 BI 23:2 BI 25:2 PD 27:4 BI 31:4 <> <---+----1----+----> <---+-> <---+-> <---+--> <---+----> 01 Grant Smith 7712 35 75000 6 01 Andrew Apple 6645 53 78500 30 ⋮TABL 表示形式の場合は、一度に表示されるのはデータ・セット中のレコード・タイプの 1 つだけです。画面の最上部の列見出しは現行レコード・タイプのフィールドを反映しています。見出しには、以下の 3 つの行があります。field_heading #n [R #n] type start_column:length <- … ->各部の意味は以下のとおりです。
- field_heading
- デフォルトでは、コピーブックで定義されているフィールド名になります。これは、テンプレートを編集することによって変更できます。詳しくは、テンプレートの作成と編集を参照してください。
- #n [R #n]
- フィールド参照。これは、File Manager 内でフィールドを参照するために使用します。例えば、FIND 基本コマンドをあるフィールドだけの検索に制限するには、それらのフィールドにフィールド参照を指定します。
フィールドが別のフィールドを再定義する場合には、再定義されるフィールド の前に「R」を表記することによってそのことが示されます。例えば、
#5 [R #4]は、これがフィールド 5 であり、フィールド 4 を再定義するものであることを示しています。 - type
- フィールドのデータ・タイプ。
- start_column
- フィールドの開始桁。
- length
- フィールド長。
- <- … ->
- フィールドのサイズを表す罫線。
その他のタイプのレコードは表示から「抑制」され、非表示にされるか、シャドー行によって表されます。
CHAR、HEX、および LHEX 形式で、SNGL または TABL 形式の英数字フィールドの場合は、 表示できない文字 (「非表示」文字) はピリオドとして表現されます。
- 定様式フィールド・データの 16 進値は、コマンド行に「
HEX ON」を入力することによって表示できます。例えば、TABL 表示形式でデータを表示しているとき、表示が次のようである場合、
次にコマンド HEX ON を出すと、次のような 16 進数表記が表示されます。Order# # Items Date Time Seller Buyer (1) (1) #6 #7 #9 #13 #18 #19 #31 #32 A00001 1 900227 010101 1144 20 25 9999 A00004 1 900310 100530 1144 10 15 0099Order# # Items Date Time Seller Buyer (1) (1) #6 #7 #9 #13 #18 #19 #31 #32 A00001 1 900227 010101 1144 20 25 9999 CFFFFF 00001 FFFFFF FFFFFF 0014 0000 0001 0020 100001 0000F 900227 010101 014F 002F 0009 007F A00004 1 900310 100530 1144 10 15 0099 CFFFFF 00001 FFFFFF FFFFFF 0014 0000 0000 0006 100004 0000F 900310 100530 014F 001F 000F 0003 - 数値フィールドに、数値として正しく解釈できないデータが入っている (例えば、 パック 10 進数フィールドに無効なパック値が入っている) 場合は、 このフィールドは、強調表示されたアスタリスクとして表示されます。
- 数値フィールドには有効な数値が入っているが、値が画面上のフィールド (オリジナル・コピーブックのピクチャー仕様に定義されているとおり) に割り振られている幅に収めるには大きすぎる場合は、その値は切り捨てられます。切り捨てが行われたことを示すために、このフィールドは強調表示されます。
切り捨てなしにフィールド全体を表示するには、テンプレートを編集し、フィールドの出力幅を指定する必要があります。
- フィールドが配列エレメントである場合は、そのフィールド見出しの後には 括弧で囲まれた添え字が続きます (例えば、ELEMENT(1))。
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